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内容説明
日本の鉄道創業から150年にあたる2022年、長年築き上げた鉄道ネットワークを破壊しかねない政府の方針が提示された。輸送量の少ないJRローカル線の廃止を促進する内容である。一方でJRは一人百数十万円の料金で豪華なクルーズトレインを運行している。「一生に一度は乗りたい列車」より「一生乗り続けられる列車」を走らせるべきではないのか。このままでは新幹線と大都市の通勤路線しか残らず「時刻表が薄くなる日」が迫っている。鉄道の活用による持続的な交通体系を考える。
目次
第1章 時刻表が薄くなる日
第2章 公共交通の価値
第3章 誰が「お客さま」なのか
第4章 鉄道は「人」で動く
第5章 鉄道に乗ってもらうには
第6章 バス転換は解決策ではない
第7章 鉄道とSDGs
第8章 鉄道貨物の活用
第9章 すでに破綻したリニア新幹線
第10章 鉄道活用のための政策
著者等紹介
上岡直見[カミオカナオミ]
1953年東京都生まれ。環境経済研究所代表。1977年早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。1977年~2000年化学プラントの設計・安全性評価に従事。2002年~2022年法政大学非常勤講師(環境政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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