未来学という学問。
正直初めて聞いた名前ではあるが、
未来という一見不明確なものの
見方を学ぶことができる。
既存の神話的概念、固定概念に
流され未来に悲観的になるのではなく、
当事者意識を持ち、新たな概念を持ち
未来を予想し、創造していくこと。
過去ではなく現在を、そして現在から未来を
予測すること、個人レベルで未来に対する明確なビジョンを
持つことが、ポジティブな未来に繋がるであろう。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
未来を変えるちょっとしたヒント (講談社現代新書 2063) 新書 – 2010/8/1
小野 良太
(著)
未来の大切な定義、それは「まだ何も決まっていない」ということ。
すべては、未来への明確なイメージ(ビジョン)を持つことから始まる。
人々がもつイメージと経済状況の関係、不可能と言われた記録を破った陸上選手、大学進学をイメージすることから劇的に変わった子どもたちなど
ビジョンが起こしたさまざまな「奇跡」の実例をあげながら、実際に未来を創り出していくヒントを示す。
【目次】
第1章 未来とは何か
未来を考える意味/Event(出来事)とTrend(趨勢)/Possible、Probable、そしてPreferableな未来 etc
第2章 未来に対する思考停止
「悪い未来は考えない症候群」/生と死と未来 etc
第3章 未来を探る
未来探索の前提/未来は創られる/未来への種 etc
第4章 自己イメージの罠
未来三角形/自己のイメージ
第5章 社会の神話的信念
Causal Layered Analysis (CLA) 手法/神話的信念の重み
第6章 イメージする未来
未来予測/未来雲
第7章 ビジョンが起こす奇跡
ImpossibleをPossibleに/アスリート、子どもたち、被強制収容者のビジョン
etc
第8章 未来への行動
未来世代/未来を考え行動する人に起こる変化 etc
【著者紹介】
小野良太(おの りょうた)
1958年、東京都立川市に生まれる。
米国コロラド大学で修士 (Interdisciplinary Telecommunications)、ハワイ大学で博士 (Communications and Information Sciences) を取得。
国際協力機構 (JICA)、ハワイ大学、シンガポール南洋理工大学 (NTU)を経て、現在、愛知大学経営学部准教授。
未来学者として未来学ゼミを開講し、中高生にも未来を考える講義を提供。
社会人に対してはFutures planning workshopを実施。
- 本の長さ186ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/8/1
- ISBN-104062880636
- ISBN-13978-4062880633
商品の説明
著者について
小野 良太
(おの りょうた)
1958年、東京都立川市に生まれる。米国コロラド大学で修士 (Interdisciplinary Telecommunications)、ハワイ大学で博士 (Communications and Information Sciences) を取得。
国際協力機構 (JICA)、ハワイ大学、シンガポール南洋理工大学 (NTU)を経て、現在、愛知大学経営学部准教授。
未来学者として未来学ゼミを開講し、中高生にも未来を考える講義を提供。
社会人に対してはFutures planning workshopを実施。
著書に“Electronic Communication Convergence: Policy Challenges in Asia”(Sage Publications)、
『自己発見とあなたの挑戦:大学生活をリッチにする入門講座』(大学教育出版)がある。
(おの りょうた)
1958年、東京都立川市に生まれる。米国コロラド大学で修士 (Interdisciplinary Telecommunications)、ハワイ大学で博士 (Communications and Information Sciences) を取得。
国際協力機構 (JICA)、ハワイ大学、シンガポール南洋理工大学 (NTU)を経て、現在、愛知大学経営学部准教授。
未来学者として未来学ゼミを開講し、中高生にも未来を考える講義を提供。
社会人に対してはFutures planning workshopを実施。
著書に“Electronic Communication Convergence: Policy Challenges in Asia”(Sage Publications)、
『自己発見とあなたの挑戦:大学生活をリッチにする入門講座』(大学教育出版)がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/8/1)
- 発売日 : 2010/8/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 186ページ
- ISBN-10 : 4062880636
- ISBN-13 : 978-4062880633
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,257,025位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,921位講談社現代新書
- - 151,773位社会・政治 (本)
- - 166,840位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.2つ
5つのうち3.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
12グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年6月13日に日本でレビュー済み
自己啓発本のなかでも出来の悪い内容。読んでいて頭が痛くなってくるので手に取らないことを推奨する。
2012年2月27日に日本でレビュー済み
「未来学」というものをわかりやすく説明している。
この学問に興味があるひとにはおすすめ。
だが、わたしには「未来を変えるちょっとしたヒント」になるようなものは見つからなかった。
簡単なことをただ難しく言っているだけの印象があり、どれもあたりまえのことだ。
役立つ実践的な内容を求めるひとには、他の自己啓発本をおすすめする。
この学問に興味があるひとにはおすすめ。
だが、わたしには「未来を変えるちょっとしたヒント」になるようなものは見つからなかった。
簡単なことをただ難しく言っているだけの印象があり、どれもあたりまえのことだ。
役立つ実践的な内容を求めるひとには、他の自己啓発本をおすすめする。
2011年9月30日に日本でレビュー済み
政治家、官僚、経営者、管理職の方々、ぜひ、一読をお薦めしたい本です。
人びとが良い未来を描けば、社会は良くなる。人びとが悪い未来を描けば、社会は悪くなる。
現在から延びる未来:
上:好転した未来(Preferable Futures)
中:これまでの延長の未来(Probable Future)
下:悪化した未来(Bad Futures)
未来学は、「演繹的思考方法」と「想像力」を用いる。
何の制約も受けない、あらゆる可能性を網羅したことの答えが、単純ですが、未来学が提示する答え。
人びとが良い未来を描けば、社会は良くなる。人びとが悪い未来を描けば、社会は悪くなる。
現在から延びる未来:
上:好転した未来(Preferable Futures)
中:これまでの延長の未来(Probable Future)
下:悪化した未来(Bad Futures)
未来学は、「演繹的思考方法」と「想像力」を用いる。
何の制約も受けない、あらゆる可能性を網羅したことの答えが、単純ですが、未来学が提示する答え。
2011年5月4日に日本でレビュー済み
小野良太氏による「未来学」に関する入門書です。
「未来学」というと、聞き慣れない言葉ですが、自分の将来を考えるヒントになるような気がして、この本を手に取りました。
この本によると、これから起こる未来の可能性Possibilityには、次の三つがあるとのことです。
Possible Future 起こりうる未来
Probable Future 起こりそうな未来
Preferable Future 起こしたい未来
誰もが自分の未来はPreferble Futureにしたいと思っているでしょうが、今の日本国民は、その為の準備、努力をしようとはしないので、Possible→Possible、Impossible→Impossibleになっており、時には、Possible→Impossibleになってしまうこともある、とのことです。
確かに、その通りですね。
特に、今の若者に対して警鐘を鳴らしており、Impossible→Possibleにする努力をすることが大切だと説いています。
それを実現する考え方として、Self-fulfilling Prophecyという概念を紹介しています。
「自分が携わる物事の結果は、予言した通りになる」という意味です。
予言する、ということは、自分の望む姿に向けて努力する、ということですね。
そこで重要なのが、Visionを持つことです。
Visionとは、自分が望むPreferable Futureを実現するために思い描くイメージのことです。
Visionは、個人でも組織でも必要なものなのですね。
明確なVisionを持つことが企業にとっても重要なことは、ビジョナリー・カンパニーという有名な本でも書かれていることです。
私は、この本を読んで、世の中に、あるいは会社に流されている自分を再確認させられた思いがしました。
ImpossibleをPossibleにするために、Preferable Futureを実現するために、明確なVisionを持って、日々、努力しなくちゃいけないな、と思いました。
Self-fulfilling Prophecyを信じて。
「未来学」というと、聞き慣れない言葉ですが、自分の将来を考えるヒントになるような気がして、この本を手に取りました。
この本によると、これから起こる未来の可能性Possibilityには、次の三つがあるとのことです。
Possible Future 起こりうる未来
Probable Future 起こりそうな未来
Preferable Future 起こしたい未来
誰もが自分の未来はPreferble Futureにしたいと思っているでしょうが、今の日本国民は、その為の準備、努力をしようとはしないので、Possible→Possible、Impossible→Impossibleになっており、時には、Possible→Impossibleになってしまうこともある、とのことです。
確かに、その通りですね。
特に、今の若者に対して警鐘を鳴らしており、Impossible→Possibleにする努力をすることが大切だと説いています。
それを実現する考え方として、Self-fulfilling Prophecyという概念を紹介しています。
「自分が携わる物事の結果は、予言した通りになる」という意味です。
予言する、ということは、自分の望む姿に向けて努力する、ということですね。
そこで重要なのが、Visionを持つことです。
Visionとは、自分が望むPreferable Futureを実現するために思い描くイメージのことです。
Visionは、個人でも組織でも必要なものなのですね。
