微笑む慶喜―写真で読みとく晩年の慶喜

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794220240
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

晩年の慶喜を撮った多くの写真を詳細な資料をもとに読み解き、徳川家と天皇、維新の元勲たちとの微妙な関係を推量する。

明治35 年66 歳で公爵に叙せられ、名誉回復なった慶喜はその後十余年をどんな心境生きたのか。晩年の慶喜を撮った多くの写真を詳細な資料をもとに読み解き、徳川家と天皇、維新の元勲たちとの微妙な関係を推量する。大政奉還して多くの家臣に恨まれた慶喜は三十数年後、ようやく安堵の微笑みを漏らしたのか。写真多数。

一 ご授爵記念日
二 ご譜代衆主催祝賀会
三 徳川・松平一門祝賀の宴
四 慶喜の謝辞
五 微笑む慶喜
六「お三方様のお写真」
七 近代天皇制国家に包囲されて
八 「御前」と「お祖父さま」

【著者紹介】
千葉県松戸市出身。國學院大學文学部国文科卒業。出版社勤務をへてフリーの編集者となり、『徳川慶喜家の子ども部屋』(榊原喜佐子著)、『謎とき徳川慶喜』(河合重子著)(いずれも草思社刊)など、徳川慶喜にかかわる本を手がけてきた。

内容説明

明治35年、66歳の徳川慶喜は、公爵に叙せられ、ようやくにして名誉回復となった。それから亡くなるまでの十余年、晩年の慶喜はどう生きたか。多くの写真を史料から読みとき、慶喜の心境を推理した「写真帖 晩年の慶喜」。天皇、元勲、幕末維新の徒、旧幕臣たちとの関係は。明治華族界を彩り豊かに描く。

目次

1 御授爵記念日
2 御譜代衆主催祝賀会
3 徳川・松平一門祝賀の宴
4 慶喜の謝辞
5 微笑む慶喜
6 「御三方の御写真」
7 近代天皇制国家に包囲されたか
8 「御前」と「お祖父様」

著者等紹介

戸張裕子[トバリヒロコ]
千葉県松戸市出身。國学院大學文学部国文科卒業。出版社勤務をへてフリーの編集者となる

河合重子[カワイシゲコ]
東京八王子出身。家は四代続いた履物商。府立第四高等女学校(現南多摩高等学校)をへて、戦時下新設された東京女子大学歴史科に学び、一回生として卒業。卒業後は家業に従事するかたわら徳川慶喜研究をつづける。昭和54年「歴史読本」に慶喜の趣味と書物について書いて以後、新聞、雑誌、慶喜展のカタログに慶喜論を発表してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mitei

72
晩年の徳川慶喜の様子の写真が印象的だった。2013/12/12

糜竺(びじく)

43
江戸幕府の最後の将軍、徳川慶喜が晩年どのように生きていたのか、なんとなく、おぼろげながら興味がありました。そして、その晩年の頃の、慶喜の写真もいくつもこの本にはのせられており、面白そうだと思い購入しました。読んでいて、慶喜は名誉も回復し、一族や旧幕臣達にも囲まれて、充実した日々をおくったのではないかと見てとれました。大政奉還、江戸の無血開城、そして蟄居謹慎と色々、幕末の頃は無念の日々が続いたと思いますが、晩年は幸せそうで何よりと感じました。2016/03/06

Mumiu

24
晩年の徳川最後の将軍。もう、とても素敵なイケ爺。大礼服姿も紋付も、どれもがお似合いで、枯れ専転向しちゃう子が続出するんじゃないかってくらいの素敵さ。去年の大河「八重の桜」の会津との関係で私的に株を大きく下げた方ですが、ここらへんの話ももっと知った上で、あの時代の人物をそれぞれ評価しなくては。この穏やかな微笑みは、それまでのどんなドラマの積み重ねの上にあるのだろう。内孫の歌うはとぽっぽをいっしよに口ずさむ元将軍、ひとの親であり、おじいちゃんなんですね。2014/07/20

あんこ

1
すごく良かった。資料の裏を読む著者の想像(妄想?)も大層好みでした。2014/04/06

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