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不明解日本語辞典 単行本 – 2015/11/27
高橋 秀実
(著)
読めば読むほど、日本語がわからなくなるんですけど。「普通」って何?「ちょっと」って何? 「っていうか」って何? ……。毎日何気なく使っている言葉の意味を、みなさんは本当に理解していらっしゃいますか? あまたの辞典類の頁をめくり、日本語の持つあいまいさ、難解さに正面から立ち向かい、時に茫然とたたずむ。小林秀雄賞作家によるユニークな辞典風エッセイ。
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2015/11/27
- ISBN-104104738050
- ISBN-13978-4104738052
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2015/11/27)
- 発売日 : 2015/11/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 268ページ
- ISBN-10 : 4104738050
- ISBN-13 : 978-4104738052
- Amazon 売れ筋ランキング: - 45,864位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一件目のカスタマーレビューが低い点数だったので、いや、しかし、そうではなかろう、そういう問題でこの本の値打、価格が高い、と書かれてもなあ、違うんだが、と、応援する気になってしまった。先に「はい、泳げません」を抱腹して読み終えて直ぐに、もう一冊読みたくなってこの本に辿り着いたのだが、多角的に言葉を捉えてあって、そもそも知っているつもりの、あいうえお、の響きを再確認して【うそ】に辿り着く展開の鮮やかさは、学術的であってしかも言葉のアート。『大言海』も駆使して、「うそぶくノうそナルベシ」から、「うそ」という単語を発音させる手際。そして、角川古語大辞典を引用して、意味を確認。その後、うそでも、うら良し、と結ぶ辺り、巧い講談師が講釈してくれているような愉快さ。実に、クスクス、っと笑いながらも読み飛ばすには行かぬ本との付き合いの中に、作者の、その単語を選んだ愛が詰まって居るのに気付かされて、言葉で全身がマッサージされてほぐれていく感じがする愉快さである。1400円の値打あると思うけれどなあ。
2016年10月8日に日本でレビュー済み
著者と同じ大学出身なので、使い慣れた言葉であっても、ついその成り立ちが気になって考え込んでしまう、ということに共感できる。ごく当たり前の、日常使う言葉について違和感を感じた経験のある人には、面白いと思う。
言葉を無自覚に使っている人は、興味が持てないかもしれないが、そういう人にこそ、読んでもらいたい。
言葉を無自覚に使っている人は、興味が持てないかもしれないが、そういう人にこそ、読んでもらいたい。
2016年5月24日に日本でレビュー済み
全くの学問書である。大学で言語学を学ぶ学生(学んだことのある方)でなければ、3ページで嫌になる内容である。難しすぎるのだ。とは言え、わたしは素人ながら言語に興味があるので、-はじめに-も合わせて24ページまでは読んだが挫折した。難しすぎるのだ。これっぽっちも娯楽の要素がないのだ。学術書ならば娯楽がなくとも構わないが、寧ろある方が困るが、一般に市販される書籍ならばもう少し読みやすくしてもらいたい。
2015年12月14日に日本でレビュー済み
本書は、日本語的な三十弱の単語について、著者が辞書や古書を引き引き、その意味することの源流を辿るエッセイ集。
ちなみに、タイトルで用いた「迂遠」とは、回りくどいという意味の他に、実用性に乏しいという意味もある。
さて、言葉が迂遠であると、本書が迂遠であるが、各々どういう意味かは読んでみてのお楽しみとなる。
しかし、最初に言っておくなら、本書は「悪魔の辞典」的なものを望む向きには全く面白くないだろう(これは私の反省でもある)
本当に言葉が好きで、同時に言葉の意味なんてものや言語学に一定の知見や理解がないと、本書は楽しめないだろう。というか、本書を楽しむものとして著者が執筆したのかも甚だ分かり難いところではあるが。
言葉を題材としたエッセイでは、そのものズバリの「お言葉ですが」シリーズの高島俊男さんが先達としているが、同シリーズで展開される短文で明快で腑に落ちるものが先に頭にある者としては、本書は、長文(長編とは違う意味)で不明解(不明快とは違う意味)で腑に落ち辛いものとなっている。
正直にいえば、著者が、敢えてそうした趣向を諧謔的なものとしているのか、単なる著者の癖なのか、はたまた、著者が衒学的なのか、彼の著作を初見の私には断じ難いところではあるが、いずれにせよ少なくとも価格見合いのものではないとは言えるものとして、2☆とした。
衒学的な向きには☆1つを増す程度の評価と成り得る余地はあるが、そうした類の本であれば、他により高度なものがいくらもあるだろう。
以上、なんとなく本書を読んでの気持ちを反映した文体としてみた。
ちなみに、タイトルで用いた「迂遠」とは、回りくどいという意味の他に、実用性に乏しいという意味もある。
さて、言葉が迂遠であると、本書が迂遠であるが、各々どういう意味かは読んでみてのお楽しみとなる。
しかし、最初に言っておくなら、本書は「悪魔の辞典」的なものを望む向きには全く面白くないだろう(これは私の反省でもある)
本当に言葉が好きで、同時に言葉の意味なんてものや言語学に一定の知見や理解がないと、本書は楽しめないだろう。というか、本書を楽しむものとして著者が執筆したのかも甚だ分かり難いところではあるが。
言葉を題材としたエッセイでは、そのものズバリの「お言葉ですが」シリーズの高島俊男さんが先達としているが、同シリーズで展開される短文で明快で腑に落ちるものが先に頭にある者としては、本書は、長文(長編とは違う意味)で不明解(不明快とは違う意味)で腑に落ち辛いものとなっている。
正直にいえば、著者が、敢えてそうした趣向を諧謔的なものとしているのか、単なる著者の癖なのか、はたまた、著者が衒学的なのか、彼の著作を初見の私には断じ難いところではあるが、いずれにせよ少なくとも価格見合いのものではないとは言えるものとして、2☆とした。
衒学的な向きには☆1つを増す程度の評価と成り得る余地はあるが、そうした類の本であれば、他により高度なものがいくらもあるだろう。
以上、なんとなく本書を読んでの気持ちを反映した文体としてみた。