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おしゃべりな絶滅動物たち──会えそうで会えなかった生きものと語る未来 単行本 – 2025/1/23

5つ星のうち4.8 6個の評価

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ドードー、ステラーカイギュウ、リョコウバト…。近代以降、ヒトによる発見から驚くほど短期間で姿を消した動物たちの足跡を求め、著者は世界各地を訪ね歩いた。そこで耳にした、彼らの声なき声とは? 絶滅という現象を悲しみ、いなくなった彼らの「復活」を試みる我々ヒトとは何者なのか? 愛すべき動物と、ヒトの未来の物語。

目 次

はじめに おしゃべりな絶滅動物

第一章 「絶滅」を知らない時代の絶滅――一八世紀、ステラーカイギュウ

 コラム❶ ステラーカイギュウは日本のカイギュウ?――日本で見る大型海牛類の進化

第二章 「人為の絶滅」の発見――一九世紀、ドードー、ソリテアからオオウミガラスへ

第三章 現代的な環境思想の勃興――二〇世紀、生きた激流リョコウバト

 コラム❷ リョコウバトと日本人画家と野口英世

第四章 絶滅できない!――二〇世紀、フクロオオカミ(タスマニアタイガー)

第五章 それでも絶滅は起きる――二一世紀、ヨウスコウカワイルカ(バイジー)

第六章 ドードーはよみがえるのか――二一世紀、「脱絶滅」を通して見えるも

終 章 絶滅動物は今も問いかける――「同じ船の仲間たち」と日本からの貢献

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著者について

川端裕人(かわばた・ひろと)
1964年兵庫県明石市生まれ,千葉県千葉市育ち.文筆家.東京大学教養学部卒業.
『ドードーをめぐる堂々めぐり――正保四年に消えた絶滅鳥を追って』(岩波書店),『10代の本棚――こんな本に出会いたい』(共著,岩波ジュニア新書),『我々はなぜ我々だけなのか――アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社ブルーバックス.科学ジャーナリスト賞・講談社科学出版賞受賞),『動物園から未来を変える――ニューヨーク・ブロンクス動物園の展示デザイン』(共著,亜紀書房),『「色のふしぎ」と不思議な社会――2020年代の「色覚」原論』『科学の最前線を切りひらく!』(筑摩書房),小説に『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会.新田次郎文学賞受賞),『川の名前』(ハヤカワ文庫),『エピデミック』『銀河のワールドカップ』(集英社文庫)など多数.

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2025/1/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2025/1/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 400061679X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000616799
  • 寸法 ‏ : ‎ 1.96 x 12.9 x 18.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.8 6個の評価

