著者はヴァイオリニスト。メキシコの人と結婚して移住、現在に至るまでメキシコで音楽啓蒙活動を続けていることで知られる。
本書は、メキシコでの原住民差別について訴えた本である。インディヘナとは、インディアン/インディオのこと。
夫が連邦政府の原住民庁の現地センター所長に任命され、ウエフットラという町でインディヘナの権利を守り、白人支配層と戦った日々のことが描かれている。
その差別は凄まじく、支配層による抵抗者への暗殺なども日常茶飯事だったようだ。読むだに恐ろしくなってくる。それに立ち向かった勇気は素晴らしいし、こうした本の持つ価値は計り知れない。
1980年に出た本であり、その後、どうなっているかは分からない。改善されたのか、変わっていないのか。とりあえずは続編の『メキシコの輝き−コヨアカンに暮らして』(岩波新書,1989年)を読むべきだろう。
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メキシコからの手紙: インディヘナのなかで考えたこと (岩波新書 黄版 116) 新書 – 1980/4/21
黒沼 ユリ子
(著)
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1980/4/21
- ISBN-104004201160
- ISBN-13978-4004201168
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1980/4/21)
- 発売日 : 1980/4/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 205ページ
- ISBN-10 : 4004201160
- ISBN-13 : 978-4004201168
- Amazon 売れ筋ランキング: - 211,162位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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