内容説明
社会の現実へ目を向けた実践的・総合的考察。「総論」「親族と後見」「私的扶養と公的扶養」「家族への社会的支援」の４つのテーマから広範に検討。２４名の研究者が集い、幅広く時代の要請に応える。
目次
１ 総論（親族・世帯の法的位置づけ―医療保険法と介護保険法を素材として；社会保障法における「個人」と「世帯」―“「主体」・「空間」枠組み”による位置づけ；ドイツにおける規範的「婚姻」「家族」概念の変容可能性―同性パートナーと子供により構成される共同体の取扱いをてがかりとした一考察；グローバル社会における家族問題―退去強制させられる子どもの最善の利益）
２ 各論（親権と後見をめぐる課題；私的扶養と公的扶養をめぐる課題；家族への社会的支援をめぐる諸課題）
著者等紹介
古橋エツ子［フルハシエツコ］
花園大学名誉教授。１９４２年生まれ。１９７１年愛知学院大学大学院法学研究科法律学専攻修士課程修了（法学修士）、１９８７年新潟大学講師、１９８９年花園大学助教授・教授および同大学院教授を経て、２００９年花園大学名誉教授、名古屋経営短期大学学長（２０１３年３月迄）、２０１３年より現職。専門：社会保障法、家族政策論
床谷文雄［トコタニフミオ］
大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。１９５３年生まれ。１９８２年大阪大学大学院法学研究科博士後期課程退学（法学修士）。専門：民法・家族法
新田秀樹［ニッタヒデキ］
中央大学法学部教授。１９５８年生まれ。１９８１年東京大学法学部卒業後厚生省に入省、名古屋大学助教授、厚生労働省室長、内閣参事官、大正大学教授等を経て、２０１３年から現職。専門：社会保障法、社会保障政策論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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