他のレビューワーもコメントしていますが、著書は、本当にこの分野の専門家なのでしょうか?
修士や博士号も持たずに、専門家と称して活動しているようですが(そして学歴もきちんと書いていない)、無理があると思います。
比較の手法や、海外文献などをきちんと網羅的に把握しているのかなど、専門家として信頼するのに疑問な点が多々あります。
トピックは重要なものだけに、他のきちんとした専門家が書いたものを読みたいです。
点数はゼロですが、ゼロをつけることができないので、1としました。
エセ専門家がはびこって専門家のように物事を言ったりできる社会は変わるべき。
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日本は世界1位の金属資源大国 (講談社+α新書) 新書 – 2011/3/23
平沼 光
(著)
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購入オプションとあわせ買い
20万部突破のシリーズ第3弾
もうすぐ中国が頭を下げてくる!!
膨大な海底資源と「都市鉱山」で超高度成長! 主要レアメタルは埋蔵量比で世界上位を独占!!
都市鉱山を「資源」とした場合、日本にはどれほどの鉱物資源が埋まっているのか。「日本の金、銀の資源量は世界第一位」となるのだ。独立行政法人物質・材料研究機構の調べによると、地下資源としての金の世界埋蔵量は四万二〇〇〇トン。これに対し、日本の都市鉱山としての金の蓄積量は六八〇〇トン。世界の埋蔵量に対する我が国の金の都市鉱山比率は一六・一九パーセントとなり、その量を埋蔵量国別順位で見ると世界第一位に値する。また金だけではなく、銀の日本における都市鉱山の蓄積量は同じく世界第一位。加えて、アンチモン、インジウム、あるいはプラチナなどの白金族といったレアメタルも、日本は世界有数の資源国に匹敵する蓄積量を有するのである。
●アンチモンは埋蔵量比で世界4位
●タンタルはカナダを抜き世界3位
●膨大なレアアースを含む海底鉱床
●「都市鉱石」と呼ばれる粉
●埃をかぶった家電が日本を救う
●「原子炉錬金術」が実現する日
●燃料電池の核となる鉱物も大量に
●市場を席巻する日本の蓄電池技術
●次世代自動車はレアメタルの塊
●新技術を前にかすむ中国の戦略
もうすぐ中国が頭を下げてくる!!
膨大な海底資源と「都市鉱山」で超高度成長! 主要レアメタルは埋蔵量比で世界上位を独占!!
都市鉱山を「資源」とした場合、日本にはどれほどの鉱物資源が埋まっているのか。「日本の金、銀の資源量は世界第一位」となるのだ。独立行政法人物質・材料研究機構の調べによると、地下資源としての金の世界埋蔵量は四万二〇〇〇トン。これに対し、日本の都市鉱山としての金の蓄積量は六八〇〇トン。世界の埋蔵量に対する我が国の金の都市鉱山比率は一六・一九パーセントとなり、その量を埋蔵量国別順位で見ると世界第一位に値する。また金だけではなく、銀の日本における都市鉱山の蓄積量は同じく世界第一位。加えて、アンチモン、インジウム、あるいはプラチナなどの白金族といったレアメタルも、日本は世界有数の資源国に匹敵する蓄積量を有するのである。
●アンチモンは埋蔵量比で世界4位
●タンタルはカナダを抜き世界3位
●膨大なレアアースを含む海底鉱床
●「都市鉱石」と呼ばれる粉
●埃をかぶった家電が日本を救う
●「原子炉錬金術」が実現する日
●燃料電池の核となる鉱物も大量に
●市場を席巻する日本の蓄電池技術
●次世代自動車はレアメタルの塊
●新技術を前にかすむ中国の戦略
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2011/3/23
- 寸法11.8 x 1 x 17.3 cm
- ISBN-104062727099
- ISBN-13978-4062727099
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2011/3/23)
- 発売日 : 2011/3/23
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4062727099
- ISBN-13 : 978-4062727099
- 寸法 : 11.8 x 1 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,015,129位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,184位講談社+α新書
- - 121,376位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月29日に日本でレビュー済み
