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監獄の誕生<新装版> : 監視と処罰 単行本 – 2020/4/24

4.5 5つ星のうち4.5 74個の評価

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現代の管理社会の源流となった監獄。その監視と処罰と矯正のシステムに迫る! 肉体に苦痛を与える刑から魂を罰する刑へ――監獄はどのような歴史的社会的な背景のもとで成立したのか。監獄という制度から生まれた人々を監視し管理する技術とは何か。そうした技術はなぜ学校や軍隊、工場にも及んでいくのか。国家権力の集中機構としての監獄を独得の考古学的手法を駆使して捉え、その本質と特徴を解明する。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2020/4/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/4/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 424ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4105067095
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4105067090
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.9 x 2.7 x 19.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 74個の評価

著者について

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ミッシェル・フーコー
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安く手に入って良かった。読めるだけで良かった。
2024年2月25日に日本でレビュー済み
他のフーコーの著作に比べてかなり読みやすい。ゆっくり読めば解説書の類がなくても大意はつかめるので、とりあえずフーコーを読了した、というような自己満足に終わらない。
読めば学校や会社や隣近所の人間関係といったものが、いかに監獄的な装置に支配されているのかがわかる。
だからコロナのときには本書はあちこちで引用された。監視は内面化し、権力は精神にじかにはたらくのである。
フーコーの弟子筋にあたるアガンベンが、コロナ禍での自由の放棄に警告を発し、生命軽視と非難され炎上したことは、翻ってフーコーの正しさを証明しているように思える。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、
「監視と処罰」の歴史を辿り、
「権力技術論(処罰の都市、矯正施設など)」、
「記号技術学(対象への記号体系の暗黙裡の連続化)」、
「権力力学(『人間=機械論』従順な身体、従順慣性力学)」を解剖する、
「政治解剖学」といった位置づけ書となる。

注視、論旨は、
「歴史の裏面の沈黙の声」に耳を傾け、
「狂気の目に見えぬ営み」に注視する試み、とあり、
『ラ・ファランジュ』紙の文章、
ベアス少年と裁判官のやりとり(287p)の中に潜むものが、
フーコーさんにとって共鳴度が高いとされているものである。

それは、
裁判官「分割、排除、規格化、服従強制」といった概念の対極の、
ベアス少年「従属状態を耐え忍ぶことが出来なかった生活感」であり、
以下のような、
 ・怠惰、放埒、無頓着、一切の秩序以外
 ・毎日毎日を気にせぬ人間の自由な生活、自由奔放、自発、自足
 ・無秩序の中の秩序―反規律、反訓練、人間個性の輝かしい自立自存
といった生活感である。
それは、別書の『狂気の歴史』系譜にもつながっている。

以上の詳細は本書では語られていないが、
「歴史の裏面の沈黙の声」の排除を試みるような仕組みを解剖することで、
それは現れてくる。

本書は、
1757年の身体刑(ロベール=フランソワ・ダミアン、八つ裂きの刑)から始まり、 
以下のような問いに答えるようにして、
監視と処罰の装置と仕組みを分解しながら、その形成の歴史を現代から辿っていく。
 ・「権力(利益至上社会の政治)」の為に、排除されているものは何か?
 ・「規格化形成(利益至上社会の道具)」の為の技術とは?
 ・「法律違反(者)」ではなく「非行(者)」として規格外者を構成し排除するには?
 ・「(恣意的な定義での)非行の体系的類型論」の整備とは?
 ・「極端な永続性」へ向けて、人を客体化する監視、慣性力学の仕組みとは?
 ・「身体刑による支配」と「自白」の関係性は?

