目次
第1部 周縁と特権(近世国家ジェチポスポリタにおける周縁の諸相;一八世紀のフランス・アルザスにおける密輸資本主義―周縁と特権の力学;近世東日本における弾左衛門体制―長吏身分の職分・特権について;アンシアン・レジーム期におけるアルザス・ユダヤ人と王権―セール・ベールとストラスブールとの対立を中心に)
第2部 ネットワークと周縁(大坂渡辺村皮商人の交易ネットワーク―九州を中心に;近代ヨーロッパにおけるサヴォワ人の移民ネットワーク―イメージと実態;行商と古着商―近世江戸とアムステルダムの都市内商業における周縁性の比較考察)
第3部 共生の諸相―周縁を生きる(信州松本藩領大町組の被差別民の役割と生活;米国のムスリム―共生に向けての移民・少数派の政治参加;果樹園から―「土着」と「ディアスポラ」の間に生きるユダヤ教徒)
著者等紹介
田村愛理[タムラアイリ]
1949年、東京生まれ(土佐と会津のハイブリッド)。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、現在、東京国際大学商学部教授
川名隆史[カワナタカシ]
1953年、安房の生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、現在、東京国際大学経済学部教授
内田日出海[ウチダヒデミ]
1953年、熊本(肥後三山)生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、博士(ストラスブール大学、歴史学)、現在、成蹊大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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