内容説明
2001年に完成した博士論文『USAGE OF NAMES AMONG MINORITIES IN JAPAN:THE CASE OF NIKKEIJIN CHILDREN IN JAPANESE SCHOOLS』を、その後の情報を補足して日本語に翻訳・再構成した第1部と、2008年にブラジル領事館から提供を受けたデータを基に分析した第2部とからなる。
目次
第1部 マイノリティの名前の扱い―日本の公立学校におけるニューカマーの子どもの名前(マイノリティの名前とは;マイノリティの名前をめぐる研究の枠組み;在日エスニック・マイノリティの概観;名付けに関する習慣と背景;ブラジル人・ペルー人の子どもたちの学校内での名前;差異の受容から未来へ)
第2部 日本で出生登録がされたブラジル人の名前(2005‐2007年)の分析(日本で出生登録がされたブラジル人の名前)
著者等紹介
ハタノ,リリアン・テルミ[ハタノ,リリアンテルミ][Hatano,Lilian Terumi]
専門は多文化共生論、在日外国人研究。1992年、ヒオ・デ・ジャネイロ連邦大学文学部ポルトガル語・英語学科課程卒業、1993年、同大学ポルトガル語・日本語科課程卒業、国費留学生として来日、2001年、大阪大学大学院言語文化研究科言語文化学専攻後期課程修了博士(言語文化学)学位取得。現在、甲南女子大学文学部多文化コミュニケーション学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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