全文から考察すると、
新しい時代の監獄は、すでに、
社会体のさまざまな権力と結びつき、
恣意的な都合(権力階層の永続性の為)によって根をおろし、
深部にまで組込み済みである。

現代社会は、
『1984(ジョージ・オーウェル)』のような社会構造となっており、
装置、インフラ基盤、道具、補助対策は以下である。
 ・規格化、制定、ダブルシンク、ダブルスピーク(行政法刑)
 ・監視化、服従強制客体化、孤立化、テレスクリーン(治安警察、パノプティコン=世俗)
 ・修理、再生産(病院)
 ・矯正、再生産(収容所、監獄)
 ・生産(会社、工場)
 ・輸送(交通)
 ・洗脳儀礼、規律訓練化、反放浪化、反逸脱、ニュースピーク(学校)
 (測定、制裁、検査、診断)
 (権力儀式と実験形式、力の保持)
 (学校(非行性の排除、矯正、規律訓練化))
 (病院、収容所(恣意的な規格化形成学に基づき、客体を修理))
 (恣意的な規格化形成学(人間諸科学、病理医学、心理学、教育学的な形式の学問))

上記から考察すると、
 これら暗々裏の強制権によって、客体は自らを強制従属させ、
 連続的な行動の記号体系化を通じて、権力構造に自らを組み入れ、
 様々な継承の表面(うわべ)の陰で攻囲された、その客体は多忙すぎて、
 調教されていることに気づく気力さえなく、また、
 埃のような小さな行為、思想、すべてを監視され、
 生産権力の時間概念に組み込まれ疲弊して、
 利益という歴史に呑み込まれ、権力階層化の歴史を繰り返し続けていく、と考えられ、
 監獄内と外は、もはや、さほど変わらない、

と考察することができる。
このような権力至上の土壌に対して、
フーコーさんは最後、個々の己自身へ向けて一文を投げかける。
 「この〔監禁都市の〕中心部の、しかも中心部に集められた人々こそは
  複合的な権力諸関係の結果および道具であり、
  多様な《監禁》装置によって強制服従せしめられた身体ならびに力であり、
  こうした戦略のそれじたい構成要素たる言語表現にとっての客体なのであって、
  こうした人々のなかに戦いのとどろきを聞かなければならない」
-------------------------------------------------------------------
1章 身体刑
2章 処罰
3章 規律・訓練
4章 監獄
-------------------------------------------------------------------
【諸テーマ(権力側)】
 1「権力技術論」「権力力学」を作る(権力鎖、君主臣下)
 2「規格外排除」の為の法典制定(恣意的な規格制定と規格外の排除)
 3「権力階層の永続性」に向けての仕組構造(装置、インフラ、道具、補助対策)
-------------------------------------------------------------------
【1「権力技術論」「権力力学」を作る】
 ・利益至上主義にとって有益となるようなソフトを量産する(目的)
 ・ひとりあたりのGDPを上げる為に労働を必然化する(目的の為の監禁制度)
 ・権力体系を暗黙裡に構造化する(目的の為の機械装置、権力行使兼と報酬)
 ・その為の装置とインフラ基盤を作り、量産を自動化する。(手段1)
 ・また、矯正修理の為の補助対策を用意しておく。(手段2)
 ・目的を秘密裡にする為の多様性のある労働、幻惑学問(権力=知)を用意しておく(手段3)
 1-1 規格化の為に行政法刑を制定し、それをソフトに執行する(ソフトの規格化、機械化)
 1-2 規格外は排除可能(収容所、監獄、非衣食住化)
 1-3 試験によって1に2を判断(2元論的、目印表示)

【2「規格外排除」の為の法典制定】
 ・「規格」とは何か?を決めることで「規格」と「規格外」の境界が決まる
 (境界は国の最高執行機関が恣意的な人間諸科学論に基づいて決める)
 (規格外=放浪者、浮浪者、無為怠惰、狂人規定者、反規格者、ウィルス、個人化するソフト)
 ・そぐわないもの一切を裁く(本能、情念、不具、不適応、環境遺伝)
 ・規格外の者が内部に隠しているかもしれぬ人間性をも排除

