司法権・憲法訴訟論<続> 刑事手続と司法審査
君塚 正臣 著
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内容
目次
◆本編補遺 *以下の括弧書き部分は『司法権・憲法訴訟論 上・下』(本編)の本来あるべき位置を示す。 第37章(本編第1章の2) 裁判官の独立 はじめに 1 戦後の諸事件・再確認 2 立憲主義と裁判官の独立 3 最高裁人事について おわりに 第38章(本編第3章の2) 憲法院的機関の憲法上の可能性 はじめに 1 内閣法制局の歴史と根拠と限界 2 憲法院概略及び一部導入論 3 日本型憲法院の合憲性―独立行政委員会合憲論からの展開 おわりに 第39章(本編第5章の2) 民事裁判を受ける権利 はじめに 1 片山智彦「裁判を受ける権利」論とその評価 2 民事訴訟のIT化と「裁判を受ける権利」 おわりに 第40章(本編第18章の2) 二重の基準論の多角的再検討―立憲民主制 はじめに 1 民主主義と司法審査 2 平和主義と司法審査 3 市場主義と司法審査 おわりに 第41章(本編第18章の3) 二重の基準論の再再検討 はじめに 1 ときに民主主義と対峙する司法権 2 近代立憲主義再考 おわりに 第42章(本編第22章の2) 幸福追求権 はじめに 1 幸福追求権の性格論争 2 憲法13条の保障範囲を比較的広範に理解する見解 3 憲法13条の保障範囲を限定的に理解する見解 4 憲法13条と司法審査基準 おわりに ◆続巻本体―刑事手続と司法審査 第43章 刑事法学における憲法の取扱い―本編を引き継いで はじめに 1 憲法31・32条を巡る問題 2 憲法33条以下を巡る問題 3 憲法全般の問題―團藤説を中心に おわりに 第44章 憲法学における刑事法の取扱い はじめに 1 明治世代 2 大正世代 3 昭和(戦前)世代 4 昭和(戦後)世代 おわりに 第45章 刑事法学における死刑論 はじめに 1 團藤重光 2 死刑廃止論側による擁護 3 死刑存置論側からの批判 おわりに 第46章 死 刑 はじめに 1 生命刑と憲法31条 2 法律の委任 3 罪刑の均衡 4 適正手続 5 残虐刑の禁止 おわりに 第47章 緊急逮捕 はじめに 1 定義及び判例など 2 合憲論 3 違憲論 4 違憲論の批判を受けて 5 緊急逮捕の憲法論を超えて おわりに 第48章 閲覧・複写物の公表―刑事訴訟法281条の4 はじめに 1 表現の自由の問題として 2 刑事手続の適正の問題として おわりに 第49章 アメリカにおける刑事手続の司法審査 はじめに 1 逮捕・捜索・押収・取調手続 2 訴訟手続 3 刑事実体法 4 ヘビアス・コーパス おわりに アメリカ判例研究 A.追跡した車に対するパトカーのバンパー攻撃と修正4条 Timothy SCOTT v. Victor HARRIS, 550 U.S. 372(2007) B.同乗者への下車命令と修正4条 MARYLAND v. Jerry Lee WILSON, 519 U.S. 408(1997) C.警察官の不合理とは言えない法律の錯誤と修正4条 Nicholas Brady HEIEN v. NORTH CAROLINA, 574 U.S. 54(2014) D.飲酒運転者が意識を失った際の令状なき強制採血と修正4条 Gerald P. MITCHELL v. WISCONSIN, 588 U.S. _, 139 S. Ct. 2525(2019) E.ミランダ警告なしの自発的供述から得られた物的証拠の証拠能力 UNITED STATES v. Samuel Francis PATANE, 542 U.S. 630(2004) F.無罪主張の死刑宣告事件での公選弁護人の有罪前提の弁護と修正6条 Robert Leroy McCOY v. LOUISIANA, 584 U.S. _, 138 S. Ct. 1500(2018) G.対審権と伝聞証拠(公判外証言) Donald BULLCOMING v. NEW MEXICO, 564 U.S. 647(2011) H.死刑事件における陪審決定欠如違憲判決の遡及可能性 Dora B. SCHRIRO v. Warren Wesley SUMMERLIN, 542 U.S. 348(2004) I.州の重罪事件の陪審での全員一致 Evangelisto RAMOS v. LOUISIANA, 590 U.S. _, 140 S. Ct. 1390(2020) J.無罪評決の量刑評価と二重の危険 UNITED STATES v. Vernon WATTS; UNITED STATES v. Cheryl PUTRA, 519 U.S. 148(1997) K.有罪判決の上訴審破棄後、有罪を根拠に付加的に支払った金銭の返却 Shannon NELSON v. COLORADO, 581 U.S. _, 137 S. Ct. 1249(2017) L.ヘビアス・コーパス審査における州裁判所の最終判定方法 Marion WILSON v. Eric SELLERS, 584 U.S. _, 138 S. Ct. 1188(2018) 第50章 刑事適正手続と憲法保障―その司法審査基準 はじめに 1 「適正」手続とは何か 2 「適正」と司法審査基準 3 少年法への準用―「適正」の修正 おわりに 第51章 刑事実体的権利と憲法保障―その司法審査基準 はじめに 1 罪刑法定主義の展開 2 実体的刑罰法規の適正の中身と範囲 3 刑事実体法法定・適正の憲法保障を再考する おわりに 第52章 おわりに―憲法訴訟論の適正手続・身体的自由への発展・展開を踏まえた司法審査基準論体系の再検討 はじめに 1 芦部信喜説ほか 2 佐藤幸治説ほか 3 小山剛説ほか 4 渋谷秀樹説 5 松井茂記説ほか 6 伊藤健説 おわりに 付録―本論で取り上げなかった主要憲法判例と評釈一覧 初出一覧 あとがき 事項索引 判例索引
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