著者について

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川端 裕人
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大繁栄していたリョコウバトやフクロオオカミたちが絶滅したのはなぜか
星5つ中5つ
大繁栄していたリョコウバトやフクロオオカミたちが絶滅したのはなぜか
『おしゃべりな絶滅動物たち――会えそうで会えなかった生きものと語る未来』(川端裕人著、岩波書店)で、個人的に、とりわけ興味深いのは、リョコウバトとフクロオオカミ(タスマニアタイガー)の絶滅例です。 ●リョコウバト ▶北米で数十億羽もの個体数を誇り、恐らくは同時代の鳥類で最も繁栄していたリョコウバトが、僅か数十年の集中的な狩猟の末に絶滅したのです。 ▶ハトとしては大柄で、色も見栄えがするリョコウバトが巨大な群れを成して、アメリカの中西部から東海岸を移動する光景は、「生きた激流」と表現されました。 ▶1914年に飼育下の最後の1羽が死亡し、絶滅しました。 ●フクロオオカミ ▶フクロオオカミは、オーストラリアにおける最大の肉食獣でした。 ▶イヌやオオカミに似ているが、実はかけ離れたカンガルーやコアラの仲間の有袋類です。 ▶1810年代から、「ヒツジを殺す」という悪評が立ち始め、州政府から駆除に対する奨励金が支払われるようになりました。フクロオオカミがヒツジを殺した事例はないのに、濡れ衣を着せられ、スケープゴートにされたのです。 ▶1936年9月7日、最後の飼育下個体が死亡し、絶滅しました。 ●「本書で対話を試みた『おしゃべりな絶滅動物』たちは、決して人類を糾弾したりはしない。しかし『きみたちはだいじょうぶか』『船の仲間たちはだいじょうぶか』と、常に問いかけてくる。『第6の大量絶滅』をどう受け止めて、考えていくのかも、まさにその文脈の中にあると考える」という著者の言葉が、胸に沁みます。 ●本書は、絶滅動物を甦らせようという試みの現状報告、そのために乗り越えねばならない課題、そして、甦らせることの問題点――についても言及しています。
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2025年3月7日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本Amazonで購入
    ドードーやフクロオオカミなど動物の絶滅の話は、人間にとって何か感情を揺さぶられる。
    今風に言えば、なんだかエモいのである。
    著者が「『会えそうで会えなかった』悔恨と惜別の念や、わたしたちが絶滅させてしまったという贖罪の念などが混ざり合って、名状しがたい複雑な思いにとらわれる」と述べているとおりだ。
    そう思うこと自体が偽善のようにも思えて、興味がありつつもあまり読まないジャンルの本だったが、著者の『ドードーをめぐる堂々めぐり』の語り口が大変興味深く、本書も手に取ってみた。
    結果は期待を裏切らない面白さであった。

    本書の特徴として、絶滅の経緯は当時の資料や科学的根拠に基づいており、無駄な脚色がない。
    著者自身が現地(生息地や標本、骨格等が残る博物館)に足を運んだ成果が盛り込まれ、生きていた当時の様子を客観的に想像できる。(白黒ではあるが図版や写真もある)
    研究史を踏まえた上で、著者自身が研究者への丁寧な取材を重ねており、最先端の研究成果も盛り込まれている。
    要するに事実に基づき丁寧に書かれており、過度にエモくないのである。

    「彼らはまったく生きていないことによって、永遠を生きている」(They live forever by not living at all)
    研究者アルド・レオポルドによる、絶滅したリョコウバトに関するエッセイの印象的な一節が紹介されている。
    レオポルドは「ある種族[人間]が他の種族[リョコウバト]の死を嘆き悲しむことは、太陽の下において、新しいことだ」とも書いていて、本書によって動物の絶滅そのものに対する人間の認識の変化を知れたことも大きな収穫だった。

    最先端の科学技術を駆使する「脱絶滅」についてもわかりやすい解説がある。
    本書の副題に「会えそうで会えなかった生きものと語る未来」とあるように、もはや絶滅動物の話は過去の話に収まらない。
    多くの人が本書を読んで、未来につながる絶滅動物のおしゃべりに耳を傾け、考えるべきだと感じた。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年1月26日に日本でレビュー済み
    フォーマット: Kindle版 (電子書籍)Amazonで購入
    今年2025年の僕の趣味としての勉強のテーマはズバリ「生物の進化と多様性」。

    今年中になんとしても「チャールズ・ダーウィンの種の起源」の原著「On the origin of species」を読みこなすことや、僕の尊敬する岸由二先生が訳された「リチャード・ドーキンスの利己的な遺伝子」を深く、できればポスドクレベルの研究者並に理解したいです。

    そしていつも愛読している言論プラットフォーム・アゴラのウエブ記事、特にゲノム関係の研究でノーベル賞に近い中村祐輔さんの記事や著作の「ゲノムに聞け 最先端のウイルスとワクチンの科学」、
    経済の観点から日本人の政策や判断に言及されている池田信夫さんの記事や著作の「平和の遺伝子:日本を衰退させる「空気」の正体」をより深いところで理解したいと思っています。

    そんなタイミングで、過去に書評動画で紹介した「ドードーをめぐる堂々めぐり」と「ドードー鳥と孤独鳥」の著者、川端裕人さんが非常に興味深い本を出版されることを年末に知りました。

