面白いです。
私は現在これ系の研究を始めたばかり(3年目)なのですが、
とても参考になり、ちょっとは研究者レベルが上がった気がします。
かゆいところに手が届くというか、読んでて生じた疑問はちゃんと論理的に解決されていきました。
偉そうな言い方をするなら、素晴らしくちゃんとした本です。
値段以上の価値は絶対ありました。
よかったです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
音のイリュージョン――知覚を生み出す脳の戦略 (岩波科学ライブラリー 168) 単行本(ソフトカバー) – 2010/4/24
柏野 牧夫
(著)
周波数の高い音が低く聞こえる。右にある音が左に聞こえる。同じ音の聞こえ方が変化する。存在しない音が聞こえる。そんな不思議な錯聴を体験できるウェブサイト〈イリュージョンフォーラム〉を知っていますか。聴きどころの紹介から、錯聴の背後にある脳内の音の処理メカニズムの解説まで、耳と脳にビンと響く一冊です。
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2010/4/24
- ISBN-104000295683
- ISBN-13978-4000295680
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2010/4/24)
- 発売日 : 2010/4/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 128ページ
- ISBN-10 : 4000295683
- ISBN-13 : 978-4000295680
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,934位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,490位心理学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
9グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年12月29日に日本でレビュー済み
視覚が騙される錯視という現象は良く知られています。
同様に聴覚が騙される「錯聴」という現象があり、
それについて書かれたのが本書です。
この本では単に各種の錯聴を紹介するのではなく、
どのようなメカニズムで脳が情報を処理しているために錯聴が起こるのかや、
何のためにそのような情報処理を行っているのかまで踏み込んで説明を行っています。
実際に錯聴を起こすサンプルは著者らがWeb上に作った
「イリュージョンフォーラム」というサイトに置かれていて、
本文中にはそのサイトの錯聴サンプルが指示されてます。
読者はWebの錯聴サンプルを聞き、錯聴を実感しながら、
本書を読んでいく事になります。
著者は錯聴を使った脳の認知の論文などを発表している研究者で、
この分野の新しい研究成果が反映されています。
錯聴の起こる条件を様々に変化させ、脳ではこのような処理が行われているの
だろうと、推論していく展開は読んでいて思わず引き込まれてしまいます。
科学好きの一般の方が興味深く読める本ですが、
音声認識や音声合成など音の専門家の方々にも是非勧めたい本です。
本文は109ページと短いですが、Web上の出来の良い錯聴サンプルとの
合わせ技で五つ星としました。
同様に聴覚が騙される「錯聴」という現象があり、
それについて書かれたのが本書です。
この本では単に各種の錯聴を紹介するのではなく、
どのようなメカニズムで脳が情報を処理しているために錯聴が起こるのかや、
何のためにそのような情報処理を行っているのかまで踏み込んで説明を行っています。
実際に錯聴を起こすサンプルは著者らがWeb上に作った
「イリュージョンフォーラム」というサイトに置かれていて、
本文中にはそのサイトの錯聴サンプルが指示されてます。
読者はWebの錯聴サンプルを聞き、錯聴を実感しながら、
本書を読んでいく事になります。
著者は錯聴を使った脳の認知の論文などを発表している研究者で、
この分野の新しい研究成果が反映されています。
錯聴の起こる条件を様々に変化させ、脳ではこのような処理が行われているの
だろうと、推論していく展開は読んでいて思わず引き込まれてしまいます。
科学好きの一般の方が興味深く読める本ですが、
音声認識や音声合成など音の専門家の方々にも是非勧めたい本です。
本文は109ページと短いですが、Web上の出来の良い錯聴サンプルとの
合わせ技で五つ星としました。
2010年6月6日に日本でレビュー済み
ちょっと変わった読み方が必要かもしれません。色々な聴覚関連の錯覚(脳の思い込みというべきなのでしょうが)についてまるでテレビ番組のように(ごめんなさい)面白く実例、実験を示して解説してくれます。聴覚だけに自分で試してみないとピンとこないわけですが、そこは随所にイリュージョンフォーラム(NTTの研究所のサイト。これが面白い)で現象を実際に試し、経験する事ができます。逆に言えば、ウエッブ接続と併行して読まないと文章だけではわかりにくい、現象の取扱説明書がこの本に当たるなとの感があります。珍しい(新しい)読書方法(?)の本ではないでしょうか。文中に「web」と参考リンクがでてくるので、ついつい実験を優先、他にも面白そうな現象があるので寄り道しがち。全部体験していると時間がかかること請け合いです。