明確なVisionを持つことが企業にとっても重要なことは、ビジョナリー・カンパニーという有名な本でも書かれていることです。
私は、この本を読んで、世の中に、あるいは会社に流されている自分を再確認させられた思いがしました。
ImpossibleをPossibleにするために、Preferable Futureを実現するために、明確なVisionを持って、日々、努力しなくちゃいけないな、と思いました。
Self-fulfilling Prophecyを信じて。
2010年9月19日に日本でレビュー済み
正面から「未来学」をうたっていないところが良い。
それでいて、未来とは何か、未来をつくっていく力には、どのようなものが作用していて、
より良い未来をつくるには、どう行動すべきなのか、を教えてくれる。
印象に残ったこと。
「できもしないこと」を「できる」と過信して失敗する/問題を起こすことは、多々あるが、
実は、その裏に、「できること」を「できない」と考えてしまって、やらなかったことが
たくさん隠れている。
未来三角形・・・未来をつくる原動力は、「現在の推進力」「過去からの重力」と
「未来からの引力」の3つの力が作用している。未来からの引力を強くするには、
望む未来をイメージ化し、ビジョンをつくることが重要。
社会に現れる事象の4層構造・・・ある事象(第1層)の裏には、直接的な原因/主体(第2層)がある。
第2層を分析していくと、その主体が行動する価値観/世界観(第3層)がわかる。
そしてその第3層をつくっているものが、「神話的信念」(第4層)である。
新しい神話的信念が現れたり、従来から変化するとき、社会が大きく変化していく。
次の時代に発見されるであろう知識を、「未来の知識」として学問領域に取り入れようとする
「未来学」は、意外と面白くて、実は重要な学問ではないか、と理解できる良書だと思います。
それでいて、未来とは何か、未来をつくっていく力には、どのようなものが作用していて、
より良い未来をつくるには、どう行動すべきなのか、を教えてくれる。
印象に残ったこと。
「できもしないこと」を「できる」と過信して失敗する/問題を起こすことは、多々あるが、
実は、その裏に、「できること」を「できない」と考えてしまって、やらなかったことが
たくさん隠れている。
未来三角形・・・未来をつくる原動力は、「現在の推進力」「過去からの重力」と
「未来からの引力」の3つの力が作用している。未来からの引力を強くするには、
望む未来をイメージ化し、ビジョンをつくることが重要。
社会に現れる事象の4層構造・・・ある事象(第1層)の裏には、直接的な原因/主体(第2層)がある。
第2層を分析していくと、その主体が行動する価値観/世界観(第3層)がわかる。
そしてその第3層をつくっているものが、「神話的信念」(第4層)である。
新しい神話的信念が現れたり、従来から変化するとき、社会が大きく変化していく。
次の時代に発見されるであろう知識を、「未来の知識」として学問領域に取り入れようとする
「未来学」は、意外と面白くて、実は重要な学問ではないか、と理解できる良書だと思います。
2013年9月22日に日本でレビュー済み
著者が読んだ本のまとめのような本。
本のエッセンスのような本で、読んでいて面白くない。
どうしてこんなに面白くないか考えてみた。
ひとつ、新書であるのに、概説本のように、人の知見をまとめただけだから。
ふたつ、具体例がなく、書き写しただけのオマージュ作品だから。
みっつ、著者自身もよく理解していないから。
と分析したがいかがだろう。
本のエッセンスのような本で、読んでいて面白くない。
どうしてこんなに面白くないか考えてみた。
ひとつ、新書であるのに、概説本のように、人の知見をまとめただけだから。
ふたつ、具体例がなく、書き写しただけのオマージュ作品だから。
みっつ、著者自身もよく理解していないから。
と分析したがいかがだろう。
2011年2月23日に日本でレビュー済み
地に足のついた未来追求。論理的でありながらイマジネーションや直感力を動員していく、わくわくするような未来のビジョン形成。
なんったって、「ちょっと」どころではない。
未来のことを考える、となると未来の予測ばかりに心奪われそうだが、本書では過去、現在とのつながりが非常に強く意識されている。
とくに、未来の状況を形作る3つの力のひとつ、「過去からの重力」についての言及は興味深い。
「自己のイメージ」というあまりにも不確かで限定された自己認識が、どれほど人を拘束し、未来に広がっている可能性を閉ざしていることか。「神話的観念」という大前提が、どれほど人から選択肢を取り除いていることか…。
過去ゆえの未来ではなく、未来のための未来に私はどのような絵が描けるだろう?過去ゆえの今ではなく、未来のための今を、今日私はどのように生きるべきだろう?
昨今はやりの「自分探し」にうつつを抜かすくらいなら、本著の「ヒント」から学びつつ「自分創り」に磨きをかけられる人でありたいと思わされた、含蓄ある一冊。
なんったって、「ちょっと」どころではない。
未来のことを考える、となると未来の予測ばかりに心奪われそうだが、本書では過去、現在とのつながりが非常に強く意識されている。
とくに、未来の状況を形作る3つの力のひとつ、「過去からの重力」についての言及は興味深い。
「自己のイメージ」というあまりにも不確かで限定された自己認識が、どれほど人を拘束し、未来に広がっている可能性を閉ざしていることか。「神話的観念」という大前提が、どれほど人から選択肢を取り除いていることか…。
過去ゆえの未来ではなく、未来のための未来に私はどのような絵が描けるだろう?過去ゆえの今ではなく、未来のための今を、今日私はどのように生きるべきだろう?
昨今はやりの「自分探し」にうつつを抜かすくらいなら、本著の「ヒント」から学びつつ「自分創り」に磨きをかけられる人でありたいと思わされた、含蓄ある一冊。