内容説明
女帝エカチェリーナ2世の治世の特徴とその意義を、18世紀ヨーロッパ史およびピョートル大帝期とも関連させながら明らかにする。
目次
第1章 女帝のロシア―エカチェリーナ2世登場の前史(法的要因―帝位継承法(1721年)の制定
実態面での変化の影響―摂取ソーフィヤの時代
ピョートル1世による新たな婚姻政策の採用 ほか)
第2章 18世紀ロシア帝国の領土拡張(ピョートル1世の対外政策;七年戦争を転機とするロシア帝国の国際的地位の向上;ロシアの帝国的発展の動機 ほか)
第3章 エカチェリーナ2世時代の内政(啓蒙絶対君主;地方行政と貴族の「身分」化)
著者等紹介
田中良英[タナカヨシヒデ]
1970年生まれ。1995年東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。文学博士(東京大学)。専門はロシア政治史。現在、拓殖大学海外事情研究所客員研究員、東京理科大学・共立女子大学・お茶の水女子大学など非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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