内容説明
多次元的な国際社会における法規範の理論と変容から新たな政策的・学問的探求を試みる。
目次
第1部 グローバル化時代の法規範の新たな展開(民族紛争後の国家再建における多民族共生と国際法―ボスニア憲法裁判所および欧州人権裁判所の裁判例を中心として;武力紛争における子どもの保護―子ども兵士に関する戦争犯罪について;国際事件に対する日本独禁法の適用・執行―ブラウン管事件を素材として)
第2部 国際法理論の深化と発展(国際法における「断片化」概念の多様性に関する一考察―「断片化」概念の現状とその問題点;国際法における「災害」の概念に関する序論的考察―国連国際法委員会の作業を中心に)
第3部 国際紛争の平和的解決の諸相(国際司法裁判所の職権による鑑定人召喚に関する一考察;投資条約仲裁手続による国家行為の条約適合性判断)
第4部 グローバル化時代の国際法の基本構造(国際責任法の新たな展開―国際組織の責任に関する法典化作業とその理論的意義)
著者等紹介
植木俊哉[ウエキトシヤ]
1960年大分市生まれ。1983年東京大学法学部卒業。1999年東北大学法学部教授、2000年より東北大学大学院法学研究科教授、2004年から2006年まで東北大学大学院法学研究科長・法学部長、2006年より現在まで東北大学理事として東北大学大学院法学研究科教授を併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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