アート・ビギナーズ・コレクション
もっと知りたいルドン―生涯と作品

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  • サイズ B5判/ページ数 79p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808709372
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0071

目次

序章 荒地の子ども時代(1840~1850年 0~10歳)―ルドンの原風景
1章 エチュードの時代(1851~1869年 11~29歳)―ボルドーとパリの日々
2章 黒の時代(1870~1888年 30~48歳)―異形のものたちとの対話
3章 闇から光のなかへ(1889~1898年 49~58歳)―黒との決別
4章 色彩との結婚(1899~1916年 59~76歳)―パステルが奏でる夢幻

著者等紹介

高橋明也[タカハシアキヤ]
1953年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究修士課程修了。国立西洋美術館学芸課長等を経て、現在、三菱一号館美術館館長。専門はフランス近代美術。2010年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章

山本敦子[ヤマモトアツコ]
1953年生まれ。東京藝術大学芸術学科大学院修士課程修了。現在、岐阜県美術館学芸部長。西洋美術史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Nat

46
図書館本。少し前から気になっているルドン。黒の時代もいいけど、色彩に転向してからの作品も好き。パステルで描かれた花々が素敵!岐阜県美術館が、国内随一のルドンコレクションを誇っていることを初めて知った。是非見に行ってみたい。2023/01/30

風に吹かれて

20
河出文庫のユイスマンス著『さかしま』の表紙にはルドンの絵が使われている。暗い沼で人間の顔をした花を咲かせている植物……。他に思い起こすルドン(1840-1916)の絵は「眼」。暗い中空に浮かぶ羽のある「眼」、暗がりから覗いている「眼」など。どれも黒い。私のルドンはそこまでだったが、後年、色彩のルドンが登場することを本書で知る。女性の横顔や花を色鮮やかに描く。パステルを使った絵がこれほど美しいと思ったことはこれまでなかった。 →2022/08/22

kaoru

18
三菱一号館の「ルドン展」の《グラン・ブーケ》は本当に素晴らしかった。ルドンの愛した故郷ペイルルバード、植物学者アルマン・クレルヴォーや師プレスダンとの出会い、「黒の時代」を経て色彩画家に変貌を遂げてからが図版とともに過不足なく語られている。文学者や音楽家とのつながりも深く、唯一無二の夢幻的な世界を描いたルドン。神話であれ花の絵であれ、彼の絵からはいつも音楽が聴こえてくるような気がする。1917年に没してから一世紀以上が経過したが、自然との調和を感じさせる彼独特の世界はますます輝きを増しているようだ。2018/05/29

ステビア

16
好きです、ルドン。日本にもいくつか所蔵されているらしいから見てみたい。2015/01/27

ねこけし

14
ルドンの絵を観て、彼の人生がとても気になり読みました。黒い時代、黒から色彩への変化、宗教、花と人、音楽と人。その時々で何があったのか興味深かったです。花の絵、装飾画はとても美しかった。次にまた絵を見る機会があったらもっと彼の人生や思いを考えながら見てみたい。2018/06/12

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