【3「権力階層の永続性」に向けての仕組構造】
 ・資本主義社会(君主)
   ∋規格外制定(処罰の正当化)(射)
   ∋処罰を社会の共通な外延に組み込む(処罰の普遍化、必然化、政治法処罰学)(射)
   ∋反逆謀叛者への粛清、制裁、残忍な懲罰(不服従者への外側からの圧制)(射)
   ∋法処罰、監視、矯正、測定、検査、診断(非行性の排除の土壌1)(射)
   ∋多様な労働職種、資本学問化(非行性の排除の土壌2、スキナー箱のハト化)(射)
   ∋規格外(臣下1、放埒、放浪者)(対象)
   ∋規格内(臣下2、成績優秀者、年収)(対象)
   ∋個々の性(狂気とされるもの)(対象)
   (規律遵守 >自由奔放)
   (規格的なもの(ノルマール)規格外(アノルマール)
   (規格への合致の制定者―裁判官、精神病医、教育家
   (恣意的な規範―整形外科医、清潔さ、高潔さ
   (強制従属の正当化―人間諸科学の恣意的な規範化、支配観察、攻囲)
   (労働(=生存条件)という餌を与え、その仕組に依存化させる)
   (ホモエコノミクスへの復興)
   (囲い込み、矯正、洗脳治療、粛清化)
   (恐怖を記憶に刻み込む装置、見世物、再記号体系化、法典の再活性化)
   (極度の残忍性、見せしめ、恥辱、生存権の支配、悔悟の念をはかせる)
   (規格化推進―組込、配分、監視、監察)
   (網目の構成要素―言語表現、生活様式、障壁、従属空間)
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二〇世紀フランスを代表する歴史家で構造主義の旗手である大学者・ミッシェル・フーコーは、本書『監獄の誕生 監視と処罰』において、かつてベンサムが提唱した一望監視装置であるパノプティコンのシステムをヒントとして、「身体刑」から「監獄刑」へ移行するプロセスを概観しつつ、「ひと」の「主体性」の脆弱さを証し立てている。タイトルは「監獄の誕生」なのだが内容的には「ひとのおわり」かもしれない。

この『監獄の誕生 Naissance de la prison』は、副題に「監視と処罰 Surveiller et punir」とあるが、仏語オリジナルでは、Surveiller et punirの方が正題であり、Naissance de la prisonの方がサブタイトルになっている。

「ひと」、この場合は「囚人」のことね、は、一望監視装置のパノプティコンという「監獄」において、「監視」され、あるいは「処罰」をされ、暗黙のルールのもとに、否応なしに均一の挙止を強いられているのである。

「監視」の有する「権力」が、「処罰」をちらつかせながら、「ひと」の身体を繋縛し、本来自由で、不羇で、そして動的であるはずの「ひと」の「主体性」を簒奪し、然る後に「ひと」に対し、それまでとは別のかたちの「主体性」を付与し、「ひと」の行動規範、コードまでをも統べてしまうのである。危うし、「ひと」の「主体性」。

これは有名な話だから、賢明なる諸兄諸姉はご存知のこととは思うが、「主体」は「sujet」というフランス語の訳語である。その「sujet」という単語には、「主体」という意義のほかに、「臣下」や「従臣」という意味もある。また「sujet」に近い言葉に「sujetion」という言葉があるが、その語の意味は「隷属」「責務」「逃れられないこと」などといったものである。そこから分かるのは、「ひと」の「主体性」あるいは「わたし」などといったものは、所詮、何らかの「制度」や「他者」との関連性によってはじめて形づくられるということである。ボーヴォアールは「ひとは女にうまれてくるのではない。女になるのだ」などとうまいことを言ったが、「ひと」もまた、初めから雄雄しい「主体性」や逞しい「自律」的「自我」を有っているわけではなく、「外」からの「力」によってはぐくまれるものなのであろうな。

またフーコーは、この『監獄の誕生』という大著において、「ひと」の「視線」が持つ「力」についても触れているのである。「視線」は「力」を有している。「ひと」は「見られること/見られているかもしれないこと」についてあまりにもナーヴァスなのである。フーコーとほぼ同世代の同じくフランスの哲学者たちも似たことを論じている。。例えばサルトルの「まなざし」も、レヴィナスの「顔」も、ラカンの「鏡」も、そういった「視線」のもてる「力」に関わるものではないだろうか。