都市鉱山の可能性などについて紹介されている。
確かに、日本は都市が多く、使っていない携帯電話などの余剰製品なども多いのだろうと思われるが、果たしてそれが世界と比較してどうか、では実際にどう活用するのか、といった部分の記述が弱く、タイトルから期待されるほどの学びがなかった。
ただし、オリンピックのメダルが都市鉱山から賄われたという話もあるし、もっと注目されるべき分野であった、という点では当時としての先見性はあったのかもしれない。
確かに、日本は都市が多く、使っていない携帯電話などの余剰製品なども多いのだろうと思われるが、果たしてそれが世界と比較してどうか、では実際にどう活用するのか、といった部分の記述が弱く、タイトルから期待されるほどの学びがなかった。
ただし、オリンピックのメダルが都市鉱山から賄われたという話もあるし、もっと注目されるべき分野であった、という点では当時としての先見性はあったのかもしれない。
2016年4月23日に日本でレビュー済み
他のレビュワーの方も書かれているが、携帯電話や家電に含まれてる未回収のレアメタルの量と他の国の資源としての埋蔵量を比較するのは無理があると思います。
それだったら中国やアメリカの方がはるかに多い訳ですよね、随分安直なタイトルだと思いました。
回収技術が世界一だったら良かったのですが・・・・
それだったら中国やアメリカの方がはるかに多い訳ですよね、随分安直なタイトルだと思いました。
回収技術が世界一だったら良かったのですが・・・・
2015年5月26日に日本でレビュー済み
鉱物資源のない日本という考え方から、金属資源大国日本という姿を見せてくれた貴重な一冊です。
ここで「都市鉱山」という言葉を初めて知りました。
p6「都市鉱山を資源とした場合、日本にはどれほどの鉱物資源が埋まっているのか。日本の金、銀の資源量は世界第1位となる」に、とても驚かされました。
p83「廃棄物が宝の山になる日本」
毎月、郵便受けにポスティングされている「各種金属不用品回収」のチラシ、その回収所の金属の山を見ると、「そうなんだ!」と思ったりします。
「第四章 世界最大級の資源を誇る日本の海」では、科学技術の進歩で、海底資源の発見p126「注目の日本近海の海底資源だが、その資源量は200兆円級とされている。」とあり、採掘技術開発など、今の日本の状況を知ることができました。
ここで「都市鉱山」という言葉を初めて知りました。
p6「都市鉱山を資源とした場合、日本にはどれほどの鉱物資源が埋まっているのか。日本の金、銀の資源量は世界第1位となる」に、とても驚かされました。
p83「廃棄物が宝の山になる日本」
毎月、郵便受けにポスティングされている「各種金属不用品回収」のチラシ、その回収所の金属の山を見ると、「そうなんだ!」と思ったりします。
「第四章 世界最大級の資源を誇る日本の海」では、科学技術の進歩で、海底資源の発見p126「注目の日本近海の海底資源だが、その資源量は200兆円級とされている。」とあり、採掘技術開発など、今の日本の状況を知ることができました。
2011年7月1日に日本でレビュー済み
重要なのは「その可能性」ではなく
これを実現することでしょう。
事実、日本は世界一の金属資源大国になれる
ポテンシャルを持っている。
しかし研究し実践をしなければ絵に描いた餅。
今回の福島原発の問題で、世界のエネルギー動向は
大きく変わる可能性がある。
金属資源政策は、日本全体の課題であり
日本が世界で一流国であり続けるために
重要なポイントでもある。
是非、この本が正しいことを
日本人が証明して欲しい。
これを実現することでしょう。
事実、日本は世界一の金属資源大国になれる
ポテンシャルを持っている。
しかし研究し実践をしなければ絵に描いた餅。
今回の福島原発の問題で、世界のエネルギー動向は
大きく変わる可能性がある。
金属資源政策は、日本全体の課題であり
日本が世界で一流国であり続けるために
重要なポイントでもある。
是非、この本が正しいことを
日本人が証明して欲しい。
2017年3月12日に日本でレビュー済み
タイトルが興味深かったので読んでみたが、著者はその道の専門家とはいいがたい内容で得られるものはなかった。星なしといきたいところだが、星を付けないとダメみたいなのでとりあえず0に限りなく近い星1つ。
2011年10月10日に日本でレビュー済み
正直、なんだかちょっと釈然としない部分ありです。
いろいろな製品やその廃棄物に金属資源が埋蔵されていると
いう都市鉱山の考え方は、悪くないのですが。
釈然としない理由は。。。
都市鉱山は、世界各国にあるわけで。
そういったことも試算された上で日本は1位というならいいのですが、
