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氷上の光と影―知られざるフィギュアスケート (新潮文庫) 文庫 – 2010/12/24

4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

氷上の華麗な舞は、観る者を魅了する。だが、その水面下では壮絶なドラマが繰り広げられている。より高い「技術」と、より美しい「芸術」との狭間で、日々闘い続ける選手たち。そして、彼らを支えるコーチや振付師の役割とは何なのか。また、複雑な採点方法、4回転ジャンプ、トリプルアクセル等々、進化する専門用語も解説。フィギュアスケートの深淵を描く本格ノンフィクション。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2010/12/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/12/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 275ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410134731X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101347318
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.2 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

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田村 明子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カバーをとると、白と水色の美しいグラデーションが見事です。
新潮社装丁室のみなさん、GJ!

普段からフィギュアスケートが好きで、ニュースや雑誌、書籍などで情報を追ってきた人には少し、物足りないかもしれません。あっと驚く新情報というよりは、初心者向けに史実を解説するような内容だからです。しかし実にわかりやすく、見事にまとめています。

ものの見方が公平で、非常に繊細なバランス感覚の上で執筆されていることがよくわかります。自分の意見はあるけれども、事実はこうだった、と提示して余韻をもたせています。

しかしこの著者の真に瞠目すべき点はこの文体です。
たとえばあのトリノ冬季五輪「現場」にいあわせた人なのですから、いくらでもセンセーショナルにあることないこと(笑)書くこともできるのに、おさえた筆致で実見した情報を的確に書き出しています。少ない文章でも筆者の真意は十分に伝わります。
競技スポーツとはいえ、結果だけでなく、そこにいたるまでの過程や、選手を取り巻く環境、スポンサー問題なども綿密な取材を背景に、端的に語られています。

こういう文章を「うまい」と言うのでしょう。
余談ですがパソコンの取り扱い説明書とか納税の手引きは、こういう人に書いてほしいと思いました。
日本のフィギュアスケートライターさん、カメラマンさんはほとんど手弁当に近いような貧弱な条件で、ただ「好きだから」長年取材を続けてこられた方がほとんどと聞いています。

こうして1冊にまとめられたすばらしい本を片手に、じっくりとこの競技の側面にふれ、理解を深めてほしいです。特に目先の視聴率だの販売数だのにおいまくられて、競技をつぶしかねない浅はかなテレビ中継やくだらないゴシップをのせる週刊誌の作り手の皆さんにも。
69人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月5日に日本でレビュー済み
田村明子さんのこの著作を単行本で読んだのは前回の東京ワールドのときで、その内容の濃さに感銘して数少ない信頼できるジャーナリストと思ってきました。しかし、最近の著書を読んで私の中では評価が変わりました。ここ数年のジャッジングシステム改正とその運用は疑問だらけと考えているファンは多いと思いますが、このことへの言及を意図的に避けていると思います。それだけでなく、見ている側の印象とジャッジが出す点数の乖離は、ファンがルールについて不勉強だからだと明言しています。オリンピックやワールドカップの開催地が政治で決まるのは誰が見ても明らかですが、フィギュアスケートほど政治そのものになった競技は他にないと個人的には思います。こういった疑問に応えるのがジャーナリストとしての使命ではないのでしょうか。ISUは勝者をコントロールしようとしているように見えるとさえ発言した元選手もいるのです。4年前にこの著書を読んでジャーナリストとしての田村明子さんを信頼するようになっただけに残念としか言えません。現状では真実を伝えてくれるメディアやジャーナリストは日本には存在しないと思えてなりません。ですから、この評価は現在の田村明子さんに対する私の評価です。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単行本でも読んでいましたが、いつの間にか文庫でも出ていたので再購入。
世間を震撼させたあの事件や、華やかな銀盤の裏側を、淡々と紡いでいきます。
そこら辺にあるフィギュアもののルポと決定的に違うのは、
作者のスケートへの愛なのではないだろうかと、本気で思いました。
ぜひ私も生のフィギュアを観戦してみたいものです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、30年以上前からのフィギュアスケートファン。伝説のトービル、ディーンの振り付けに関することや、ソルトレイクシティーの疑惑の判定に関する記述には、思わず納得したり、知らない裏側が書かれてあり、とても興味深かった。ソルトレイクシティーオリンピックで、当初、カナダが騒いで、アメリカのメディアが大々的に「不正だ」と取り上げて、カナダペアに金メダルが授与された経緯は、バンクーバーでの採点の矛盾点にもつながってくる。ソルト〜で、カナダ組が小さなミスで1位、ロシア組が完璧な演技の2位だったら、2個目の金メダルは、絶対にありえなかった。
特に、各国審判員が、何を基準に点数をつける傾向にあるかやロビー活動において、どのように審判員を取り込んでいくかの説明が興味深い。
バンクーバーオリンピックでも、どんなに採点法が変わろうと、人間の主観が入る採点競技である限り、すべての国の選手にとって、完全なる平等な採点をすることが難しく、採点の微調整や矛盾があっただろう、ということが推理される。ジョニー・ウィアも、最近は、採点とアメリカの政治とが絡んだ矛盾をほのめかしていた。
東西冷戦時から、ずっと生き続ける審判たちの攻防戦が、この競技では、この次のソチオリンピックでも、「報復」の採点が行われるのではないか、と思ってしまう。
筆者は、あらゆる国のスケーターとの交流、インタビューの仕事や通訳なども同時にこなしてきた、スポーツライターだから書けたのだろう。
アルベールビルオリンピック以後からのフィギュアスケートファンに、特にお勧め。
ちなみに同時に「氷上の美しき戦士たち」も購入した。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月20日に日本でレビュー済み
私、自称にわか熱めファン。フィギュアスケートのテレビ放送鑑賞だけは毎年楽しみにしています。
実に不思議な本に出会った気分です。
ルポルタージュなのだが、流れがありドラマチック。最後まで一文一文引き込まれました。
2006年のトリノオリンピック後しばらくして書かれたこの書は、主にトリノ五輪の話や、トリノ以前の様々なフィギュア界の出来事が書かれていて、そこからフィギュアスケート界の歴史が垣間見えるのだか、単に「歴史がわかりました」ではなく、著者が、さまざまな選手や関係者(コーチ、振り付け師、ジャッジなど)の思いを、飾らずに汲み取って文章にしているよう感じた。
また、その登場人物たちの多くが現在メジャーなので、テレビで観たり聞いたりする際、なんとなく親しみ、愛情、尊敬の念などが湧くかと思う。