誰かに見つめられることで「わたし」が「わたし」らしくなくなる。「わたし」の雄雄しい「主体性」はどこへ行ってしまったのか。

社会学や教育学を学ぶ人だけではなく、哲学史における「わたし」の可能性と限界を考察するのに、必読の一冊である。

※2011年5月14日追記。

この本に興味をもたれた方は、ジャック・ニコルソン主演の「カッコーの巣の上で」をご覧ください。「権力」により奪われた「わたし」を取り戻すお話です。また北川晴一『おしゃれと権力』という書物もフーコーの論考から想を得て書かれたものです。

※2011年5月19日追記。

過日私は「また『sujet』に近い言葉に『sujetion』という言葉があるが、その語の意味は『隷属』『責務』『逃れられないこと』などといったものである」と書きました。それに付け加えて、「assujetissement」という語も紹介したい。「assujetissement」という仏単語には「主体化」「隷属化」の二重の意味がございます。
107人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月29日に日本でレビュー済み
研究者にとっては、旧版とは組みが変わることで、引用などの手間は悩ましいところであろう。
旧版はこの時代によく大手版元で箱入りで、しかも布貼りで生き残っていたと逆に驚嘆すべきであろう。
そして、このタイミングで新装版が出るといういうことは、多少なりとも本へ印刷への造詣や、出版についての理解があれば、さまざま想像できることであろう。安易な批判はナンセンスであり。勉強不足も甚だしい。
私たちは読者は、前を向いてこの名著を紙で残していく支えになるべきだと考える。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 この本の読み方は様々に出来ると思う。
 読者は第一章の初文から驚かされることだろう。残酷な処刑の記述が続くことに嫌気がさすかも知れない。ここに書き出されている処刑の様は、たぶんフーコーの最も伝えたい事象であったろうと、想像するならば人間はいくらでも残酷になることが出来るということと、残酷な事象を隠蔽したいと願うものであるということが理解出来る。なぜなら現代人である私は、繰り広げられる残酷な処刑の描写に嫌悪を感じるからだ。
 章が進むにつれて、人が「よそ者(犯罪者)」に対してきわめて残酷でありながらも、無関心でいたいと願う二面性を「監獄」という特殊な「装置」を考察して行くことでフーコーは明らかにしていく。
 読者は、様々な文献や資料を駆使しするフーコーの魔術にはまって行く。翻訳も良い。
 長大な哲学の論文でありながら、まるで物語を読むように読めるのは、フーコーの魔術にはまってしまっている証拠であろう。故に読者は、冷静さを要求されるだろう。各文を吟味しながら、資料の選択に想像力を働かせながら読み進むべきだ。いうまでもないことだろうが、資料の真否についてでななく、誰がどの場面で書いたものなのかを想像する、その、想像力が必要であるといいたい。
 まるで反証しているようだが、そうではない。抜群に面白い本だと私はいいたいのだ。
60人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
周りでは読んでいる人と読んでいない人半々といった感じですが、会社員時代の経験では日本型経営の経営者に読んでもらいたいな、と思います。近代というか現代社会でいかに権力というものが発生するか、それがどういう意味を持つかの良いテキストです。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月24日に日本でレビュー済み
内容は★5つです。
今回、新装版ということで、旧版と比較した上でのレビューとなります。

・良いところ
印刷が綺麗で見やすくなった(文字が組みなおされていて、行間も調整されている)

・悪いところ
価格が高いまま(少し安くなってはいますが)
薄っぺらい安い紙になった(よれやすい)
装丁が安っぽくなった(函入布装→カヴァー装、丸背かがり綴じ→角背あじろ綴じ)
内容が変わらない(新装版用の解説はなし。)

以上。

読みやすさは評価してよいと思います。
コレクションとしては集め甲斐がないとは思いますが、これも時代でしょうか。
34人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート