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ヒロシマ市長 <国家>から<都市>の時代へ 単行本 – 2012/7/20

4.3 5つ星のうち4.3 3個の評価

秋葉忠利広島市長は1999年に就任し、3期12年間の任期を務めた。その間、広島の反核の心を、世界の都市に発信し続けた結果、世界平和市長会議の加盟都市は5千にもなり2020年までに地上から核兵器をなくす目標に向かって前進している。また、国連の潘事務総長やアメリカ、イギリス、フランスの政府代表が原爆慰霊祭に初めて参加した。一方、市政の刷新にも力を注ぎ、財政再建、情報公開、市民サービス、都市環境整備などを前進させた。暴走族条例、野球場移転、オリンピック招致などにも取り組んだ。その秋葉元市長は、新しい世界は都市と市民が中心となった「都市の時代」だと説く。国と地方のような「たて」の関係でなく、都市と都市の対等なパートナーシップが、核兵器や戦争のない世界、環境を守り次世代が希望を持てる世界をつくるという。12年の市長の経験を振り返りつつ、未来に向けて発信する新しい都市のかたち。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版 (2012/7/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/7/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022509937
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022509932
  • 寸法 ‏ : ‎ 12.8 x 2.3 x 18.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 3個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
3グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
広島に住む人々はなんとなく、
カタカナの「ヒロシマ」は平和の象徴としての広島を、
平仮名の「ひろしま」は街としての広島を、
漢字の「広島」は日常的、行政的な面の広島を表現するといわれる。

この本のタイトルは、カタカナの「ヒロシマ市長」とあるが、書かれている内容は深く、重い。

著者の広島市長としての活動の幅は広い。
広島市の魅力を世界に認めさせ、また核兵器のない世界実現を目指す「平和市長会議」の会長として、加盟都市を500から5,000よ10倍に伸ばし、核廃絶運動を本物の市民運動に育て、世界的リーダーとしての役割を立派に果たしたことだけではない。
市民の意見を聞くという「タウンミーティング」を、「陳情の場」から「市民の誇りとしている活動の発表に場、先進例を学ぶ場」にシフトとした例、これから発展が期待されるITビジネスの分野での社会企業家を育てた例等、市長として進めた様々の具体的事例が紹介されている。
これらの事例は、これからの地方政治のあり方を考える上で大変参考になるだろうと思う。
こうしたことを進める著者の思考のベースには、多様な市民の意見を直接政治に反映する直接民主主義を実現したいという思いがあるようだ。

著者は、さらに論を進め、「すでに世界は国家という枠組みを離れて、例えば都市連合というネットワーク中心の枠組みを使って初めて、多くの事象が理解できる時代になっている」といい、
世界は「国家」の時代から「都市」の時代へパラダイムの転換をすべきだと提案している。
その提案は極めて斬新であるだけでなく感動的ですらある。

こうした提案は、著者の20年間以上にわたるアメリカでの生活と、10年近い衆議院議員としての活動、そして広島市長としての12年間の実績があって、初めて発言できることだともいえるが、
同時にそこには亡くなった沢山の被爆者、そして今広島で生活しているヒロシマ市民の思いが込められていることも感じる。
それだけに、この本の中で触れられている「国境は地球に刻まれた傷跡だ」と言葉は、ずしりと重く響いてくる。

3.11の東日本大震災に伴う原発事故によって、それがフクシマの、日本の問題だということではなく、
世界の問題であり、将来にわたる人類の問題であるということを私たちは否応なく知らされた。
それは、人類は原子力に対してどう向き合うべきか、そして世界はどうあるべきかについても考えざるを得なくなったということでもある。

そんな状況にある今、この本は、これからの世界のあり方を考える上で大きな示唆を与えてくれる。
世界中の人々が読むべき本だ。
都市計画を勉強しようという若者には必読の書だ。
歴史に残る本でもある。
英語での出版が待たれる。

元安川
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月25日に日本でレビュー済み
アキバ流レトリックが満載の本です。著者の言いたいことは「都市の時代」で、自分が広島においてそれを実現するためにどれほど奮闘したかがよく書かれていますが、市長在任中の末期、オバマ米大統領を無批判に賛美したり、五輪招致計画を打ち上げて(失敗し)、多くの市民から批判を浴びたことは見事なまでにスルーされています。「ここに書かれていることがすべてではない」ということを頭に入れながら読むべきだと思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手にした本を、寝る前に少しだけと思って読み始めると、いつの間にか一気に読んでいました。それほど、この本に書かれている事実と説明、分析、そして提案は、まさに今この時にこそ、全ての人が知り、学ぶべきことでした。

秋葉忠利氏は「平和」や「核兵器廃絶」に少しでも関心があれば誰でもが知る人物です。アメリカ在住時代からアキバプロジェクトなどで、ヒロシマやヒバクシャを、アメリカそして世界に伝えてきただけあって、広島市長就任直後の平和宣言でも、広島の誰より的確に被爆者の心を代弁し、多くの人の心に深く訴えかけました。

この本は、その秋葉市長がヒロシマという特別な都市で、破綻寸前の財政を建て直しながら、拗れた再開発問題の解決から暴走族対策まで様々な都市の問題の解決を行うと同時に、市民の声に耳を傾け、ICTを活用し、国際的な都市の連携を拡げる中で体験し学び取ったことが書かれています。そして、今まさに起きているパラダイムシフトで都市が中心となる新しい世界が実現することを、パッチワークキルトやロックバンドの歌詞を引用しながら、分かりやすく解説しています。

今、世界が必要としているのは、この本に書かれている事実を知り、知性と明確なビジョンに従って未来を作り上げることだと確信します。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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