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発売元 新明商店
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作家の誕生 (朝日新書48) 新書 – 2007/6/13

2.7 5つ星のうち2.7 5個の評価

作家に必要なのは、時代の流れを読み、読者の欲望を察知し、自己投影させるマーケティング力だった。菊池寛、川端康成、大宅壮一、太宰治、三島由紀夫。鬼才・猪瀬直樹が歴代文豪をまな板に載せ、文芸雑誌が花開く明治文壇の秘密に斬り込む。好評を博したNHK人間講座「作家の誕生」に、6編のコラムを加筆し再構成。作家を神聖視するいままでの文学史解釈を超えた、生身の作家たちの姿がここに!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞社 (2007/6/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/6/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 248ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022731486
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022731487
  • カスタマーレビュー:
    2.7 5つ星のうち2.7 5個の評価

著者について

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猪瀬 直樹
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作家。1946年長野県生まれ。

83年に『天皇の影法師』『昭和16年夏の敗戦』『日本凡人伝』を上梓し、87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞。定評の評伝小説に『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』『こころの王国 菊池寛と文芸春秋の誕生』がある。

『日本国の研究』で96年度文藝春秋読者賞。

2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。その戦いの軌跡は『道路の権力』『道路の決着』に詳しい。06年に東京工業大学特任教授、07年に東京都知事に任命される。近著に『ジミーの誕生日 アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』『東京の副知事になってみたら』。また、『昭和16年夏の敗戦』中公文庫版が2010年6月に刊行された。

カスタマーレビュー

星5つ中2.7つ
5つのうち2.7つ
5グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
猪瀬直樹は最大限の資料を使って伝記を書く人間だとずっと
思ってきました。
しかし、太宰治に関していえば、かなり使っている資料に問題があると
思います。
どちらかというと太宰治を苦しめた人間たちの側の資料を使っていて
そばにいた編集者たちの太宰治に関しての証言を無視している
と思われました。

どういう作家でもこれだけは書きたいというものがあった
はずなのですが、その気持ちをばっさりと切り捨てる見方は
納得できません。
とくに太宰治は戦後日本が奴隷化しないかと過剰なほどに心配していた
と思います。そのため、左派からも右派の一部からも疎まれたように
思います。

猪瀬直樹はその点に気が付きながら無視したとは思いたくありませんが
石原慎太郎の後継者として指名されたということは
切り捨ての思想を是とした、ということなのでしょうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年1月31日に日本でレビュー済み
 古くは「日本凡人伝」から「ペルソナ」・「ピカレスク」・「マガジン青春譜」など、著者の人間を描く時の筆力には感銘を受け、「ミカドの肖像」・「黒船の世紀」など多くの著作を読んできました。道路公団に関係し、東京都副知事から知事になった時は、「人間の描ける貴重なノンフイクション作家」を失った思いで残念に思ったものです。どうも道路公団とかかわるあたりから、その作物が面白くない。妙に意気込んでいてバランスに欠ける感がしていました。
 
 確かに「ペルソナ」・「ピカレスク」にしても、著者の批評眼からくるところのパランスの崩れは見えます。三島由紀夫に対しても、太宰治、井伏鱒二に対しても、ある面で「疑惑」を取り上げた場合は、偏見ではないかと思われるほどに手厳しく著述しています。しかし、ノンフイクション作家はそれでよいと思いますし、そうでないと困ります。

 この新書も読ませはしますが、どうも前述の作物の焼き直しのような感を持ちました。新書という性格上、テンポの速さとダイジェストが求められるだけにやむを得ぬとは思いますが、「ペルソナ」や「ピカレスク」を読んだ者には二番煎じのように感じられたのは確かです。都知事などという俗まみれの世間からある意味で解放されたのですから、政治などとは縁を切り、ましてオリンピックなどほったらかして、往年の著者らしい「人間」を描いた作品の完成を望みます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年7月4日に日本でレビュー済み
何よりも読みやすかったです!
それほど文学に造形の無い私でも、明治以来の小説家達の歴史が、
分りやすく、生き生きと伝わってきました。
また、小説とは何か?という、
普段あまり考えたことの無いことを考えさせられました。
文章は、さすが猪瀬節で読みやすく楽しいです!
ついでながら、朝日新聞なみに字も大きいので、疲れません!
まるで週刊誌のように、気軽に読めるように仕組んであるところが、
また、プロだな!と、うなってしまいました。
日本文学の歴史に興味のある人だけでなく、
普通の人が、読み物として充分に楽しめる内容なのではないでしょうか?
楽しめる読み物として、勧められる一冊でした。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月8日に日本でレビュー済み
国語の教科書に載っている夏目漱石の『こころ』はちっとも面白くなかった。
でも名著と言われているのだから仕方がない。試験に出るから「先生」の気持ちを
理解したフリをしなくては……。
あれっ、猪瀬さんもそこに「もどかしさ」を感じていたの?
立ち読みでパラパラめくっていたら、コラムで漱石批判をしていたので興味が湧いて買いました。
いや〜、面白かったです。
険しいお顔立ちと名著の数々でいささか煙たかった作家センセイ方が
今でいうブロガーの走りだったり、売れたくて売れたくて手段を選ばないなど人間性丸出しで次々と登場。
一気に彼らが身近になり、今一度作品を読み返したら、無臭だったのが「香り」や「臭さ」を伴って立ち上がってくる気がしました。
つまんない文学入門書より100倍イケテます!
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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