内容説明
山積する21世紀の諸問題を前にして、いかなる政治制度が有効なのか…古今の知られざる“民主主義のルーツ”と“疑似民主制”について語り、政治史へのより深い理解と再考を促す啓蒙的論集。
目次
第1部 アテナイ以前の民主主義(「原始民主制」の何がそれほど「原始的」なのか?―古代オリエントとアテナイの比較;アテナイ以前―フェニキアの初期民衆政治とギリシアの都市国家 ほか)
第2部 “暗黒時代”の民主主義(ヴェールに隠れたイスラーム民主制度史;理想と願望―中世アイスランドの民主主義と法制定 ほか)
第3部 土着民主主義と植民地主義(アフリカの土着民主主義―ウガンダのバガンダ族;自主独立のハンターたち―カナダのメティ社会に関する考察 ほか)
第4部 現代民主主義の新たな潮流(民主主義の誕生―中東の民主的対話における女性の役割;イラクのストリート―ポスト・フセインの抗議運動と民主主義 ほか)
著者等紹介
イサカーン,ベンジャミン[イサカーン,ベンジャミン][Isakhan,Benjamin]
ラトローブ大学リサーチフェロー
ストックウェル,スティーヴン[ストックウェル,スティーヴン][Stockwell,Stephen]
グリフィス大学教授
猪口孝[イノグチタカシ]
新潟県立大学学長。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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