漢字とは何か―日本とモンゴルから見る

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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865783193
  • NDC分類 821.2
  • Cコード C0020

内容説明

「漢字」の本質をめぐる、かつてない鋭い洞察。「世界史は13世紀モンゴルから始まった」と提唱した歴史家、岡田英弘が見抜いた、「漢字」の用法の特殊な事情とは!?「儒教」とは本当は何だったか!?漢字から平仮名・片仮名を発明した日本、そしてモンゴルから俯瞰し、漢字のみを用いてきた漢語世界が抱える困難を鋭く見抜いた、著者の偉業。

目次

序章 岡田英弘の漢字論(なぜ本書を編んだか;シナ(チャイナ)の誕生と漢字の役割 ほか)
第1章 シナにおける漢字の歴史(漢字の正体―マクルーハンの提起を受けて;漢字の宿命 ほか)
第2章 日本の影響を受けた現代中国語と中国人(漢文から中国語へ;魯迅の悲劇 ほか)
第3章 文字と言葉と精神世界の関係(書き言葉と話し言葉の関係;日本語は人工的につくられた ほか)
終章 モンゴルの視点から見た漢字(一枚の紙幣が物語ること;漢字とどう関わるか、そしてそもそも漢字とはどのようなものか ほか)

著者等紹介

岡田英弘[オカダヒデヒロ]
1931年東京生。歴史学者。シナ史、モンゴル史、満洲史、日本古代史と幅広く研究し、全く独自に「世界史」を打ち立てる。東京外国語大学名誉教授。2017年5月歿。東京大学文学部東洋史学科卒業。1957年『満文老〓』の共同研究により、史上最年少の26歳で日本学士院賞を受賞。アメリカ、西ドイツに留学後、ワシントン大学客員教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zag2

22
このところ読んだ本を備忘録的に記録 「世界史の誕生」以来、折に触れて読んでいる岡田さんの本だが、弟子でもあり、伴侶でもある宮脇淳子さんの手による論文集。機会あればもう一度読みたい優れた本と思う。2023/07/31

軍縮地球市民shinshin

14
ようやく読み終えることができた。「漢字」にまつわる論考を集めたもの。シナは多種多様な言葉で話されており、それは商売を行う上で障壁となっていた。そこで書き言葉として漢字が生まれ、漢文が誕生した。漢文は中国語ではないというもの。そもそも中国語とは中華人民共和国が成立した時に毛沢東が整備したものであり、北京語であると指摘している。中国の言語は日本語の方言などとは比較にならないくらい差異がはっきりしているものらしい。まぁもともと多種多様な人たちが住んでいるので、言葉もかなり違っていたのである。2022/03/20

samandabadra

1
宮脇先生から拝受。2021/12/09

しんさん

0
漢字で綴った中国語の文語を下敷きにして、その一語一語に、意味が対応する倭語を探し出して、置き換える。 対応する倭語がなければ、倭語らしい言葉を考案して、それに漢語と同じ意味をむりやり持たせる…から始まり *最終的に完全音訳の方式の完成によって、日本語は、漢字を使いながらも「中国語から絶縁」して。独立の国語の姿をとるようになれた。逆に現代中国語の70%は日本語であるとは驚き。確かに「中華人民共和国」の人民も共和国も日本が作った語である。2022/03/07

katono

0
「中国における文字(漢字)は話し言葉と乖離しており、かつ文法体系を持たない。標準となるテキストを丸暗記して定型化する以外に解読の方法はなく、それが、精神性にまで影響している(現代の中国でも)日本語の文字とは全く違う。」が、筆者の主張でした。本当?と思いました。内容は切れ味鋭く面白い話だが、その分、賛否も多そう。2021/10/09

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