    そこで、早速キンドルで予約し、発行日に読み始めたというわけです。

    過去、人間の手で絶滅してしまった、動物たち。特にステラーカイギュウ、ドードー鳥と孤独鳥、オオウミガラス、リョコウバト、フクロオオカミ(タスマニアタイガー)、ヨウスコウカワイルカ(バイジー)の絶滅時の過去の経緯と、ゲノム解析などで現在までにわかってきたことを、まるでタイムマシーンに乗って過去と現在を行き来しているような感覚で読むことができました。そして、人類と共に乗り込んだ宇宙船地球号の乗船者の動物たちの多くが、今、絶滅の危機にあること。その絶滅の危機が人類のせいで起こっていること。僕を含めた多くの人が、動物たちの絶滅に対して「なんとかしなければ」という危機感を抱いていること。それを回避するための生物多様性が重要なことを再認識することができた読書でした。

    著者の川端さんは1990年代からずっとそれら絶滅した動物たちをルポ的に追跡しているそうです。本書の最後に登場するヨウスコウカワイルカ(バイジー)に関しては、絶滅宣言の前後の状況も詳しく、臨場感あふれた記述で、状況が手に取るように感じられました。

    僕は大学時代からずっと工学の勉強をしてエンジニアとして、そして今は大学でアカデミックとして生計を立てています。高校時代は新聞部、大学時代は探検部の活動を通じて、川端さんのような自然科学の分野のルポライターになりたかったことを思い出しながらの読書、随分楽しめました。

    ネタバレになるのを避けるため、詳しくは書きませんが、読書の途中、ところどころでXで以下のように呟きました。

    [ステラーカイギュウ]  我慢できずにステラーカイギュウの章を読みました。ラッコ→ウニ→昆布→ステラーカイギュウの生態系の繊細さに驚きました。科学の進歩で昔に絶滅した動物の詳細がドンドン解明されていく様は、昔から知られている錫の研究を今やっている僕の考えにも通じるものがあり、早速感動しているところです。

    [フクロオオカミ(タスマニアタイガー)] タスマニアタイガーの章の文献11報を思わず大学図書館経由でダウンロードして、今読んでます。捕食の習性からしたらオオカミ(犬)ではなくタイガー(猫)に近いらしいが、むしろフォックス(狐)の方が近いような。。。

    [脱絶滅研究アプローチ]  エンジニアリング(応用・目的)優位と、サイエンス(基礎・理解)優位の脱絶滅研究最前線。倫理・哲学と技術の関係を考える、生物に関心のある高校・大学生に是非読んで欲しい超良書。

    それに対して、なんと!著者の川端裕人さんから直接以下のような書き込みをいただきました!

    「ありがとうございます。まさにエンジニアリング優位のアプローチと、サイエンス優位のアプローチがせめぎ合っているのが、ゲノム&繁殖保持技術の最前線のようです。そして、オーストラリアはその現場……。まさにオーストラリアの話でしたね。次作小説は、タスマニア在住の日系の少年が出てくる予定」

    ということで、読書中に直接著者とやりとりできる臨場感溢れる贅沢な読書。しかも次作のことまで教えていただいた今年の幸先はすごく良さそうです。

    追記:驚いた事に、この本は紙の本が書店に並ぶ1日前に電子出版されるという、オーストラリア在住で紙の本を入手するのに時間とお金がかかる僕にとっては、とっても嬉しい驚きの本でした。出版社の岩波書店電子部(製作部電子書籍グループ)さんには感謝しても感謝しきれない思いです。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年2月27日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本Amazonで購入
    人類が地球という唯一無二の宇宙船でこれからも多様性の自然の中で投したら共生できるのか? これまでの一神教的科学技術が支配的社会構造をそろそろ改良しないと人類は消滅す道を歩みそうな気配を教えられる良書。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2025年6月8日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 単行本
    『おしゃべりな絶滅動物たち――会えそうで会えなかった生きものと語る未来』(川端裕人著、岩波書店)で、個人的に、とりわけ興味深いのは、リョコウバトとフクロオオカミ(タスマニアタイガー)の絶滅例です。

