ヒロインの旅―女性性から読み解く“本当の自分”と創造的な生き方

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ヒロインの旅―女性性から読み解く“本当の自分”と創造的な生き方

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784845916306
  • NDC分類 143.1
  • Cコード C0011

出版社内容情報

「英雄の旅」と対をなす「ヒロインの旅」、決定版!

ユング心理学やジョゼフ・キャンベルへのインタビューをもとに、世界の神話や心理療法の実例から、女性の豊かな領域を描く。



本書はジョゼフ・キャンベル氏の有名な「英雄の旅」(ヒーローズ・ジャーニー)をもとに、英雄ではなく「ヒロイン」はどのような旅をたどるのかを、ステップごとに解説した「ヒロインの旅」の決定版です。

THE HEROINE’S JOURNEY:Woman's Quest for Wholenessという原題の通り、男性的な価値観の社会において、女性が完全な存在になるには何が必要か? 失われた女性性と男性性の融合=「全体性」を目指して、ヒロインは旅をしていきます。英雄にはない複雑なステップや、一見目には見えない大きな心の変化、内面の世界の変遷について丁寧に追い、神話やおとぎ話、古代のシンボルや女神、現代人が見る夢を分析しながら、女性性の価値と意義、リアリティーを解き明かします。

心理学の研究者、現代の女性として生き方を見つめ直したい方、神話や心理学を扱った文学や物語論に関心のある方、小説や脚本、漫画、ゲームシナリオのなどの物語創作者にとっても、有益な1冊です。



「私は心理療法家として三十代から五十代の女性の悩みを聞いてきた。彼女たちは人生の意味を見失い、むなしさや孤独、怒りを訴える。みな典型的な「英雄の旅」 を歩み、学問や仕事て?成果を上け?た。なのに途方に暮れるのた?。「いったい、何のため?」と。 頑張って上に行くほと?多忙になり、過労て?体調を崩す。何か?間違っていたのた?ろう。彼女たちの話を聞くと、本来のあり方を否定しているように思える。
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女の生き方と「英雄の旅」の関係についてシ?ョセ?フ・キャンヘ?ル氏に話を伺った。 一九八一年のことた?。「英雄の旅」はヒロインにも当てはまるか?、失なわれた女性性の癒しか?必要た?。
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女も旅をする。自分の価値を知り、心の傷を癒して女らしさを享受する旅た?。
それは大切な内面の旅て?あり、ハ?ランスか?とれた人格形成を目指して歩む。
この旅はヒロインにとって難しい。目印も案内人も地図もなく順番通りのルートもない。人に認められることもほとんと?ない。むしろ無視され、邪魔される。
この本て?述へ?る「ヒロインの旅」はシ?ョセ?フ・キャンヘ?ル氏の「英雄の旅」から導き出したものて?ある。 た?か?、使う用語も形も大変女性的た?。私は自分の背中の痛みから、それを思いついた。



★原書は古典の名著として知られるベストセラー。心理学研究の定番書
★世界12ヵ国以上で翻訳された実績
★時代を問わずに読み継がれる、古びない内容

第一章 女らしさを離れて
女らしさの否定
旅の始まり:母離れ
恐ろしい母と「ネガティヴ・フェミニン」
母を捨てる
よい母親からの分離
女の身体の拒絶
母に拒絶される

第二章 男らしさに自分を近づける
父の娘
仲間としての父親
パパの娘:女性性の吸収
父を求めて:仲間を集め
肯定的な男性の不在

完璧中毒
父親のルールを学ぶ
父親たちへの通告

第三章 試練の道
怪物やドラゴンとの対決
依存の神話
双頭のドラゴン
女はだめだという神話
鬼退治
恋愛の神話
プシュケとエロス

第四章 成功の幻想
スーパーウーマンの神話
女性神話に反動して
嘘の達人
「まだ足りない」という思い込み

第五章 拒否する強さ
裏切られた感覚
干からびた魂
父の裏切り:イピゲネイア
神の裏切り
男性社会の娘たち
拒否したらどうなるか
拒否すること:王様殺し

第六章 通過儀礼と女神への下降
女性の通過儀礼
失なわれた自分のかけらを求めて
母/娘の謎
穀物の女神
イナンナの冥界下り
ダーク・マザーとの出会い
苦悩と復活を意識する

第七章 女性性を見直す
芋虫の姿の赤ん坊
身体/心の分離
女性のセクシュアリティー
家族が発するメッセージ
これが私の身体
心に蓋をする
切り離された嘆き
スパイダー・ウーマン
維持する女
創造者:変わる女とオシュン
器を磨く

