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金融工学の挑戦: テクノコマース化するビジネス (中公新書 1527) 新書 – 2000/4/1
今野 浩
(著)
- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2000/4/1
- ISBN-104121015274
- ISBN-13978-4121015273
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2000/4/1)
- 発売日 : 2000/4/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 225ページ
- ISBN-10 : 4121015274
- ISBN-13 : 978-4121015273
- Amazon 売れ筋ランキング: - 733,968位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,540位一般・投資読み物 (本)
- - 2,634位中公新書
- - 64,126位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資産運用理論やデリバティブについて,最小限の平易な数式だけをつかって説明している.また,こうした理論には半分だけページをさき,のこりの半分で金融工学の歴史や著者ならではの経験をはじめとするさまざまな話題をとりあげている.サブプライム危機で問題になった住宅ローンの証券化についても平易に説明されている.たとえ数式をとばしても,えられるものはすくなくない.
2004年3月23日に日本でレビュー済み
著者の今野浩氏は、「金融工学とはなにか」を表わした刈屋武昭氏が初代会長を務めたジャフィーの2代目会長。「金融工学とはなにか」より数式が多いが、なにも恐れることはありません。最新の金融工学のエッセンスに触れるには格好の本と言えます。
是非、「金融工学とはなにか」、「金融工学、こんなに面白い」と連続して読んでいただきたい本です。磐石と信じていた日本社会の構造、特に金融がいかに規制下で安穏として存在していたか。危うい日本で自分の資産を守るにはどうするか。これらの本を読んで自分たちのレベルを高めるほかはないと思います。はい。
是非、「金融工学とはなにか」、「金融工学、こんなに面白い」と連続して読んでいただきたい本です。磐石と信じていた日本社会の構造、特に金融がいかに規制下で安穏として存在していたか。危うい日本で自分の資産を守るにはどうするか。これらの本を読んで自分たちのレベルを高めるほかはないと思います。はい。
2012年12月13日に日本でレビュー済み
2000年の本であるから、「金融工学」という先端技術を解説する本としては鮮度がかなり落ちるかもしれないが、金融工学の基本は変わらないので基本事項と歴史を知る上では今でも陳腐化していない。多少、数式が出てくるので、少しは金融工学の知識(CAPMとは何なのか程度のイメージ)がある人向きかもしれない。
曰く・・・
自然科学や工学で数学を利用するのは主として、具体的な結果を数値的に導き出して予測あるいは技術的課題を解決するためだが、社会科学で数学を利用するのは主として、理論における論理の整合性を確保し、理論的概念の意味を明確にするためである、という違いがある(竹内啓)。
日本の金融工学草創期には、エンジニアに金融アレルギーがあり、金融工学に乗り出してくる人は少なかった。昭和30年代ごろのエンジニアはニーズのあるところにはどこにでも乗り込んでいったものだが。
ハリー・マーコビッツのモデル(分散投資により収益を一定にしたままリスクを軽減できることを示すモデル)は、当初、経済学者(アカデミズム)には軽視されたが実務家からは支持された。しかし、銘柄数が増えると計算の壁に突き当たった。ウィリアム・シャープは、1960年代半ばにCAPM(資本資産評価モデル)を確立(いわゆる「ベータ」の導入)。CAPMは、マーコビッツのモデルに基礎をおきつつも、計算がシンプルな「使えるモデル」として浸透。一方、計算機技術の発展により、マーコビッツのモデルも「使えるモデル」になってきた。
ブラック=ショールズ・モデルのフィッシャー・ブラックは、タバコ嫌いで食塩すら拒否して100歳まで生きる気だったが55歳のときに癌で早世。そのせいでノーベル賞を受賞できなかった。
日本では、昔は投資信託は儲からない商品というのが定説だった。証券会社が売り損なった株を傘下の投信会社にまわして、組み合わせて、素人に売るというパターンが多かったので(ひでーな)。
銀行は、資産運用技術がないので、海外の実績ある証券会社の商品を窓口販売しているが、このビジネスの収益の多くは提携先に流れる。海外の証券会社がみんな優れているわけではないし、窓口販売やっても技術は身につかない。