    ●リョコウバト
    ▶北米で数十億羽もの個体数を誇り、恐らくは同時代の鳥類で最も繁栄していたリョコウバトが、僅か数十年の集中的な狩猟の末に絶滅したのです。
    ▶ハトとしては大柄で、色も見栄えがするリョコウバトが巨大な群れを成して、アメリカの中西部から東海岸を移動する光景は、「生きた激流」と表現されました。
    ▶1914年に飼育下の最後の1羽が死亡し、絶滅しました。

    ●フクロオオカミ
    ▶フクロオオカミは、オーストラリアにおける最大の肉食獣でした。
    ▶イヌやオオカミに似ているが、実はかけ離れたカンガルーやコアラの仲間の有袋類です。
    ▶1810年代から、「ヒツジを殺す」という悪評が立ち始め、州政府から駆除に対する奨励金が支払われるようになりました。フクロオオカミがヒツジを殺した事例はないのに、濡れ衣を着せられ、スケープゴートにされたのです。
    ▶1936年9月7日、最後の飼育下個体が死亡し、絶滅しました。

    ●「本書で対話を試みた『おしゃべりな絶滅動物』たちは、決して人類を糾弾したりはしない。しかし『きみたちはだいじょうぶか』『船の仲間たちはだいじょうぶか』と、常に問いかけてくる。『第6の大量絶滅』をどう受け止めて、考えていくのかも、まさにその文脈の中にあると考える」という著者の言葉が、胸に沁みます。

    ●本書は、絶滅動物を甦らせようという試みの現状報告、そのために乗り越えねばならない課題、そして、甦らせることの問題点――についても言及しています。
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    大繁栄していたリョコウバトやフクロオオカミたちが絶滅したのはなぜか

    2025年6月8日に日本でレビュー済み
    『おしゃべりな絶滅動物たち――会えそうで会えなかった生きものと語る未来』(川端裕人著、岩波書店)で、個人的に、とりわけ興味深いのは、リョコウバトとフクロオオカミ(タスマニアタイガー)の絶滅例です。

    ●リョコウバト
    ▶北米で数十億羽もの個体数を誇り、恐らくは同時代の鳥類で最も繁栄していたリョコウバトが、僅か数十年の集中的な狩猟の末に絶滅したのです。
    ▶ハトとしては大柄で、色も見栄えがするリョコウバトが巨大な群れを成して、アメリカの中西部から東海岸を移動する光景は、「生きた激流」と表現されました。
    ▶1914年に飼育下の最後の1羽が死亡し、絶滅しました。

    ●フクロオオカミ
    ▶フクロオオカミは、オーストラリアにおける最大の肉食獣でした。
    ▶イヌやオオカミに似ているが、実はかけ離れたカンガルーやコアラの仲間の有袋類です。
    ▶1810年代から、「ヒツジを殺す」という悪評が立ち始め、州政府から駆除に対する奨励金が支払われるようになりました。フクロオオカミがヒツジを殺した事例はないのに、濡れ衣を着せられ、スケープゴートにされたのです。
    ▶1936年9月7日、最後の飼育下個体が死亡し、絶滅しました。

    ●「本書で対話を試みた『おしゃべりな絶滅動物』たちは、決して人類を糾弾したりはしない。しかし『きみたちはだいじょうぶか』『船の仲間たちはだいじょうぶか』と、常に問いかけてくる。『第6の大量絶滅』をどう受け止めて、考えていくのかも、まさにその文脈の中にあると考える」という著者の言葉が、胸に沁みます。

    ●本書は、絶滅動物を甦らせようという試みの現状報告、そのために乗り越えねばならない課題、そして、甦らせることの問題点――についても言及しています。
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