出版社内容情報
倫理学・環境学の基礎知識を解説しながら、環境倫理学の全体像を紹介し、また、風景論という視点から、日本とドイツの環境思想の融合を試みる。
目次
風景と「私たち」―問題設定
自己決定論と環境倫理学
水俣病の教訓と生態系の保護について
ドイツの環境思想について
動物に対する義務―シンガーとハーバマースの異同
未来世代への義務と記憶の継承―風景論への移行
景観論の展開とその限界
風景化論の展開
崇高な自然の倫理学
風景化論とナショナリズムの関係
環境社会学の視座
風景の語らいと生活空間
「私たち」の拡張とその問題
著者等紹介
菅原潤[スガワラジュン]
東北大学大学院文学研究科博士課程修了(1998年)。長崎大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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