内容説明
民具は人と時代に寄り添って生まれては消え、かたちを変えて再生されてきた。民具研究に、新たに民俗学・歴史学の視点を加えて、常民の生活の知恵と才覚を再発見し、ものに宿る歴史と精神性を問う。常民文化研究の新視座。書き下ろし『民具学の基礎』の続編。
目次
暮らしの原郷
住まいの心象風景
晴れの表象
風土が生んだ履物
知恵と技術の結晶
うるおいの成り物
農の革新
商いの諸相
楽しみの文化
祈りの象形
入魂の儀礼
著者等紹介
岩井宏實[イワイヒロミ]
1932年奈良県に生まれる。1958年立命館大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。大阪市立博物館主任学芸員、国立歴史民俗博物館教授・民俗研究部長、帝塚山大学学長、大分県立歴史博物館長を歴任。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。