蛇神をめぐる伝承―古代人の心を読む

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蛇神をめぐる伝承―古代人の心を読む

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  • サイズ 46判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791773107
  • NDC分類 387
  • Cコード C0095

出版社内容情報

神が神でなくなるとはどういうことか
その怪異な姿と独特の習性のゆえに、古代の人々が「神」と恐れあがめた蛇。ときに人間の女性と結婚し、ときに人びとにいけにえを求め、ときに刀剣・雷として現れ、そして、ときに見た者の一族を滅ぼす力をもつものと考えられてきた。上代・中古の文献を広く渉猟し、「蛇」にまつわる逸話を仔細に分析することで、そうした「をろち」の圧倒的な霊威がなぜ失われてしまったのかという謎にせまる。

内容説明

『古事記』『日本書紀』『万葉集』から、『今昔物語集』『日本霊異記』まで。その怪異な姿と独特の習性のゆえに、古代の人々が「神」と恐れあがめた蛇。ときに人間の女性と結婚し、ときに人びとにいけにえを求め、ときに刀剣・雷として現れ、そして、ときに見た者の一族を滅ぼす力をもつものと考えられてきた。上代・中古の文献を広く渉猟し、「蛇」にまつわる逸話を仔細に分析することで、そうした「をろち」の圧倒的な霊威がなぜ失われてしまったのかという謎にせまる。

目次

序章 毒気を吐いて人間を殺す蛇神
第1章 美男に変身して女に近づく蛇神
第2章 四つめの「三輪山説話」と蛇神
第3章 刀剣でもあり雷でもある蛇神
第4章 「三輪山伝説」の影響と蛇神・雷神
第5章 皇子を執拗に追いかける蛇女
第6章 人間に制圧され排除される蛇神
第7章 英雄に退治される「八俣の大蛇」
第8章 連想を呼ぶ「陰突き」と蛇神
終章 神性・霊威を失っていく蛇神たち

著者等紹介

佐佐木隆[ササキタカシ]
1950年生まれ。学習院大学教授。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。東洋大学専任講師、同大学助教授、学習院大学助教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mittsko

7
『古事記』『日本書紀』『風土記』を中心に、『今昔物語集』他を補助的に用いて「蛇神あるいは蛇に対する古代人の考えかたを詳しく見ていく」一書。次々と紹介されるこれら文献上の言葉と説話が、美男、三輪山、刀剣、雷などのカテゴリへと実に綺麗に整理されていきます。ボクの専門とはあまりに違うので、学術上の評価をあたえることはできませんが、とにかく楽しく読ませていただきました…(*´ω`*) 日本の「原始宗教」あるいは古代神話の一端を垣間見たように思え、大変勉強になりました 感謝です!2024/01/05

fuyukii1

1
なろほどー2022/05/08

わ!

1
めちゃくちゃ面白い内容だった。この本のタイトルからして、民俗学者か、宗教学者が書いた本かなと思いながら読んでいたのだが、どうも論旨の進み方が、そのどちらとも異なっている。もちろん著者履歴でチェックしていたのだが、佐佐木さんの専門分野が書かれていなかったのである。…で、読み進めるにあたり、著者は、一体何を専門に研究した人なのだろうと言う事が、とても気になったのである。調べてみると、古代日本語研究、古代文献研究の教授だと言う事がわかり、この面白さは、そんな異分野から来るのか…と、ウキウキしながら読んでいた。2021/01/19

バッドリーダー

1
旧著『日本の神話・伝説を読む』(岩波新書、2007年)との違いについて、「個々の話を分析する視点が、旧著ではことばと神話や説話との関係はどのようなものだったか、というところにあって、古代人は蛇・蛇神についてどのように考えていたのかという、本書の視点とは少なからず異なっている。」としている。 弥生時代から平安時代まで、1000年以上のあいだの人の営みを「古代人」と一絡げにできるのか、また、「蛇神」という全体概念を「古代人?」なる人たちが抱いていたのか疑問である。文法学に見られた精彩を欠いている。2020/11/20

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