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ブータン、これでいいのだ (新潮文庫 み 58-1) 文庫 – 2016/5/28

4.4 5つ星のうち4.4 57個の評価

クリーニングに出したセーターの袖は千切れているし、給湯器は壊れてお湯が噴出するし、仕事はまったく思い通りに運ばない。「幸せの国」と言われるブータンだけど、現実には社会問題も山積みです。それでも彼らは、「これでいいのだ」と図太くかまえ、胸を張って笑っている――初代首相フェローとしてブータン政府に勤務した著者が、日本人にも伝えたい彼らの“幸せ力”とは。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2016/5/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/5/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 262ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101204861
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101204864
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.2 x 15.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 57個の評価

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御手洗 瑞子
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブータン映画史上初のアカデミー・ノミネートを受けた「ブータン 山の学校」を見て心を掴まれ、余韻を求めてこの本にたどりつた。というよりほとんど一択だったのだけれど。
 軽やかな題名を見て、「幸福度ナンバーワン・夢の国ブータン」のずっこけ礼賛訪問記なのかと思いきや、筆者の目はかなり鋭くブータンの現実に向かう。かといって日本人の視点からの安易な分析や批判に陥るのでもなく、あくまでもブータンに寄り添いながら、この国を案じ、理解しようとする。結局は筆者もブータンの国と人々を心から深く愛しているのだ。この過不足のない公用教科書ともいえる本がわずか1年の滞在で生まれたものだとは信じられない。
 最後の最後、「ブータン、これでいいのだ」と筆者がつぶやく言葉にじんと来てしまった。これはまるでサガンの「悲しみよ、こんにちは」じゃないか。軽いと思っていた題名が、ずしんと心に落ちるのである。
 実は「ブータン 山の学校」のラスト、主人公の青年の選択には釈然としない裏切りのようなものを感じていた。でもこの本を読むと何となくその選択こそがブータン人らしさのような気もしてくる。そして最後の最後に青年が口にするあの歌に、ブータンの誇りと希望が託されているのではないかと思えるようになった。
 これでもまだ足りないと思う方は、たかのてるこさんの怒涛の突撃ルポ「ダライ・ラマに恋して」がおすすめ。とにかく熱い本です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
御手洗瑞子さんが、気仙沼市で編み物の会社を立ち上げたということで

Amazonで検索してみると、ブータンで仕事をした経験があるとのこと。

ブータンは、世界一幸福の国で有名ですが、どんなところなのか全く判らなかったので

ダウンロードしました。

人口60万人の小国で、コミュニティで成り立っている社会とのことですが、

自分が住んでいる地域のコミュニティについて考えさせられました。

ただ、残念なのは、kindle版で見る白黒写真では美しい風景や綺麗な民族衣装の

良さが伝わってきませんので星四つにしました。

単行本のご購入をお勧めします。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく良かったです。
あまり期待せず購入しましたが、気楽に読み切りました。
ブータンでの御手洗さんの奮闘?が楽しかったです。
2018年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
御手洗 瑞子さんは現代版西岡京治さんですね。「ブータン開拓の父」ならぬ「ブータン改革の母」となり、日々奮闘andエンジョイしている情景が目に浮かんで楽しく読ませていただきました。色々大変なことも多いとは思いますが、ブータンに行って癒やされたい。そんな気分になりました。
2013年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブータンの国王と妃の来日により、GNHという指標を知りましたが、この書籍により、GNHがGNPを否定するもので無いことや国民性の一端を知ることができました。仕事と私生活とのバランスについての考え方は、何を大切とすべきかを再認識させられました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山岳地帯の小さな国ブータン、外から中からの観察と体験、文化の一端が理解できました。
2012年11月27日に日本でレビュー済み
著者は、2010年9月から1年間、ブータン政府GNHコミッションに首相フェロー第1号として働いた20代女性です。

これを読もうと思ったきっかけは「ブータン――「幸福な国」の不都合な真実」を先に手にしたものの、影ではなく光の当たるブータンを読んでからと思ったから。
結果的に、二冊を同時並行で読んだのですが、著者は嘘は書いていないが真実も書いていないということが感想です。

ブータンのGNH(国民総幸福量)は有名で、「国民の97%が幸福と感じている」というのが日本でも流布されていますが、著者はこの数字を一回も使っていません。そりゃそうでしょ。だって、この数字は王政下の2005年、調査官との面談方式で「とても幸福」「幸福」「あまり幸福ではない」の3択で選ばせたものですから。「幸福ではない」という選択肢もなく、王政が推進する幸福度に反対する国民はそうはいないでしょう。在りし日のソ連で調査してみても同様な数字になったはず。たぶん、彼女は知っていて書かなかったといえます。嘘は書いていないけれど真実も書いていない。

また、彼女は、ブータンで働くインド人出稼ぎ労働者については書いていますが、ブータンにおけるネパール系の人たちの苦難については一切触れません。まるでブータンはチベット仏教のみの統一国家のような書き方です。そしてブータンのネパール系の人が実はブータン国籍を有せないことがほとんどだ=無国籍だということも書かれていません。そしてブータンから逃れたネパール系難民の話も一切なしです。

結局、彼女は首都ティンプー周辺の「体制側」からみたブータンのみを描いています。
彼女としてみれば今後もブータン専門家として体制側で働きたいのならば、体制側が見て欲しくないことはあえて書かなかったというのが正直なところでしょう(もちろん、そんなこと著者本人は書いていませんが)。

そうは言っても、首都近郊の状況は非常にわかりやすく書かれています。
プライドの高いブータン人、手帳を持たないために自分が記憶できる範囲でしかスケジュール管理できないブータン人、人生1度しかないんだから、明日はどうなるかわからないんだからという気質のブータンj人。確かにこのゆるさは味わいたいものがあります。

でも、著者も警告していますが、ブータンでは現物経済から金銭経済に急激に移行したのと上記の気質が相まって、GDP1100億円に対し、住宅貸付だけで383億円。それ以外にもローンでの買い物が急増しているそうで、「バブルが心配だなぁ」とさしたる切迫感もなく書いていますが、この発売わずか1ヶ月後には外貨であるインドルピー不足によるローン停止などの混乱が生じているそうです。
53人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ブータンの人びとと相反するように、日本人は徹底して努力家で几帳面すぎるのです。
そのため、よりベストを求めて改善につぐ改善と、職人気質でより精巧性を追求し、高品質なモノとサービスを世の中に提供し、国際的に評価が高いと言えます。
その反面、几帳面さが裏目に出て、政治・経済・社会にひとつの問題や事件が発生すると、マスメディアやインターネットを通じ、第三者観点で徹底的にあら探しをし、どんな些細なことであっても許されるべきではないと、厳しい眼差しで叩いてしまいます。
それと、アメリカ産の個人主義、成果主義がもともと日本人にはその素養があったのかもしれませんが、核化社会とともに定着しています。
ブータンが国をあげて、GNH(Gross National Happiness:国民総幸福量)というビジョンを掲げているところが、類のない発想であり、目の付け所がすごいところです。
著者は、日本では自分自身や家族のことという世俗的なことを神頼みするのですが、ブータンでは来世を意識し周囲の幸せを含んだ幸せゾーンが広いのだとと力説しています。
「自分だけの幸せを願ったら、自分の幸せを探し出したら、どんどん幸せから遠ざかって行くのだ」
「人のためになにか役に立つことをして、相手が幸せになるのを見ると、自分もとても大きな満足感が帰ってくるのだ」
ブータンの人びとの幸せ論は、この言葉に言い尽くされています。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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