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トラウマの発見 (講談社選書メチエ) 単行本(ソフトカバー) – 2005/2/8

4.7 5つ星のうち4.7 7個の評価

トラウマの存在は、なぜ否定され続けたのか大事故・戦争・性暴力。そのたびに存在を示唆されたトラウマは、なぜ発見が20世紀後半まで持ち越されたのか?つねにトラウマの存在を否認する社会構造を暴く
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商品の説明

著者について

 

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2005/2/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/2/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 228ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062583216
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062583213
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 7個の評価

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森 茂起
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年6月1日に日本でレビュー済み
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トラウマは現象・体験としてはずっと存在していたが、今日のような概念としてとらえられるまでには長い時間がかかった。著者は、さまざまな文献を丹念に検討してトラウマが認識されるまでの歴史を記述している。当然その歴史は、精神分析学、精神医学、臨床心理学とも深く関わっており、これらの学問の世界でトラウマへの認識がどう発展してきたかということでもある。本書を読む前にこのような歴史をくわしく知っていたわけではないので、非常に勉強になった。

思いつくままに書くと、PTSDが注目されるきっかけが鉄道の登場による事故の発生であったこと、こうした事故に遭った患者の治療にあたる医師がトラウマを認識できるようになったのは、麻酔の登場によって治療の際に感情を麻痺させる必要がなくなったからでもあるという指摘などが興味深かった。

また、フロイトが患者の語る幼児期の性的虐待の体験を「空想」とみなしてしまったのに対し、フェレンツィがすでに1932年の時点で患者の語る体験の核に性的虐待の事実があることを見抜き、発言していたことを知り、驚きを禁じ得なかった。著者はフェレンツィの研究家でもあるので、フェレンツィの臨床実践や理論についてもくわしく述べられており、その部分はフェレンツィについて知るのにも格好の概論となっている。

内容は平易であるが、同時にきわめて学究的な本であると思う。一般読者には専門的すぎる部分もあるだろうが、メンタルヘルスの専門家がトラウマについて歴史的な認識を得たい場合には是非勧めたい本である。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月8日に日本でレビュー済み
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本書の中では、トラウマがいかにして発見されたのか、その後、どのようにして忘れ去られ、そして、再発見されたのかというトラウマの歴史が丁寧に辿られています。

また、フロイトが精神分析の理論の中でトラウマをどのように位置づけたのかということ(また、その変遷)や、フェレンツィがトラウマをどのように理解したのかといった詳細な記述もあります。

専門書ではありませんが、著者は専門家を読者として想定して本書を執筆されたのではないかと想像します。私はこの分野が専門なので、いろいろな意味で学びも多く、考えさせられることも多かったのですが、一般の読者の方には議論が細かすぎるのではないかと想像します(もちろん、知的な興味を持たれる読者もたくさんいらっしゃるとは思いますが)。

トラウマに関する知識がある程度あって、さらに、学びを深めたいと思われる方にはお勧めできますが、トラウマに関して最初に読む本としては少し難しい(あるいは専門的すぎる)と思います。

それから、以下感想ですが、トラウマという現象と向かい合おうと思うと、いい加減な気持ちでは向き合えないですよね(そりゃ、そうですよね)。そこに人間にとっての非常に苦しい状況が展開しているわけですから。だから、筆者のこうした歴史を真摯に見つめる態度はこの問題に取り組むにあたって必要不可欠な態度だと思います。そのことは大前提なのですが、本書を読んでいてなんか息苦しい感じがあったのも正直なところで、もう少し、遊び心を持って(あるいは対象と距離を取って)執筆して欲しいという印象も持ちました。

たぶん、トラウマという現象との距離の取りにくさがこうしたトラウマに関する文章を書く際にも表れてくるのかと思いますし、こういうのも著者の他の著書で使われた言葉を使えば「亡霊」ということになるのかなとも考えました。
2005年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルから、ちょと誤解して、昨今の「心(のケア、の闇、の傷…)」ブームの歴史的背景を、批判的に探る本だと思って読んだ。というの、ではなくて、トラウマが、どのような経緯をたどって世の中にちゃんと認知され、ようやくその被害者の救済に、じっくりと取り組めるようになったのかを、丁寧に跡づけていくという、ごくストレートな作品だった。
19世紀から、鉄道事故や戦争・災害に対処していく過程で、「トラウマ」の存在が自覚され始めた。だが、私たちには、それを正面から自覚することを「回避」する傾向があるため、あとちょっとの所で、正式に表現されずに忘却されてきた。また、児童虐待の「発見」による別の「トラウマ」についても、先駆的に取り組んだ人が少しはいたにせよ、そのスキャンダラスさも手伝って、暗闇に葬られてきた。それが、ベトナム戦争の強烈な衝撃によるPTSDの定式化などをうけて、ここ数十年間のうちに、知名度を上げて来た、という歴史が語られる。話題が錯綜しているので、素人が読み通すのは、ちょっとしんどかった。だが、「トラウマ」をめぐる議論が、いかに「政治」を巻き込んだ抜き差しならぬ問題なのか、という事実については、よくわかった。
部分的によむなら、フェレンツィという精神分析家による孤独な苦闘を紹介した章(「空白の時代」)がいい。個人の性的な内面に閉じこもりがちなフロイト理論にあらがって、性的虐待の外的な「痛み」を直視し、患者との相互分析を共感的に行った稀有な人物について、著者は熱心に伝記している。細かな学説史的な良し悪しは、いま一つ飲み込めなかったが、物語として、非常におもしろかった。
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