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「最悪」の核施設 六ヶ所再処理工場 (集英社新書) 新書 – 2012/8/17

5つ星のうち4.3 70個の評価

稼働すれば、世界が汚染される。
施設の欠陥、直下の活断層……。
様々な原発報道において、なぜか盲点になっている場所がある。それが、青森県六ヶ所村の「使用済み核燃料再処理工場」だ。本格稼働すると「原発が一年で放出する放射能を一日で放出する」と言われるこの施設では、いくつものお粗末な欠陥が露呈し、しかも、直下には明らかに活断層が存在する。その危険性は、通常の原子力発電所の比ではない。
本書は、それぞれの分野で「六ヶ所」にアプローチしてきた専門家たちの切実な訴えで構成される。このような施設を稼働させれば、日本のみならず地球全体に取り返しのつかない災厄をもたらすのである。

[著者情報]
小出 裕章(こいで ひろあき)
一九四九年生まれ。京都大学原子炉実験所助教。著書に『原発のウソ』など。

渡辺 満久(わたなべ みつひさ)
一九五六年生まれ。東洋大学教授。共著に『新編 日本の活断層』など。

明石 昇二郎(あかし しょうじろう)
一九六二年生まれ。ルポライター。著書に『刑事告発 東京電力』など。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2012/8/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/8/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 408720653X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087206531
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 70個の評価

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小出 裕章
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年3月20日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 新書Amazonで購入
    この書は新書版であるが、重要な視点を4章に分けて書かれている。
    第一章は、原発稼働から生まれる色んな核種の放射能・放射線とそれが及ぼす危険性を中心に書かれる。
    第二章は、原発を作るにあたって、もし、過酷事故が起こった場合どういう影響が出るかのシュミレイションの結果が載せられ、私は初めてその方法や現実を知ることが出来た。
    第三章は、断層、特に活断層の認定について、電力会社と審査委員会の承認したものに対して疑義があり、航空写真、実地調査、トレンチ掘削調査を行い、地形の変動痕を地質学的明らかにし、電力会社及び審査委員会が如何に過少認定しているかを明らかにしている。
    第四章は、プルトニュームを使う増殖炉が失敗し、使用済み核燃料の再処理工場も全く事故続きで動かない事態、原発の大事故後も、それでも固執する理由を、国は原子力基本法を改定し「我が国の安全保障に資する」と言う項目を入れた。これは、いつでも核兵器製造の可能性を残し、それへの道も塞がれてはいないと言う宣言であることを知り得た。
    以上のような事は、もんじゅ事故、福島第一原発3基もの原発のメルトダウン後も、平然と誤魔化し、シラを切って続けられている。異常な原子力政策と原発稼働が行われていることを告発している。危険物を運用・扱うものは、最悪のことを考えた設計とその施設が立つ地質調査と、いざと言う時にはどうするか、廃炉・放射性廃棄物はどうするかまで考えて行うのは、当然のことであるが、そうはまったくなっていない。
    「原子力ムラ」はこのような、お粗末な姿の運命共同体のような存在で、国民の生命や財産などより、とにかく核燃料サイクルに依然としてかじりついている実態を明らかにする。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2022年6月9日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 新書Amazonで購入
    この本の内容は本当に恐ろしく驚愕です。
    福一での事故が起こり、多くの国民が被害に遭ってなお、こうした施設が存在し、それを再稼働させようとしている人が居て、そういう人たちが社会の上の方で日本という社会の未来、国民一人一人の未来と命を、自分たちの利権と天秤にかけてなお、利益を選択するということをやっているのかと思うと、信じられない気持ちでいっぱいです。

    既に科学的なデータや検証が提出されているにもかかわらず、それを平然と無視し続ける行政、そして、それを野放しにし続けている大手メディア。
    この国は本当に大丈夫なのだろうか?と恐ろしくなる。

    余り読みやすい文章とは言えないが、内容に関しては本当に衝撃的で、もし、日本の原子力関連施設に事故が起こったら、福一のような不幸中の幸いは二度と起こらないと考えるのがまっとうで、そう考えた場合、日本は破滅することになってしまう可能性が高いということである。

