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幼年画 新版

原 民喜  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2016年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 166p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784908875021
商品コード 1021958844
NDC分類 913.6
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2016年10月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1021958844

著者紹介

原 民喜(著者):1905(明治38)年、広島県広島市に生まれる。少年時代より、次兄と雑誌「ポギー」を発行するなど文学に親しみ、同人誌に詩や散文を寄稿する。18歳で慶応義塾大学文学部予科に入学し、上京。創作活動のかたわら、左翼運動にも関心を深める。その後、同大学の英文科に進学。主任教授は詩人・英文学者の西脇順三郎、卒業論文は「Wordsworth論」だった。28歳で永井貞恵と結婚し、千葉市に転居。1935(昭和10)年、コント集『焔』を自費出版。「三田文学」を中心に作品を発表する。
1944(昭和19)年9月、39歳の時に最愛の妻・貞恵を喪う。太平洋戦争開始後、1945(昭和20)年1月に広島に疎開し、8月6日に原爆被災。戦後ふたたび上京し、慶応義塾商業学校・工業学校夜間部の嘱託英語講師を務め、「三田文学」の編集と創作活動に取り組む。1948(昭和23)年、「夏の花」で第1回水上瀧太郎賞受賞、翌年小説集『夏の花』を能楽書林より刊行。1950(昭和25)年、武蔵野市吉祥寺に転居し、日本ペンクラブ広島の会主催の平和講演会に参加するため帰郷。1951(昭和26)年3月、自ら命を絶つ。享年45。没…

内容

光の言葉に充ちた小説集
——批評家・若松英輔氏(読売新聞書評)

あの日、自分がまだ子どもだった頃
同じような風景を見ていたような気がするのは、なぜだろう


遠藤周作や大江健三郎が絶賛した小説「夏の花」の作家が、原爆投下以前の広島の幼年時代を追憶する、美しく切ない短編小説集―。広島・被爆70年という歴史の節目に話題になった、同地出身の詩人・小説家、原民喜(1905~1951)の文学を「新版」として刊行します。

原爆投下直後の広島の惨状を描いた名作「夏の花」で知られる作家・原民喜。戦後、自ら命を絶つ前に、作家本人によって編まれた短編小説の連作「幼年画」を単行本化しました。古書・蟲文庫の店主でエッセイストの田中美穂の解説を付し、原民喜の知られざる初期作品に新しい光をあてます。

「詩人であり小説家である原民喜の名前は、原爆投下直後の広島を書いた名作「夏の花」で知る人が多いと思う。……「幼年画」は、原爆以前に書かれた初期の作品集で、これまで全集にしか収められていなかった。タイトルのとおり、おそらくは誰しもが持っていたはずの「幼き日」の記憶が、春から 夏にかけての瀬戸内のやわらかな風土とともに、 せつなく美しく描かれている」(田中美穂「解説」より)

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