内容説明
『失われた契約理論』『私法理論のパラダイム転換と契約理論の再編』の著者が描こうとしたヨーロッパ法史の流れとは?遺稿となった本作は未完である。しかしその足跡は目指す先をはっきりと示している。三部作の完結編!遺稿から蘇る体系の全貌。
目次
第1部 義務の体系(人間の実践的行為の構想とその評価枠組み;意思自由論の系譜;自然法の構想)
第2部 私法の一般理論の誕生(私法の一般理論と後期スコラ学派;意思概念の法学への導入;後期スコラ学派の私法理論;グロチウスの私法体系;もう一つの私法理論のパラダイム転換)
著者等紹介
筏津安恕[イカダツヤスヒロ]
1950年鳥取県に生まれる。1975年東北大学法学部卒業。1981年名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学(法哲学・法思想史)。2000年名古屋大学大学院環境学研究科教授。2005年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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