内容

目次

はじめに第１部　複雑系社会理論のための方法論　１第１章　実システムを捉える経済学の基本設計　吉田雅明　３１．はじめに　　３２．マクロ経済学説史の中で　　３３．経済学のものの考え方　可逆的な時間と不可逆的な時間　　６４．実システムを扱う学としての複雑系経済学　　９５．経済思想の転換　　１４６．科学方法論の転換　　１６７．結語　　１９第２章　非線形経済動学の可能性　　２３１．はじめに　　２３２．経済動学と線形モデル　　２４３．非線形経済動学の展開　　２９４．非線形経済動学の意義　　４０５．非線形経済動学のゆくえ　　４８第３章　社会学は創発特性問題を乗り越えたか　嶋根克己　６９１．はじめに　　社会学における創発特性問題とは何か　　６９２．社会システム論の展開　　７４３．社会的相互行為論からのアプローチ　　８０４．システム論と行為論の統合の試み　　８８第４章　構成的アプローチに基づく社会科学方法論　オントロジーに基づく構成的アプローチにむけて　矢澤清明　９７１．はじめに　　９７２．経営学における研究方法論の問題点　　９８３．既存のＡｇｅｎｔ−Ｂａｓｅｄ　Ｍｏｄｅｌの問題点　　１０４４．社会科学における構成的アプローチ　　１０７５．オントロジーに基づく構成的アプローチ　今後の展望　　１２０第５章　物語の多重性と拡張文学理論の概念　システムナラトロジーに向けてＩ　小方　孝　１２７１．序論　　１２７２．物語とは何か　物語の現象論と多重物語構造　　１２９３．物語生成システムの基本的方法　構造と修辞としての物語　　１４６４．拡張文学理論の概念　　１６２５．結論　　１７３第６章　複雑系と論理　マルチエージェント・システムと信念の改訂　金子洋之　１８３１．はじめに　　１８３２．ＤＡＩにおける形式的手法と信念の改訂　　１８４３．ＤＡＩと論理　　１８５４．意図　　１８７５．ＢＤＩ−論理　　１８９６．の意味論　　１９３７．エージェントの諸属性　　１９６８．実例：企て　　１９７９．信念の変更　　１９８１０．信念の拡張　　２０１１１．信念の改訂　　２０２１２．Ｅｐｉｓｔｅｍｉｃ　ｅｎｔｒｅｎｃｈｍｅｎｔ　ｏｒｄｅｒｉｎｇ　　２０４１３．マルチエージェント・システムと信念改訂　　２０５１４．論理と制御　　２０８第２部　複雑系社会理論の展開　２１５第７章　複雑系経済学・演習編　ＳＴＥＬＬＡで例解　吉田雅明　２１７１．有効需要の原理　　２１７２．設備投資水準の変化　成長モデルと再生産モデル　　２１９３．資産部門の導入　ＩＳ−ＬＭと同等の登場人物の場合　　２２２第８章　見えざる手による独占・寡占の創発　２２７１．はじめに　　２２７２．モデル　　２３０３．シミュレーション結果　　２３５４．おわりに　　２４２第９章　ショケ積分による原始社会シミュレーション　高萩栄一郎　２４５１．はじめに　　２４５２．ショケ積分型Ａｇｅｎｔ　　２４５３．シミュレーションの概要　　２５８４．シミュレーション結果　　２６５第１０章　価格競争の構成的アプローチに基づくシミュレーション分析　矢澤清明　２８３１．はじめに　　２８３２．競争戦略論の動向と構成的アプローチ　　２８３３．分析モデル　ベルトラン価格競争モデル　　２８７４．価格競争に関する分析結果　　２９７５．おわりに　　３０２第１１章　拡張文学理論の試み　システムナラトロジーに向けてＩＩ　小方　孝　３０９１．序論　　３０９２．＜拡張＞物語内容論　　３１０３．＜拡張＞物語言説論　　３２０４．物語コミュニケーションの諸問題とハイパーテクスト型物語　　３３５５．多重システム論　芸能情報システム　　３４３６．結論　課題と展望　　３５０あとがき　　３５７執筆者紹介　　３５９