近年、シーズン中のフィギュアスケートのテレビ放送が華やかになり、実況や解説で技についての専門用語、コーチや振り付け師の名前を頻繁に挙げるまでになったが、茶の間の素人は名前を覚えるのが関の山。
が、本書では、選手や関係者のエピソードが満載で、ルールや採点法(新旧※ただし2006年当時までについて)についても流れの中でさりげなく解説されている。
茶の間ファンの、名前だけ、単語だけというモノクロ知識が、頭の中でうっすら色付き、テレビ放送や紙面での選手や関係者、ルールや技についても観る目が違ってくるかと思う。
ただしルールや採点法についてはあまりに深く微妙なことがこの書で痛いほど分かり、ゆえに当たり前だが素人判断はムリ。
つまりは点を獲るための苦労、採点する苦労がよく分かる書です。
だが、少し知るのと全く知らないのでは、少しの違いだが、その少しの違いから茶の間ファンはそれぞれに興味の触手を伸ばすであろうと思う。
なお、採点(問題)についての記述もあり、その記述に対して著者がルポライターとして足りないような指摘も受けているようだが、審査に関わっていない者に書けることは限られている。
だから私は著者が足りないとは思わない。
出版当時の著者曰く、採点法式が確立されるにはあと10年はかかるであろうと。
多くの感動を与えてくれるスポーツ競技のひとつであるフィギュアスケート界の行く末を一ファンとして時に素人特有のジレンマを抱きつつも、温かく見守ってゆきたいと、この書を読み、改めて思った。
この書と併せて2005年に発売されている「オールアバウトフィギュアスケート(ぴあムック)」もソチまでに一読おすすめです。今が熱い素人には案外昔の冊子に頭も心も追い付きやすいかもしれません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年3月26日に日本でレビュー済み
活躍してますね、フィギュアの日本選手達。

この本を読み終わってから日本開催の2007世界選手権を見たら、今までの何倍も楽しめました。

フィギュアスケートブームの今、他の人に教えてあげたいトリビアがいっぱいです。

私のように、採点方法とか難しいことは分らないけどフィギュアを見るのは大好き、

という人にも面白くわかりやすく楽しみながら読み終わると、フィギュア通になっている!

という本でしょうか。

でも、スケートに深く関わっている人(選手をはじめ)にも読んでもらいたい本だなぁ。

著者は翻訳家でもあるようなので、自分で翻訳して・・・世界中のフィギュアスケートファン、

関係者に読んでほしいですね。

世界最高のジャンパーは誰?

スケーター中のスケーターとは?

あの選手のジャンプ成功率は?

4回転と引き換えに選手が負う大きなリスクとは?

膨大な時間をかけた取材と資料を元に書かれたと思われますが、

とにかく面白かったです。

1400円出して買ったのに、途中で値段確認してしまったくらいお得な一冊でした。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月8日に日本でレビュー済み
田村明子さんの著書を読んだのはこれが初めてでしたが、その密度の濃い圧倒的な内容に驚きました。
よくぞここまで書いてくれた、という気持ちです。

ソルトレークは色々な意味でフィギュアスケート界の分水嶺となった気がします。
ケリガン襲撃事件や、ソルトレーク不正採点疑惑などに対する北米メディアの過剰ともいえる報道―――それが結果的に北米のフィギュアスケート人気が落ちる原因の一つになったというのは納得ですが、その反動でしょうか、「公平(fair)」が大好きな北米が、昨今のフィギュアスケートの採点に関しては沈黙を守っている(ように見える)のは残念です。
今度、採点で不正があったら、フィギュアスケートはオリンピック競技から外すと言われているからだとか、そうでないとか・・・そういう噂を聞きますが・・・
確かに今、アメリカには、ミシェル・クワン選手のような圧倒的人気をもった選手はいないかもしれないけれど、レイチェル・フラット選手もミライ・ナガス選手も、随分迷惑を被っていると思います。(特にフラット選手は先シーズン、何故かスケートアメリカで二位、世界選手権でもクリーンに見えたジャンプはDGで、実力に対して正当な評価がされていないように感じます。)

今、採点はデタラメになって(いるように見えるし)、元一流選手でさえ、採点がよくわからない、大会がリサイタル化していると警鐘を鳴らしています。
旧採点最後のオリンピックで(そしてその前後で)何が起こり、それにISUやマスコミ、選手・コーチ陣がどのように向き合ったかを知る事は、現在の採点やISUの組織的腐敗(に見える)を考える上で示唆を与えてくれると思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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