農業の基本価値

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883402267
  • NDC分類 611
  • Cコード C0061

内容説明

生きる糧となる食料。過度の貿易依存をただし、食料・農業・環境問題の特質と関係性、緊要性を提示する。

目次

プロローグ 理念と哲学を喪失した日本の農政
第1章 農業の基本価値を明らかにする
第2章 農産物自由貿易論の誤謬を正す
第3章 立て直しを迫られる日本の農業政策
第4章 地球環境問題からみる農林業保護の重要性
エピローグ エコノミック・アニマルから環境先進国へ

著者等紹介

大内力[オオウチツトム]
1918年、東京都生まれ。東京帝国大学経済学部卒業。日本農業研究所員、東京大学教授、信州大学教授を経て現在、日本学士院会員、経済学博士、東京大学・信州大学名誉教授。これまで農林漁業基本問題調査会、米価審議会、農政審議会、農林水産技術会議、中央職業安定審議会などの委員・会長を歴任。また、全国大学生活協同組合連合会会長理事、(財)生協総合研究所理事長、雇用審議会会長なども歴任。わが国を代表するマルクス経済学者で、マルクス経済学のほとんどすべての分野にわたってすぐれた業績をあげる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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WS

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ゼミの後半で使用。ECの農業を例に、四つの基本価値を提示している。(1.食料の安定的な供給 2.安全な食料の生産 3.自然環境の保全 4.社会環境の保全)1990年代の本だが、自由貿易の流れのなか農産物自由貿易は輸出国、輸入国どちらにもマイナスであると述べてあり、農業には一定の保護が必要だとしている。EC、EUの農業の講義で学んだことと今回のこの本で、EUの農業が日本において一種の参考となると思った。また、自給率の話も興味深かった。2016/07/30

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