シャープは、ベータ(各銘柄の市場平均ポートフォリオの変化に対する感応度)により、各銘柄の性質をシンプルにモデル化したが、どうもベータは時間によって変動している(定数ではない)。結局、この理論の正しさを統計的に検証することは難しいといわれる(ありていにいえば、ウソっぱちだったってこと?)。そこで、出てきたのがマルチファクターモデル。要は、各銘柄の収益率を市場平均収益率やらGNPやら為替レートやらの(βオンリーではない)多変数の方程式として表現するモデル。シャープが日本市場向けに作ったモデルではすでに変数66個。ベータだけのモデルに比べて格段にややこしい。
リスクの大きさは、分散などで示されるが、VaR(Value at Risk)という指標もあり、これは、たとえば、資産P(現状の価格S)がX%の確率でY円を下回らない(SがY以下になってしまう確率(リスク)は(100−X)%以下)のとき、X%のVaRはY円、のように示す。VaRの計算は正規分布を前提にしているが、現実のリスクはもっと大きい。LTCMの破綻も思ったよりVaRが大きかったことに起因する。が、それでも正規分布信仰は根強い。
ノックアウト・オプションは、資産が一定の価格帯に収まっているときに大きな利益を生むが、それをはみ出した瞬間に権利が失われるオプションで損失先送りビジネスにつかわれていた。たとえば、銀行が日経平均を対象としたノックアウト・オプションを損失を先送りしたいC社から買う。これでC社は売上を計上できる。日経平均が所定価格帯からはみ出さなければ、オプション代はそのまま利益だが、はみ出すと、オプション代以上の支出が生じると更に損失が拡大。ギャンブルだが、銀行は、リスク計算して、適正なオプション代以下で買えば儲かる確率が高い。一方、赤字決算したくないC社は傷口を広げる可能性が高い。
短期金利の確率変動を説明するモデルとして、アイトサハリアのモデルは説明力が高い。しかし、日本に適用するとバブル発生前までは当てはまりがいいが、90年代はまったく当てはまらない。それくらい90年代の低金利時代は異常。低金利になると財団法人の運営が苦しくなり、すると、財団から援助を受けている研究にもしわ寄せが来る。また、低金利は年金を破壊する。
住宅ローンの繰り上げ返済は金融機関にとってリスク。住宅ローンを証券化したとき、繰り上げ返済によって金利収入が細くなったり絶たれても、投資家にはクーポンを払い続けないといけない。そこで、いっそ、ローンから生み出されるキャッシュフローから手数料だけ抜いて、残りを投資家に直接引き渡す証券(パススルー・モーゲージ証券)が考案された。ただ、リスク移転される投資家はいやがるので、クーポンレートが高い代わりに繰り上げ返済リスクを真っ先にかぶる証券とかクーポンレートが低い代わりに繰り上げ返済リスクが及びにくい証券とかを作りながら売りさばく(サブプライムと同じ発想)。
格付け機関は格付け方法を公開していない。おそらく、かなり主観で決めている。格付け機関の権威は、1930年代の大恐慌のとき、格付けの高い企業の倒産率が低かった、という実績に由来する。とはいえ、最高レベルと最低レベルの格付けは簡単だが、中間層の格付けは難しいのではないか。うさんくさい。
株価の動きは純粋なランダムウォークではないらしい。ただ、ブラック・ショールズ方程式などはランダムウォーク仮説に立脚しており、経済理論家のあいだではランダムウォーク仮説を否定する研究を無視したいという心理が働く。
などなど。図は少ないし、縦書なので数式も読みにくいのだが、ある程度の基礎知識がある人にとってはちょうどいい難易度の金融工学本といえるかもしれない。
曰く・・・
自然科学や工学で数学を利用するのは主として、具体的な結果を数値的に導き出して予測あるいは技術的課題を解決するためだが、社会科学で数学を利用するのは主として、理論における論理の整合性を確保し、理論的概念の意味を明確にするためである、という違いがある(竹内啓)。
日本の金融工学草創期には、エンジニアに金融アレルギーがあり、金融工学に乗り出してくる人は少なかった。昭和30年代ごろのエンジニアはニーズのあるところにはどこにでも乗り込んでいったものだが。
ハリー・マーコビッツのモデル(分散投資により収益を一定にしたままリスクを軽減できることを示すモデル)は、当初、経済学者(アカデミズム)には軽視されたが実務家からは支持された。しかし、銘柄数が増えると計算の壁に突き当たった。ウィリアム・シャープは、1960年代半ばにCAPM(資本資産評価モデル)を確立(いわゆる「ベータ」の導入)。CAPMは、マーコビッツのモデルに基礎をおきつつも、計算がシンプルな「使えるモデル」として浸透。一方、計算機技術の発展により、マーコビッツのモデルも「使えるモデル」になってきた。