ある国では、天然資源、ある国では都市鉱山も合わせたものでという比較は
ちょっと釈然としない。ということかもしれない。
再利用されずに埋蔵された資源、これまで手付かずだった海洋資源に
目を向ける必要があることは、この本を読めばよくわかる。
そういう意味では、いい本だと思う。
いろいろな製品やその廃棄物に金属資源が埋蔵されていると
いう都市鉱山の考え方は、悪くないのですが。
釈然としない理由は。。。
都市鉱山は、世界各国にあるわけで。
そういったことも試算された上で日本は1位というならいいのですが、
ある国では、天然資源、ある国では都市鉱山も合わせたものでという比較は
ちょっと釈然としない。ということかもしれない。
再利用されずに埋蔵された資源、これまで手付かずだった海洋資源に
目を向ける必要があることは、この本を読めばよくわかる。
そういう意味では、いい本だと思う。
2011年5月9日に日本でレビュー済み
中国のレアアースの埋蔵量は、世界の30%程度で、残りの70%は別の国に存在している。しかし、中国は1989年から1990年代初頭にかけて、価格の安いレアアースを大量に市場に供給したため、販売シェアを獲得した。
金の埋蔵量は、南アフリカが世界第一位で6000トン、オーストラリアとロシアが5000トン、アメリカとインドネシアが3000トンである。これに対して日本の都市鉱山の金の量は6800トンである。
銀の埋蔵量は、ポーランドが世界第一位で5万1000トン、メキシコが3万7000トン、ペルーが3万6000トンである。日本の都市鉱山の銀の量は6万トンである。
銅の埋蔵量は、チリが世界第一位で1億6000万トン、ペルーが6000万トン、メキシコが3800万トンである。日本の都市鉱山の銅の量は3800万トンである。
経済産業省では、2009年11月から2010年2月の間、携帯電話の回収に協力した人に、商品券が当たるという事業を試験的に行った。これは、携帯電話に含まれる貴金属やレアアースを回収する目的である。この事業に協力した全国の店舗数は1886で、実際に回収された携帯電話は56万9464台だった。回収した携帯電話から得られた貴金属の量は、金が22キロ、銀が79キロ、銅が5690キロ、パラジウムが2キロと推定される。携帯電話一台あたりの収益は138円となった。
経済産業省では、2010年12月から方針を改め、国内の資源開発の認可をより強化にすることを決めた。これは、日本近海の天然ガスや海底鉱物の乱開発を防ぐためである。そして、法律は改正されて、鉱物の試掘や採掘の権利を許認可制度にして、鉱業権も国が審査することになった。しかし、この法律改正が行われる前は、資源開発はほぼ自動的に認められ、たとえ外国の資源調査船が入って来ても、それを規制する国内法が全くなかったのである。
昔から伝えられる英知こそが、日本の尽きることのない無限の資源であり、これこそ、日本が「世界一位の資源大国」である。
金の埋蔵量は、南アフリカが世界第一位で6000トン、オーストラリアとロシアが5000トン、アメリカとインドネシアが3000トンである。これに対して日本の都市鉱山の金の量は6800トンである。
銀の埋蔵量は、ポーランドが世界第一位で5万1000トン、メキシコが3万7000トン、ペルーが3万6000トンである。日本の都市鉱山の銀の量は6万トンである。
銅の埋蔵量は、チリが世界第一位で1億6000万トン、ペルーが6000万トン、メキシコが3800万トンである。日本の都市鉱山の銅の量は3800万トンである。
経済産業省では、2009年11月から2010年2月の間、携帯電話の回収に協力した人に、商品券が当たるという事業を試験的に行った。これは、携帯電話に含まれる貴金属やレアアースを回収する目的である。この事業に協力した全国の店舗数は1886で、実際に回収された携帯電話は56万9464台だった。回収した携帯電話から得られた貴金属の量は、金が22キロ、銀が79キロ、銅が5690キロ、パラジウムが2キロと推定される。携帯電話一台あたりの収益は138円となった。
経済産業省では、2010年12月から方針を改め、国内の資源開発の認可をより強化にすることを決めた。これは、日本近海の天然ガスや海底鉱物の乱開発を防ぐためである。そして、法律は改正されて、鉱物の試掘や採掘の権利を許認可制度にして、鉱業権も国が審査することになった。しかし、この法律改正が行われる前は、資源開発はほぼ自動的に認められ、たとえ外国の資源調査船が入って来ても、それを規制する国内法が全くなかったのである。
昔から伝えられる英知こそが、日本の尽きることのない無限の資源であり、これこそ、日本が「世界一位の資源大国」である。