ウォーター・ビジネス―世界の水資源・水道民営化・水処理技術・ボトルウォーターをめぐる壮絶なる戦い

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ウォーター・ビジネス―世界の水資源・水道民営化・水処理技術・ボトルウォーターをめぐる壮絶なる戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861822193
  • NDC分類 518.1
  • Cコード C0033

内容説明

現在、世界では、環境汚染や異常気象によって二〇億人が水不足に陥っており、二〇二五年には、世界人口の三分の二が水不足に苦しむと試算されている。海水淡水化の施設が、世界中の海岸に建てられ、その多くが原子力発電によって稼働する。健康的に問題のあるナノ技術によって浄化された下水は、民営化された水道を通して、私たちの飲用水になる。お金持ちは、世界の稀少な水源地からの、あるいは、雲から抽出したボトルウォーターだけを飲み、貧しい人びとは、水を得られずに亡くなっていく。そして、グローバル水企業が世界の水を支配し、巨額の利益を上げる…。これは、SFの世界の話ではない。世界「水」市場120兆円、“水危機”を背景に急成長する水ビジネス―グローバル水企業の戦略、水資源の争奪戦、ボトルウォーター産業、海水淡水化、下水リサイクル、“ブルー・ゴールド”に集中する投資マネー…その最前線と実態をまとめた話題のベストセラー。“日本における「ウォーター・ビジネス」の現状と問題”収載。

目次

第1章 世界的な水資源の危機―その現状と未来
第2章 世界の水道の支配をねらうグローバル水企業の戦略
第3章 急成長する水ビジネス―海水淡水化、ボトル・ウォーター、水源開発、水ファンド…
第4章 水の未来を左右する草の根ムーブメント―ウォーター・ビジネスへの反発
第5章 国際政治の主要課題としての水問題―水資源の争奪戦
日本語版解説 日本の「ウォーター・ビジネス」をめぐる現状と問題
資料編

著者等紹介

バーロウ,モード[バーロウ,モード][Barlow,Maude]
1947年生まれ、カナダ・オタワ市在住。環境問題に関する世界的に著名な評論家であり、アクティヴィストである。カナダ全土に70以上の支部を持つ同国最大の市民団体、「カナダ人評議会」(Council of Canadians)議長を1988年より務めている。世界の人びとが水を得る権利を確立するために国際的に活動する「ブルー・プラネット・プロジェクト」(Blue Planet Project)の創始者であり、環境や人権に関する数々の世界規模の社会的ムーブメントで指導的役割を果たしている。2005年には、「もう一つのノーベル賞」といわれる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞し、2008年には、カナダ・ジオグラフィック社から「生涯の功績」(Citation of Lifetime Achievement)賞を受けている。また、2007年にドイツ・ハンブルグに創設された指導的アクティヴィストのネットワーク「ワールド・フューチャー・カウンシル」(World Future Council)のメンバーであり、グローバル化の問題に取り組む国際的なアクティヴィストのネットワーク「グローバル化に関する国際フォーラム」(International Forum on Globalization)や、食と水の問題に取り組む米国の著名なNGO「フード・アンド・ウォーター・ウォッチ」(Food and Water Watch)でも理事も務めている

佐久間智子[サクマトモコ]
「環境・持続社会」研究センター理事。1996年~2001年、「市民フォーラム2001」事務局長。現在、アジア太平洋資料センター理事、女子栄養大学非常勤講師、明治学院大学国際平和研究所研究員、開発教育協会理評議員などを務めており、経済のグローバル化の社会・開発影響に関する調査・研究および発言を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

14
レポートのため読みました。グローバルイシューにおいて、資源エネルギー問題と並んで水問題って人類の死活に関わるんですね。日本は蛇口ひねれば清浄な水が流れてくる世界でも稀な国の一つなので本当に幸運。いつまでそれが続くかはわかりませんが…2015/01/26

飯田健雄

13
読みましたよー。DVDのBLUE GOLDも非常に興味深く強く推薦します。やや、左派的・共同体志向であるが、問題提起は非常に良い。先日、約10人の学生に一度、イロハスと水道水(東京)の両方を飲ませたら、イロハスが水道水と思っている学生が半分以上を占めた。恐るべきマーケティングの力、そこから考えられるペットボトル・ビジネスの暴利、この本のタイトルが「ウォーター・ビジネス」であって、「水商売」でないことも、公共性とは何かを感じさせてくれる本である。ペットボトルがなかった時代に青春を過ごした老人の読後感である。2016/01/31

手押し戦車

13
水は太陽に暖められ水蒸気となり雲になり水分を放出し年間4千リットル循環する空から降りそそぐ無料の液体を集めガソリンの価格と同等か倍で売り再生処理水を企業が所有し販売する代替が効かず陳腐化しないので売り手市場が出来る。企業は利益追求も大事だが多くの人に喜ばれて利益を出す。水道業の理想はボトルウォーターを無くし信頼の有る水質で貧困層にも水を届け世界最安値を目指す事と池に水を得るためだけに行くのではなく友達や夢に会うために行くと思われる位サービスを尽くす。我々の事業とはサービスコミュニケーション業で有る。2014/08/15

R

12
水をめぐり、途上国と先進国との間で行われている様々な問題に警鐘を鳴らす本でした。人が生きる上で必ず必要なことから人権に含まれるという見地から、水を資源として浪費、搾取する民間企業のあり方、それを推進する先進国、また貧民を省みない途上国の支配層などを非難している。論法からもっともだと思うところもあるが、いささか偏向すぎる非難や、論点が散らかっていて読みにくかった。処理技術のあり方については、考えさせられるところがありました。2016/01/30

中島直人

7
少し「左派」的な主張が気にかかるが、水の持つ重要性と、今起こりつつある問題について、一通りの知識が得られる。007にも、このテーマ出てたなと思い出し、日本における水問題の重要性に対する意識が低過ぎるのではと心配になる。2014/09/15

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