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桑の実 改版 (岩波文庫 緑 45-1) 文庫 – 1997/6/16

4.2 5つ星のうち4.2 5個の評価

舞台は明治末から大正の頃の東京.主人公は身寄りのない娘おくみ.ことさらに劇的な展開があるわけではない.おくみは恋をする.しかし恋ともいえぬ淡いものである.ここに登場する人々の暮しぶり,立居振舞,会話,なべて時はゆるやかに優しく流れる.のち童話作家に転換する小説家鈴木三重吉(1882-1936)の代表作.(解説=中島国彦)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1997/6/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1997/6/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 213ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 400310451X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003104514
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 5個の評価

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鈴木 三重吉
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
谷崎潤一郎の「文章読本」に、和文の代表作家の一人として、名前が挙げられていたので、物は試しとばかり、買ってみました。
本を開くと、1ページ目が凄い。
たったの2センテンス。
現代の作家だったら、もっと、短い文章を並べそうなところですが、文を区切らず、「だらだら」とつなげてゆく。
今まで小説を読むときは、内容中心で読んでいたので、文体に注意しながら、読んだのはこれが初めてかも知れません。
「こういうのが和文調というのか……」
と、唸りながら、ページを繰っています。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年8月23日に日本でレビュー済み
桑の実はずっと探していた少女漫画の原作です。
少女の大人の男性に対するはかない恋がせつなくて、もう一度読んでみたかったのです。
原作があることを知り、読んで、あまりの心地よさにうっとりしました。
解説を読むと、作者はヨタ話を書いてやるといってたらしいですが、
そんなことも気になりませんね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年12月24日に日本でレビュー済み
フランス料理のフルコースがお望みならこの本を薦めるのは次の機会にしよう。だがもし、美しく繊細な和菓子をちょっと食べたいという腹具合なら、私は「桑の実」を薦めるだろう。
これは清々しさの残る話だ。失われた日本語の美しさ、立ち居振る舞い、日本女性の美しさ等の一面が垣間見れる。「清々しい」といっても、川端康成の小説のもつ透明感と彼の小説に登場する女性のもつエロティシズムはそこにはなく、むしろ石鹸の匂いをリネンに感じるような感覚だ。小津映画にみられる平凡な日常がなぜか美しく感じられるような、あの感覚が「桑の実」にはある。
童話作家と一言で片付けられない鈴木三重吉の傑作だと私は思う。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年3月8日に日本でレビュー済み
優しいといえばこの作品ぐらい透明感のある優しさも他には少ないと思います。のちに童話作家でよく知られる著者らしい小品、古き良き時代の松竹映画のような佳品です。それにしても、あの頃の役者の喋り口調というのは独特で、やや鼻につくあの端正さやトーンのかんだかさはもう今は昔のものになってますが、この作品のなかでの会話はどうしてもあの喋り口調でイメージしないと、うまく雰囲気がでません。「ちょっと待って下さいまし。それではお皿か何か取ってまいりますから」「おやおや、大きなものを持ってきたんですね」。市川春代と上原謙といったところです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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