京都の凸凹を歩く - 高低差に隠された古都の秘密

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  • サイズ A5判/ページ数 150p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861525391
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0025

出版社内容情報

千年の都が生んだ地形のドラマ!
盆地の街、京都。実はその内側に、更なるガケの存在があった!豊臣秀吉由来の「御土居」をはじめ、凸凹ポイントで見つめ直せば、京都のディープな姿が出現する! 貴重な古地図と特製「3D凸凹地形図」で紹介する、街歩きの新提案。

【著者情報】
梅林秀行 [うめばやし・ひでゆき]
1973年愛知県生まれ。京都高低差崖会崖長。京都を中心にツアーガイドを行う。NHK「ブラタモリ」京都編と奈良編で注目!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

73
京都に対するイメージが一変する。ページをめくるたびに驚きの連続。聚楽第や御土居、伏見・淀城などを、不勉強なために、自分が過小評価していたことがわかった。それは同時に秀吉という人物の権力を小さくみていたことになる。本当は非常に大規模な土木・建築であり、それが歳月の中で見失われたわけである。しかしその目でみれば、今も遺構は「高低差」として残っており、跡をたどることが可能なことを教えてくれた。平安京は唐の都をモデルにしながら、城壁で囲むことはなかった。それを秀吉は城郭都市に改造したのであった。思わずうなる。2019/12/14

sofia

45
ブラタモリで何度も見たことがある方。場所も見たことあるところが出てきた。そして、タモリさんの「地形は変えられない。変えても土地が覚えている」という名言が何度も出てくる。東山七条に大仏というランドマークがあったことは知らなかった。私は「はんなり京都」を回るより、こちらの方が好き。2019/07/05

アルフ

19
読み手を選ぶ本だろうなぁ。ブラタモリ最多出演の梅林さん。この本の最大の魅力は、ええっ、伏見のこんな所に秀吉は水運引いて首都作ったん?向島とか槙島ってホンマにでかい池に浮かぶ島やったん⁉︎という、究極のギャップ萌え。つまり、普段通ってて見向きもされない寂れた場所に、こんな歴史の跡が!という興奮。京都をブラブラするのが好きな人は是非。それにしても奈良の大仏をしのぐ、京都大仏。見たかった!

三平

18
地形なんてマニアックなネタに出演者が心から楽しんでいるように見える番組「ブラタモリ」。見ている方まで楽しさが伝わってきて、その面白さにいつの間にか引き込まれていく。  何が面白いのかというと、何気なくみていた風景の中に隠された「物語」があること。ダイナミックな自然の力、歴史的事件、そしてそれぞれの時代を生きてきた人の営み、と様々なものが見えてくる。  関西の「ブラタモリ」ガイドとして何度も出演している高低差マニアの著者ならではの注目ポイントが新鮮で驚きがいっぱいだった。2016/05/11

17
伏見や御土居等、秀吉時代の遺構ばかりなので、そこがちょっと残念。ある意味、秀吉が京都を作ったというか、完全に古いものを壊し、作り替えてしまったという証なのかもしれないけれど、他の時代のことも知りたかった。ブラタモリの秘話で、タモさんに事前にどんなことをするか教えられなくて(勉強しちゃうから)、ぶっつけ本番というエピが記されていて面白かった。著者の梅林さんはご幼少のみぎり、おうちのお庭を改造して、my河岸段丘三角州扇状地をつくったという話に笑った。三つ子の魂百までも。2016/08/28

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