近世旅行史の研究 - 信仰・観光の旅と旅先地域・温泉

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  • サイズ A5判/ページ数 451p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784792410575
  • NDC分類 384.37
  • Cコード C3021

出版社内容情報

旅行者と旅行地域という二つの要素を分析対象とし、旅の近世的特質を明らかにする。旅行史と地域観光論をつなぐ歴史研究書。

序 章 本書の課題と方法

第一部 旅行者論

第一章 旅の行程とその特徴 ―道中日記・紀行文の統計的分析―
第二章 多様化する近世の旅 ―道中日記にみる奥羽からの上方旅行―
第三章 石碑のある光景 ―近世の知識人と松島―
第四章 道中日記にみえる庶民の観光
第五章 近世の温泉利用とその特性 ―「養生」の勧めと旅行者―

第二部 旅先地域論

第六章 近世の旅先地域と諸営業 ―上野国吾妻郡草津村を事例に―
第七章 旅先地域と客引き ―近世後期の上野国吾妻郡草津村を事例に―
第八章 近世の温泉運営と領主 ―仙台藩領村落の災害対応を事例に―
第九章 近世の温泉と領主政策 ―仙台藩領の温泉を事例に―
終 章 本書の成果と課題

初出一覧/あとがき/索引


高橋 陽一[タカハシ ヨウイチ]
高橋陽一(たかはし よういち)……1977年生まれ 博士(文学) 現在、東北大学東北アジア研究センター助教

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

5
近世の旅行を、旅行者と受け入れ先である旅先地域の両面から分析した研究。近世の旅の多元性、観光地化の萌芽、利害を調整する地域のシステム、領主権力との関係など、掲げられる論点は多岐にわたり、重要な成果です。2017/03/22

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