    そういう可能性が存在している施設を、事故は起きないと高をくくり、利権を追求する人たちが存在し、社会の上の方で国民を危機にさらしているのかと思うと、憤りが隠せない。

    少なくとも、こうした知識は国民の一人一人が認識すべきことだと思うし、真剣に考えたうえで、政党や選挙で議員を選択すべきなのだと思う。
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年7月27日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 新書Amazonで購入
     反原発を長年貫いてこられた科学者・小出裕章さん(こういう方がもっともっと評価されるべき。逆に、経産省関係団体「工業技術院地質調査所」OBで原発稼働に有利な審査結果を出した衣笠氏が「原子力安全功労者」として表彰されているらしい。国からもらう表彰なんてこんなもの。倒錯ここに極まれり)、活断層の専門家・渡辺満久さん、ルポライターの明石昇二郎さん、三方がそれぞれの専門分野から青森県の「六ヶ所村再処理工場」、広くは原発行政の杜撰すぎる実態を明らかにした新書です。

    目次

    はじめに 国を滅ぼす「自爆スイッチ」
    第一章 「原子力後進国」日本の再処理工場が招く地球汚染の危機・・小出裕章
    第二章 シミュレーション「六ヶ所炎上」・・明石昇二郎 強力:小出裕章
    第三章 核燃料サイクル基地は活断層の上に建っている・・・渡辺満久
    第四章 再処理「延命」のため浮上した日本「核武装」論・・・明石昇二郎

    六ヶ所村再処理工場の経費は2012年時点で二兆二千億円にもなるそうですが、それでもなお本格稼働できていません。
    しかも、「東京新聞」によれば、稼働させなくても維持費が年間千百億円かかります。<原子力ムラ>住民の相互利益を最第一に、国民の生命財産は二の次三の次に-というより率直に言ってムラの人間は立地体住民も自分と関係しない日本国民もゴミかなにかだと思っていると感じますが-嘘まみれの調査報告書に基づいて建設されたこの国民にとって不要、不要以上に有害な工場を維持するために行政は血眼になり、ごり押しの一手で「核武装論」まで持ち出しているというのです。
     最近、7年ぶりに「原子力白書」が出されるというニュースを見て、今六ヶ所村再処理施設はどうなっているのかと思って日本原燃のHPを見たら、2016年6月22日付けで「六ヶ所再処理工場の新増設等計画書の提出について 」というのが報道関係者あてに出されていて、うわっと思いました。もう本当に、活断層の判定から地震津波想定、避難計画、責任の所在、施設の点検、すべてがいい加減で無責任で、その上莫大な維持費がかかる上にろくに核廃棄物を再処理できない「もんじゅ」や「六ヶ所村再処理施設」など原子力ムラ関連施設をこれ以上維持したり増やしたりしないで欲しいです。渡邊さんのお話が本当なら、「原発建設ありき」で活断層の疑いがあっても身内同士で誤魔化し合って、データ改ざんして国民に嘘ついて責任も取らず、明石さんのお話が本当なら再処理は埋め立て処理より経済的にもコストがかかる、しかも国民の目を盗むかのように2012年「原子力規制委員会設置法」「原子力規制法」に新たに「わが国の安全保障に資する」という文言を足して、経済コストが悪くても国防利用のために原発は必要という大義名分の布石を打っているのです。そしてわが国のプルトニウム保有量が過去最大になった、と先日報じられました。
    毎日新聞からの引用。
    「 内閣府は27日、原発で使用した核燃料から再処理で取り出し、国内外で保有するプルトニウムは昨年末時点で47.9トン(前年末比0.1トン増)と発表し、同日、原子力委員会に報告した。発表を始めた1994年以降、最多。

     今年は関西電力高浜原発3、4号機(福井県)でプルサーマル発電が一時再開され、研究用プルトニウム331キロを米国に返還したため総量としては約1.2トン減る見通しで、昨年末が保有量のピークになる見通し。

     47.9トンのうち、国内保有分は前年末と同じ10.8トンで、海外保有分は仏16.2トン、英20.9トンの計37.1トン。英では委託した使用済み核燃料に約1トンのプルトニウムが残っており、同国の工場が操業を終える2018年ごろまでに取り出される予定だ。」