第八章 母/娘の断絶を癒す
母なき娘たち
宿命としての母
自分の母を探して

神聖なる平凡さ
自然やコミュニティーの中の癒し
祖母の導き
神話を創作する女
女神像の起源
暗い夢の女
女の言葉
闇への回帰:マッドウーマンの訴え
女性の力を取り戻す

第九章 ハートがある男を探して
男性性の修復
男性性が作る壁
マチズマの解放
聖婚
叡智がある女、ハートがある男
女性性の力を癒す:ヒルデガルト
聖なる結合の夢

第十章 二元性を超えて
男女の亀裂を修復する
円の視点
神の二元性
ケルト系キリスト教
生き方としての円


モーリーン・マードック[モーリーンマードック]
ユング心理学を基本に神話やストーリーテリングの知識を織り交ぜ、男女の成長過程を豊かにするワークショップや講義、著述を行う。神話的な事象を自らの人生に見出し、アルツハイマー病を発症した実母との体験を綴ったエッセイ『Unreliable Truth: On Memoir and Memory』をはじめ、父と娘の軋轢を分析した『Fathers’ Daughters: Breaking the Ties that Bind』、児童対象のイメージ療法について述べた『Spinning Inward: Using Guided Imagery with Children for Learning, Creativity & Relaxation』他、多数の著書を発表。芸術方面でも活動歴があり、写真とエッセイ『Changing Woman: Contemporary Face of Goddess』プロジェクトなどを手掛ける。カリフォルニア州ベニス在住。

シカ・マッケンジー[シカマッケンジー]
関西学院大学社会学部卒。「演技の手法は英語教育に取り入れられる」とひらめき、1999年渡米。以後ロサンゼルスと日本を往復しながら、俳優、通訳、翻訳者として活動。教育の現場では、俳優や映画監督の育成にあたる。ウェブサイト英語劇ドットコムを通じ、表現活動のコンサルティングも行なっている。訳書に文化庁日本文学普及事業作品『The Tokyo Zodiac Murders』(英訳、共訳)、『魂の演技レッスン 22 』『“役を生きる” 演技レッスン』、『監督と俳優のコミュニケーション術』、『監督のリーダーシップ術』、『新しい主人公の作り方』、『ストラクチャーから書く小説再入門』、『クリエイターのための占星術』『世界を創る女神の物語』(フィルムアート社)他。

内容説明

ユング心理学やジョゼフ・キャンベルへのインタビューをもとに、世界の神話や心理療法の実例から、女性の精神の豊かな領域を描く。

目次

第1章 女らしさを離れて
第2章 男らしさに自分を近づける
第3章 試練の道
第4章 成功の幻想
第5章 拒否する強さ
第6章 通過儀礼と女神への下降
第7章 女性性を見直す
第8章 母/娘の断絶を癒す
第9章 ハートがある男を探して
第10章 二元性を超えて

著者等紹介

マードック,モーリーン[マードック,モーリーン] [Murdock,Maureen]
家族療法カウンセラー。教育コンサルタント。ユング心理学を基本に神話やストーリーテリングの知識を織り交ぜ、男女の成長過程を豊かにするワークショップや講義、著述を行う。芸術方面でも活動歴があり、写真とエッセイ『Changing Woman:Contemporary Face of Goddess』プロジェクトなどを手掛ける。カリフォルニア州ベニス在住

マッケンジー,シカ[マッケンジー,シカ] [Mackenzie,Shika]
関西学院大学社会学部卒。「演技の手法は英語教育に取り入れられる」とひらめき、1999年渡米。以後ロサンゼルスと日本を往復しながら、俳優、通訳、翻訳者として活動。教育の現場では、俳優や映画監督の育成にあたる。ウェブサイト英語劇ドットコムを通じ、表現活動のコンサルティングも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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3
この本の原書が1990年に発刊されたとは思えないくらいに、2020年代、ひいては未来の考え方なのではないかと思った。何にせよ、自分の中のステレオタイプな形に翻弄されたはならない。ある意味として、この考えは普遍的なことであるのだと確信しました。2018/06/25

Kyo

2
自身の内面として、LGBTまでとは言わないまでも、葛藤する部分があったため、そのヒントになることを求めて読みました。 結果は私の場合はアタリ。 一人の中にも男性原理と女性原理の両方はある。どちらが強くいのが今なのか、何が原因で、どう対処するのか、そして今後に遭遇するだろうこと等、見方によっては予見の書ですね。 神話をベースにしてるので、判断は各自に委ねらます。 私の場合は、自身の中にある論理と感覚のバランスに注視しながら取り組んでいることもあり、大きなヒントを得た。2017/07/29

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