著者紹介
畠山 雄二(著者):1966年浜松市生まれ。東京農工大学准教授。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。理論言語学の専門家で、生成文法、意味構造、認知科学などの角度から「脳内文法」のメカニズムを研究している。歯に衣着せぬ個性的なキャラクターが学生たちに人気で、ニコニコ生放送の「くろしおトークライブ」でパーソナリティを務めるなど幅広く活動している。著書に『英文徹底解読スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式講演』(ベレ出版)、『情報科学のための自然言語学入門:ことばで探る脳のしくみ』(丸善出版)などがある。
池上 彰(他):1950年生まれ。ジャーナリスト、東京工業大学教授、愛知学院大学特任教授。2015年からは名城大学でも講義を行う。慶應義塾大学卒業後、73年にNHK入局。94年から11年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。05年に独立。角川新書『知らないと恥をかく世界の大問題』シリーズ、『池上彰の「経済学」講義(歴史編・ニュース編)』『池上彰とメ~テレが真剣に考える 南海トラフ巨大地震から命を守れ!』など著書多数。
内容
「日本国憲法に関する理解をより深められたと実感しています」 池上彰(本書「はじめに」より)
GHQが承認し、世界中の人々が読んでいる「日本国憲法」は、どんなものなのか?
理論言語学者・畠山雄二が、その一語一句、文法レベルで解読し、「日本語版との違い」を徹底検証!
一般市民に関係の深い「上諭」「前文」「第1条」「第9条」「第10~40条」「第96条・第97~99条」を、言語学的に解説していきます。
さらに、「第1条(天皇)」「第9条(戦争の放棄)」「第96条(憲法の改正)」といった争点を、
池上彰が読み、背景知識をもとにわかりやすく解説。
英語版を読むことで、日本国憲法のこんな部分がマルわかりになります!
・GHQの草案を、そのまま直訳したような部分
・翻訳者が「独自解釈」して訳したであろう箇所
・日本語版よりもわかりやすく書いてある箇所
・日本語版と英語版で、「解釈が異なる」箇所
・日本政府が「二枚舌」で憲法をつくったと思われること
改憲派も護憲派も、これを読まずに憲法は語れない!
法律の知識は一切不要!
英語もすべて丁寧な解説つき! (文法解説も豊富で、読解力は格段に上がります!)
世界的視点で憲法がわかる、まったく新しい憲法本です。