英語圏のかたがたの考え方を,いろいろな英文を引用しながら解説した書です。
最初の二章はよく聞く話で,日本人と異なり「はっきり言う」,「個人主義である」ということを説明しています。英語を勉強しているとある程度は知っている話だと思います。私個人も大体は理解していましたのでそれを補足する感じになりました。
三章は家庭教育のしかたについてです。英米で違いがあることは大変勉強になりました。家庭におけるしつけ方が当然それぞれの国の国民性に表れてくるわけです。
四章は助動詞の使い方,否定の使い方などです。特に助動詞の持つ細かいニュアンスは大変勉強になりました。この辺はこういった書に教えていただかないとわからないものです。それと,言葉に男尊女卑が残っている話もあります。
五章以降は比喩,ていねいな言い回し,婉曲表現,ユーモアの使い方などから文化を垣間見る解説です。英語圏のかたがたの考え方が理解できます。
以上,勉強になる部分は多いと思います。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
英語的思考 (講談社現代新書 990) 新書 – 1990/3/1
澤登 春仁
(著)
- 本の長さ186ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1990/3/1
- ISBN-104061489909
- ISBN-13978-4061489905
商品の説明
著者について
1935年、山梨県生まれ。国際基督教大学大学院修士課程修了。現在、ファリス女学院大学教授。専攻は英語学、意味論、日英語対照研究をテーマとし比較文化論、異文化間コミュニケーションにも関心が深い。著書(いずれも共著)に、『ことばと人間』――三省堂、『機能的翻訳のすすめ』――バベル・ブレス、訳書に、『翻訳――理論と実際』――研究社――ほかがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1990/3/1)
- 発売日 : 1990/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 186ページ
- ISBN-10 : 4061489909
- ISBN-13 : 978-4061489905
- Amazon 売れ筋ランキング: - 556,555位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
3グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年8月18日に日本でレビュー済み
英語と日本語はその違いが大きいことがよく知られて
いる。それと同時に、英語圏の文化と、日本の文化の
違いも大きく、それに端をはっした言語表現の違いを
集めた本。
具体的には、英米の子育ての方針、個人主義について
といった文化的な側面、そして比喩表現やポライトネス、
婉曲表現、ユーモア表現といった言語に関する側面を
まとめている。
一つの教養本として読むといい。
いる。それと同時に、英語圏の文化と、日本の文化の
違いも大きく、それに端をはっした言語表現の違いを
集めた本。
具体的には、英米の子育ての方針、個人主義について
といった文化的な側面、そして比喩表現やポライトネス、
婉曲表現、ユーモア表現といった言語に関する側面を
まとめている。
一つの教養本として読むといい。
2006年5月30日に日本でレビュー済み
最初の中途半端な比較文化論めいた話を読んでいた限りでは
よくあるつまらない本に思えたが、
途中から突然実用性の高い知識のオンパレードでびっくりした。
語義のニュアンス、語源と歴史的・文化的背景、敬語表現など、
普通の学習では身につきにくいけれども重要な知識が
これ一冊で大量に得られる。
よくあるつまらない本に思えたが、
途中から突然実用性の高い知識のオンパレードでびっくりした。
語義のニュアンス、語源と歴史的・文化的背景、敬語表現など、
普通の学習では身につきにくいけれども重要な知識が
これ一冊で大量に得られる。