とりわけ池波正太郎の「鬼熊酒屋」は良かったです。
冒頭から吸い込まれるように物語の内側に入り込むことが出来ました。
このような文体の小説は初めて読んだ気がします。
解説では、この物語は人間の「死」が描かれていると書かれていますが、私にはある一人の人間の「生き様」が描かれているように思えました。
この作者の時代小説なら、お侍の決闘で血を浴びせるようなシーンがあっても楽しく読めるような気がします。
5人の作家の小説を読み比べることで、言葉の魔力を実感できる一冊でした。
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赤ひげ横丁―人情時代小説傑作選 (新潮文庫) 文庫 – 2009/9/29
回診先の岡場所で、体を売る少女に出会う(「徒労に賭ける」)。寝たきりの妻を抱える男の元へ、中年女が突然現れ(「介護鬼」)。医者として戻った庄次郎は、出迎えの中に愛した女を探すが……(「向椿山」)。長崎・丸山遊郭は、外国人医師が来たんで大騒ぎ(「眠れドクトル」)。いつも強気の熊五郎、最近様子がおかしくて……(「鬼熊酒屋」)。医術を通して人の心を描く傑作人情時代小説五編。
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/9/29
- ISBN-104101397287
- ISBN-13978-4101397283
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2009/9/29)
- 発売日 : 2009/9/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 243ページ
- ISBN-10 : 4101397287
- ISBN-13 : 978-4101397283
- Amazon 売れ筋ランキング: - 770,251位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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大正12年(1923)、東京・浅草生まれ。下谷・西町小学校を卒業後、株式仲買店に勤める。戦後、下谷区役所に勤務して長谷川伸の門下に入り新国劇の脚 本を書いて演出の腕も磨く。昭和35年(1960)、「錯乱」で直木賞を受賞。52年(1977)、吉川英治文学賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕 掛人・藤枝梅安」の三大シリーズが人気絶頂のさなか、急性白血病で逝去する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池波正太郎が書いたもうひとつの「鬼平」「剣客」「梅安」 (ISBN-13: 978-4270005859 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市“新宿”」でデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『牙一族の狩人 魔界都市〈新宿〉 (ISBN-13: 978-4022739445 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)