出版社内容情報
晩年の慶喜を撮った多くの写真を詳細な資料をもとに読み解き、徳川家と天皇、維新の元勲たちとの微妙な関係を推量する。
明治35 年66 歳で公爵に叙せられ、名誉回復なった慶喜はその後十余年をどんな心境生きたのか。晩年の慶喜を撮った多くの写真を詳細な資料をもとに読み解き、徳川家と天皇、維新の元勲たちとの微妙な関係を推量する。大政奉還して多くの家臣に恨まれた慶喜は三十数年後、ようやく安堵の微笑みを漏らしたのか。写真多数。
一 ご授爵記念日
二 ご譜代衆主催祝賀会
三 徳川・松平一門祝賀の宴
四 慶喜の謝辞
五 微笑む慶喜
六「お三方様のお写真」
七 近代天皇制国家に包囲されて
八 「御前」と「お祖父さま」
【著者紹介】
千葉県松戸市出身。國學院大學文学部国文科卒業。出版社勤務をへてフリーの編集者となり、『徳川慶喜家の子ども部屋』(榊原喜佐子著)、『謎とき徳川慶喜』(河合重子著)(いずれも草思社刊)など、徳川慶喜にかかわる本を手がけてきた。
内容説明
明治35年、66歳の徳川慶喜は、公爵に叙せられ、ようやくにして名誉回復となった。それから亡くなるまでの十余年、晩年の慶喜はどう生きたか。多くの写真を史料から読みとき、慶喜の心境を推理した「写真帖 晩年の慶喜」。天皇、元勲、幕末維新の徒、旧幕臣たちとの関係は。明治華族界を彩り豊かに描く。
目次
1 御授爵記念日
2 御譜代衆主催祝賀会
3 徳川・松平一門祝賀の宴
4 慶喜の謝辞
5 微笑む慶喜
6 「御三方の御写真」
7 近代天皇制国家に包囲されたか
8 「御前」と「お祖父様」
著者等紹介
戸張裕子[トバリヒロコ]
千葉県松戸市出身。國学院大學文学部国文科卒業。出版社勤務をへてフリーの編集者となる
河合重子[カワイシゲコ]
東京八王子出身。家は四代続いた履物商。府立第四高等女学校(現南多摩高等学校)をへて、戦時下新設された東京女子大学歴史科に学び、一回生として卒業。卒業後は家業に従事するかたわら徳川慶喜研究をつづける。昭和54年「歴史読本」に慶喜の趣味と書物について書いて以後、新聞、雑誌、慶喜展のカタログに慶喜論を発表してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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