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文明としてのイエ社会 ペーパーバック – 1979/8/1

5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

原イエは一族および家子、郎従(家人)、所従・下人で構成され、農耕・軍事の両機能をもつ経営体だが、上層の一族・家子以外には血縁関係がなく、一族・家子も養子制度が広汎に採用され、血縁性を超えている。また首長を嫡子が継承する系譜性は、嫡系が集団の持続と統合の象徴として際立って高く位置づけられたことに表われるとしている。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1979/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1979/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ペーパーバック ‏ : ‎ 612ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120008843
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120008849
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年12月13日に日本でレビュー済み
 本書は、日本社会における集団形成原理の最も顕著な特徴であり、なおかつ現代日本の経済発展を支えたものとしての「イエ」と、それによって構成される「イエ社会」を、歴史的かつ社会学的視点から分析する壮大な日本文明論だ。著者は日本の歴史を大胆に単純化して、二つの集団形成原理が競合しつつ交替していった過程だととらえる。二つの集団形成原理とは、血縁に基づく氏族(クラン)型集団を核とする「ウジ社会」と、日本独特の「イエ」という集団を核とする「イエ社会」である。著者によれば、平安末期から戦国時代までの五百年間にわたって、この2つのサイクルは重複しつつ徐々に「ウジ社会」から「イエ社会」へと交替したのだという。

 本書を読んだきっかけは、浅羽通明著『ナショナリズム』の「カイシャ・アズ・ナンバーワン」という章で、日本企業の持っている「イエ型集団」的特性を、日本文明の歴史的必然から生まれた肯定されるべき特殊性として賛美する本として紹介されていたことだ。しかし浅羽も述べているように、本書の突出している点は単なる日本礼賛に終わっていないところにある。最後の二つの章は経済成長という目標を喪失した後に、イエ社会の解体が始まり、ウジ社会の末期と同様の困難な時代にさしかかるという危機感に満ちた内容になっている。さらに、その危機への対応案として、脱集団主義的な新たな間柄の模索、および間柄主義的な方向への回帰という二つのシナリオが提示される。とかく批判だけに終わりやすい類書と違って建設的な議論がされていることにとても感心した。
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