ブラック=ショールズ・モデルのフィッシャー・ブラックは、タバコ嫌いで食塩すら拒否して100歳まで生きる気だったが55歳のときに癌で早世。そのせいでノーベル賞を受賞できなかった。
日本では、昔は投資信託は儲からない商品というのが定説だった。証券会社が売り損なった株を傘下の投信会社にまわして、組み合わせて、素人に売るというパターンが多かったので(ひでーな)。
銀行は、資産運用技術がないので、海外の実績ある証券会社の商品を窓口販売しているが、このビジネスの収益の多くは提携先に流れる。海外の証券会社がみんな優れているわけではないし、窓口販売やっても技術は身につかない。
シャープは、ベータ(各銘柄の市場平均ポートフォリオの変化に対する感応度)により、各銘柄の性質をシンプルにモデル化したが、どうもベータは時間によって変動している(定数ではない)。結局、この理論の正しさを統計的に検証することは難しいといわれる(ありていにいえば、ウソっぱちだったってこと?)。そこで、出てきたのがマルチファクターモデル。要は、各銘柄の収益率を市場平均収益率やらGNPやら為替レートやらの(βオンリーではない)多変数の方程式として表現するモデル。シャープが日本市場向けに作ったモデルではすでに変数66個。ベータだけのモデルに比べて格段にややこしい。
リスクの大きさは、分散などで示されるが、VaR(Value at Risk)という指標もあり、これは、たとえば、資産P(現状の価格S)がX%の確率でY円を下回らない(SがY以下になってしまう確率(リスク)は(100−X)%以下)のとき、X%のVaRはY円、のように示す。VaRの計算は正規分布を前提にしているが、現実のリスクはもっと大きい。LTCMの破綻も思ったよりVaRが大きかったことに起因する。が、それでも正規分布信仰は根強い。
ノックアウト・オプションは、資産が一定の価格帯に収まっているときに大きな利益を生むが、それをはみ出した瞬間に権利が失われるオプションで損失先送りビジネスにつかわれていた。たとえば、銀行が日経平均を対象としたノックアウト・オプションを損失を先送りしたいC社から買う。これでC社は売上を計上できる。日経平均が所定価格帯からはみ出さなければ、オプション代はそのまま利益だが、はみ出すと、オプション代以上の支出が生じると更に損失が拡大。ギャンブルだが、銀行は、リスク計算して、適正なオプション代以下で買えば儲かる確率が高い。一方、赤字決算したくないC社は傷口を広げる可能性が高い。
短期金利の確率変動を説明するモデルとして、アイトサハリアのモデルは説明力が高い。しかし、日本に適用するとバブル発生前までは当てはまりがいいが、90年代はまったく当てはまらない。それくらい90年代の低金利時代は異常。低金利になると財団法人の運営が苦しくなり、すると、財団から援助を受けている研究にもしわ寄せが来る。また、低金利は年金を破壊する。
住宅ローンの繰り上げ返済は金融機関にとってリスク。住宅ローンを証券化したとき、繰り上げ返済によって金利収入が細くなったり絶たれても、投資家にはクーポンを払い続けないといけない。そこで、いっそ、ローンから生み出されるキャッシュフローから手数料だけ抜いて、残りを投資家に直接引き渡す証券(パススルー・モーゲージ証券)が考案された。ただ、リスク移転される投資家はいやがるので、クーポンレートが高い代わりに繰り上げ返済リスクを真っ先にかぶる証券とかクーポンレートが低い代わりに繰り上げ返済リスクが及びにくい証券とかを作りながら売りさばく(サブプライムと同じ発想)。
格付け機関は格付け方法を公開していない。おそらく、かなり主観で決めている。格付け機関の権威は、1930年代の大恐慌のとき、格付けの高い企業の倒産率が低かった、という実績に由来する。とはいえ、最高レベルと最低レベルの格付けは簡単だが、中間層の格付けは難しいのではないか。うさんくさい。
株価の動きは純粋なランダムウォークではないらしい。ただ、ブラック・ショールズ方程式などはランダムウォーク仮説に立脚しており、経済理論家のあいだではランダムウォーク仮説を否定する研究を無視したいという心理が働く。
などなど。図は少ないし、縦書なので数式も読みにくいのだが、ある程度の基礎知識がある人にとってはちょうどいい難易度の金融工学本といえるかもしれない。
2007年12月21日に日本でレビュー済み
東工大(当時)の今野先生による金融工学の入門書。面白い読み物としての価値が高い。オプションの仕組みなどの説明はわかりやすいものではあるが、本書が特別に優れているわけではないし、縦書きの本であることもネックとなっている。