    「原発を止めるのが早ければ早いほど、再処理をしなければしないほど、コストは安く済む。つまり『脱原発・脱再処理』は、たいへん理にかなった話なのである」

     都知事選では鳥越氏が「反原発」と主張しているわりに原発問題があまり焦点化されておらず、少し前まで東電の社外取締役だった自民の推薦候補が何食わぬ顔で出馬されていたりします。馬鹿にしています。首都東京の皆さん、震災を思い出して欲しいのです。あなた方の使っている電力がどこからどのように作って送られてきており、電力会社や経産省の悪徳官僚を筆頭にした<原子力ムラ>が、あなた方から集めた電気料金で「原発は絶対に安全」あなた方を騙して、湯水のように金を使い利益を得てきたことを思い出して欲しいのです。
     原発運転差し止めの仮処分という画期的な司法判断が続く中、<原子力ムラ>は躍起になって復活しようとうごめいている。人間は欲深い、特に資本主義社会はその欲を煽りたて合う社会です。人間は今までもこれからもどうしようみなく欲深く愚かだとしても、二回も被爆してそれでも核の恐ろしさを学べない程には我々が愚かだとしても、しかし「三度目の被爆」でもう徹底的に学習しなくてはならないのでないですか。あなたたちの子供らのことを考えてあげてください。わが国の大人は随分長い間子どもたちに酷い背中を見せ続けてはいませんか。松下竜一さんのように原発反対して夏場はクーラーさえつけないという聖人になるのは難しくても、長い目で見れば自分たちのためになるということを理解するだけでもいいのです。

     原発も再処理施設もいらないはずです。電気は足りているし、原発は余りにも危険で非人間的です。わたしは別に子ども好きではありませんが、それでも一部の人間の利益のために子どもたちの将来を危険にさらす必要はないはずだと思います。
     
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年11月13日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 新書Amazonで購入
    大げさに言うのでなく、淡々と分かりやすく的確に説明していることで非常に説得力があると思います。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年4月18日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 新書Amazonで購入
     目次と評価を記します。 「はじめに」に続いて
    第一章 「原子力後進国」日本の再処理工場が招く地球汚染の危機(小出)・・・◎
    第二章 シミュレーション「六ヶ所炎上」(明石)・・・△
    第三章 核燃料サイクル基地は活断層の上に建っている(渡辺)・・・◎
    第四章 再処理「延命」のため浮上した日本「核武装」論(明石)・・・〇

     広瀬隆「赤い楯」第三分冊(p1236)に、仏のラ・アーグにある再処理工場は英国ウィンズケールと並んでヨーロッパ最悪の工場とされてます。ひとたびここで大事故が発生すればチェルノブイリの数百基分の死の灰が放出されるそうです。古い本で六ヶ所再処理工場については言及されてませんが、地震大国の六ヶ所再処理工場は更に危険な工場になります。
     本書は易しい本で中高生でも読めます。印象としては、
    〇 小出さんの書いた第一章は図が多く分り易い。例えば図9の平常運転時の放出される放射能の割合の図は参考になります。事故が起こった場合の死者が生じる確率と距離の表(表2~5)図15も分り易い。
    〇 第一章で六ヶ所再処理工場は仏技術を導入して建設された工場(仏に建ててもらった工場)で現在でも仏人技術者がいる。
    〇 渡辺さんの書いた第三章も活断層の知識が得られる優れた章
    〇 第二章は最悪のシニュレーションをしたものだが若干感情的。
     全体としては第一章と第三章の記述は科学的かつ冷静で優れているが第二章はややSF的。
    現在六ヶ所再処理工場は本格稼働してないのが救いと云えます。
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2020年7月3日に日本でレビュー済み
    フォーマット: 新書Amazonで購入
    六ヶ所村の核施設の本質、あってはならない反人間の実態、この国の未来を失わせる核の「利用」を許してはならないと痛感させられた。既成のジャーナリズム、メディアの怠惰にも怒りが湧く。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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