近世公文書論―公文書システムの形成と発展

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近世公文書論―公文書システムの形成と発展

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  • サイズ A5判/ページ数 830p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872945300
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C3021

内容説明

前書『近世国家の権力構造』(岩田書院、2003)の成果をもとに、本書では、空間軸と時間軸の視覚から、近世の公文書システムが、国家・社会を列島規模で集中・統合し、社会の均質化・同質化を進める過程を明らかにすることを目指している。この作業を通じて、日本近世を国民国家形成過程として捉える視覚・方法を提示するとともに、これら公文書システムを支える近世の公共性や、公共圏の成立・発展の実態に迫る視覚・方法も提示する。

目次

第1章 幕府代官所における公文書行政の成立とその継続的運営
第2章 江戸廻り地域の成立と公文書行政―屋敷改の成立と作成帳面
第3章 大名改易における藩領処理―城引き渡し時の文書作成
第4章 近世百姓印と村の公文書
第5章 大岡忠相とアーカイブズ政策
第6章 加賀藩の朝鮮人御用にみる公文書―越中国礪波郡十村家川合文書「朝鮮人御用馬留帳」の分析から
第7章 用水組合運営と公文書―吉野川第拾関分水の用水組合「井組」を事例に
第8章 甲府町年寄の由緒と将軍年始参上
第9章 御三卿一橋徳川家の関東領知役所における「伺書」―現用文書と非現用文書
第10章 武州一宮氷川神社の代替御礼例書に関する一考察
第11章 近世における太政官印再興の歴史的意義
第12章 茶壷道中と数寄屋坊主―「菟道青表紙図彙」の作成を事例に
第13章 旗本家の知行所支配行政の実現と「在役」―一五○○石牧野家を事例に
第14章 村落・地域社会の知的力量と「村の編纂物」―村役人層の資質形成と村方文書共有ネットワーク
終章 方法としての近世公文書論

著者等紹介

大石学[オオイシマナブ]
1953年東京生まれ。東京学芸大学卒業。同大学院修士課程修了。筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授を経て、東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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