内容説明
CSR元年とも呼ばれる2003年から、さまざまな変遷を経て進展してきた世界のサステナビリティ(持続可能性)への取組み。その現状は?そして、今後それはどのような道を歩んでいくのか?本書では「まず見て、そして考えてみたい。企業はサステナビリティに取り組むべきというテーゼを所与とし、結論としてその再確認を行うことを避けようと思う。まず、現在世界で起こっていることを観察し、そのうえですべきことを考えたい」と著者は言う。終章に登場する「サステナビリティ・ミックス」は、CSRの誕生からサステナビリティに深くかかわってきた著者によるメッセージである。CSR、ESG、SDGs、タクソノミー、次に来るものとは―。
目次
第1章 企業を取り囲むサステナビリティ・マップの変貌
第2章 気候変動、マイクロプラスチック:環境イシューの潮流
第3章 人権サプライチェーン対応の今とこれから
第4章 サステナビリティとファイナンス
第5章 次世代ディスクロージャー
第6章 SDGsでイノベーション
第7章 サステナビリティ・ミックス
著者等紹介
藤井敏彦[フジイトシヒコ]
多摩大学大学院客員教授。独立行政法人経済産業研究所コンサルティングフェロー。1987年東京大学経済学部卒。同年通商産業省(現経済産業省)入省。1994年ワシントン大学(シアトル)MBA。2000‐2004年JBCE(在欧日系ビジネス協議会)事務局長、対EUロビイストとして活動。CSR、ルールメーキング、ロビイングなど広く企業経営と社会の相互関係を研究対象とし、歴史、哲学、宗教などに関する深い洞察に立脚した経営論、イノベーション論は高い評価を受けている。講演、執筆等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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