内容
情報社会で蓄積された生のデータベースは、新たな発想や視点で分析すると、貴重な発見的事実や現象が見出され、正に情報資源といわれる。
本書は、このような種々の離散データの分析に必要な基盤的諸法を網羅し、各々にわかりやすい解説と簡単な数値例を示している。同時に、これら66篇の全ての分析法を含めたFADAシステムを実行形式でウェブ上に提供し、読者が直ちに適用できるように意図している。
これらの諸分析法は、特別な数学的前提・条件を必要としないため、どのような実際の大量離散データにも適用でき、読者はソフトウェアの知識を必要とせず、楽しく初段階に必須なデータ分析にも実践的に活用できる。
したがって、本書は多様な学習にも実用にも効果的で、当該分野では同類のない解説書といえよう。