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中上健次(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 第23巻)

中上 健次  著

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価格 \3,080(税込)         

発行年月 2015年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 497p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784309728933
商品コード 1016424607
NDC分類 918
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2015年02月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016424607

著者紹介

中上 健次(著者):1946年和歌山県生まれ。74年『十九歳の地図』でデビュー。76年『岬』で芥川賞、77年『枯木灘』で毎日出版文化賞、芸術選奨新人賞を受賞。他の作品に『千年の愉楽』『地の果て 至上の時』『日輪の翼』等。

内容

鳳仙花
半蔵の鳥
ラプラタ綺譚
不死
勝浦
鬼の話

古座
紀伊大島

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *

辺境は実は世界の中心である。熊野を舞台に、欲望・悲しみ・憤り、すなわち人間の本然を書いた作品群を再構成し、彼の小宇宙を現出する。
――池澤夏樹

【ぼくがこれを選んだ理由】
わずか一世代前、人はこんなにも奔放に生きていた。恋情も憎悪も今よりずっと強烈に作用した。今の貧血の時代に中上健次は危ないかもしれないが、だからこそ彼が読まれるべきなのだ。彼の世界への入口として、奔放な女であり強い母であるフサの物語を供する。(池澤)

望まれぬ子として生を享けた美しき少女フサは、十五の春に運命の地へと旅立つ――
三部作『岬』『枯木灘』『地の果て 至上の時』の前史となる、過酷な運命を力強く奔放に生きた母の物語「鳳仙花」。
若死にの宿業を背負う中本一統の荒くれ者達を、路地唯一の産婆オリュウノオバが幻惑的に語る『千年の愉楽』より「半蔵の鳥」「ラプラタ綺譚」。
他、虚実のあわいを描いた怪奇譚『熊野集』と、神話の源である故郷を活写したルポ『紀州』より五編を収録。
作中登場人物系図他、充実の参考資料付。

参考資料・年譜=市川真人
解説=池澤夏樹
月報=東浩紀・星野智幸

帯写真=蜷川実花

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