ホームヘルプ事業草創期を支えた人びと―思想・実践・哲学・生涯

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  • サイズ A5判/ページ数 154p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861892226
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C3037

目次

序 本書の特色と長野県上田市の生活課題
第1章 小河滋次郎(1863‐1925)―感化事業と方面委員制度の創設者
第2章 土田杏村(1891‐1934)―大正デモクラシー期における信濃自由大学の始祖
第3章 三木清(1897‐1945)―実存哲学及び経済学に於ける哲学的基礎の構築者
第4章 原崎秀司(1903‐1967)―欧米社会福祉視察研修を行ったホームヘルプ事業の先覚者
第5章 関澤欣三(1910‐1980)―医師、市議会議員、市社協初代会長、童謡人生社代表を歴任した上田市民間福祉事業草創期の責任者
第6章 横内浄音(1892‐1977)―上田照明会会長及び市社協初代副会長として社会的信用を得た住職
第7章 金子呑風(1895‐1979)―市民の文化的教養を高めた川柳六文銭上田吟社代表
第8章 竹内吉正(1921‐2008)―事務方のトップとして家庭養護婦派遣事業運営研究集会を指揮したホームヘルプ事業の推進者
第9章 斎藤けさの(1908‐1987)―上田市内派遣第一号の家庭養護婦
第10章 民間女性Kさん(1920‐)―長らくホームヘルパーのモデルとされた上田市内在住の民間女性

著者等紹介

中嶌洋[ナカシマヒロシ]
1974年兵庫県に生まれる。2008年上智大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程単位修得満期退学。2012年博士(医療福祉学)。現在、帝京平成大学現代ライフ学部専任講師、日本獣医生命科学大学非常勤講師、昭和女子大学非常勤講師。社会福祉士、精神保健福祉士。専門は社会福祉学、社会事業史、ボランティア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

14
ホームヘルプ事業の草創期を支えた人物に焦点をあて、人物史研究の手法をもちいて、その思想・実践などを研究した本です。長野県で発祥されたとされる事業ですが、それを支え発展させた人物について、無名な実践家にも研究の光をあてています。また、三木清が思想的に影響を与えていたというのは興味深い指摘でした。また、無名な実践家に光をあてることで生活者により近い視点で人物史研究ができていたと思います。歴史研究の手法としても学べました。2015/08/21

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