その一方で、読み物としての面白さは僕が読んだ中では本書がダントツのNo.1である。日本における金融工学の歴史を現場で体験した(というか引っ張ってきた)著者でなければなかなか表現できない面白さだろう。昔のグラフ理論のように日本の数理ファイナンスを引っ張ってきたのが工学部の一部の研究者であること、当時の経済学部や当時の銀行の連中のダメっぷり、重箱の隅でも机上の空論でも上司の命令でもない専門的な内容を現場で体験してきた経験。ものすごく面白い。ムッチャクチャ面白い。
確か評者が本書を買ったのは、出版の少し後に著者の今野氏とお話しする機会(若造に「教えてくれ」と言ってきた!)があったのがきっかけなんだけど、今まで読んでいなかったことをかなり後悔。
その一方で、読み物としての面白さは僕が読んだ中では本書がダントツのNo.1である。日本における金融工学の歴史を現場で体験した(というか引っ張ってきた)著者でなければなかなか表現できない面白さだろう。昔のグラフ理論のように日本の数理ファイナンスを引っ張ってきたのが工学部の一部の研究者であること、当時の経済学部や当時の銀行の連中のダメっぷり、重箱の隅でも机上の空論でも上司の命令でもない専門的な内容を現場で体験してきた経験。ものすごく面白い。ムッチャクチャ面白い。
確か評者が本書を買ったのは、出版の少し後に著者の今野氏とお話しする機会(若造に「教えてくれ」と言ってきた!)があったのがきっかけなんだけど、今まで読んでいなかったことをかなり後悔。
2002年9月26日に日本でレビュー済み
本書の評価は、読者の知識レベルと、本書に何を求めるかによって分かれるだろう。
CAPMが何であるかおよそ理解しているレベルの読者にとっては、本書は良質なエッセイである。
しかし、金融工学をこれから勉強しようとしている読者に、本書が理解できるかどうかはやや疑問である。はしがきに「金融工学のエッセンスをなるべく数式に頼らず紹介することにした」とあるが、評者の経験から言えば、金融工学的な感覚は、自ら数式を展開するなどしなければ、なかなか身に付かないものである。
そのような意味で、本書は初心者には難解、中級者には知っていることは分かるが知らないことは分からないという、この類の書物の典型的な短所から免れていない。
とはいえ、エッセイと割り切ってしまえば、読んで楽しい書物である。
CAPMが何であるかおよそ理解しているレベルの読者にとっては、本書は良質なエッセイである。
しかし、金融工学をこれから勉強しようとしている読者に、本書が理解できるかどうかはやや疑問である。はしがきに「金融工学のエッセンスをなるべく数式に頼らず紹介することにした」とあるが、評者の経験から言えば、金融工学的な感覚は、自ら数式を展開するなどしなければ、なかなか身に付かないものである。
そのような意味で、本書は初心者には難解、中級者には知っていることは分かるが知らないことは分からないという、この類の書物の典型的な短所から免れていない。
とはいえ、エッセイと割り切ってしまえば、読んで楽しい書物である。
2006年8月28日に日本でレビュー済み
日本の金融工学の草分け的存在である筆者から見た、相場の世界を科学的に解明しようとする野心を燃やす人たちの紹介です。
筆者本人の金融工学を手がける経緯などもユーモラスな文体で書かれており、金融工学の研究が身近に感じられて、楽しいです。
金融工学を学ぶ人にとっては良い息抜きに、全く知らない人にはどのような人がこの分野を研究しているのかを知る手がかりになるでしょう。
また、巻末にあげられた参考文献も役に立ちます。
筆者本人の金融工学を手がける経緯などもユーモラスな文体で書かれており、金融工学の研究が身近に感じられて、楽しいです。
金融工学を学ぶ人にとっては良い息抜きに、全く知らない人にはどのような人がこの分野を研究しているのかを知る手がかりになるでしょう。
また、巻末にあげられた参考文献も役に立ちます。
2001年12月4日に日本でレビュー済み
金融工学は、いろいろ話題になっているので、著者によって、取り上げ方が様々なのはしょうがないけど、本書は、解説なのかエッセイなのか、はっきりしない。著者は、いろいろ教科書を書いているのだから、著者の立場をはっきりさせて、一貫性のある議論をしてほしかった。
2006年3月30日に日本でレビュー済み
以前「金融工学とは何か」(刈屋武昭著,岩波新書)を読んだときは,「金融工学というのはなんだかよく分からないし難しい」という印象でした.刈屋先生もこの分野の権威のようですが,読みやすさの点では本書の方が一枚上手です.金融工学をざっと知るにはよいのではないかと思います.
金融と数理工学の話ですので,話題としては硬い話です.しかし,教科書ではありませんので,非常に身近な話題を例題とし,しかもユーモアを交えて書かれており楽しく読むことができます.
また,これまで金融工学を確立してきた先人たちを紹介し,金融工学の歴史と金融全般における位置づけを明確にしていることで,何のために金融工学なる学問が存在するのかというのがよく分かりました.
金融と数理工学の話ですので,話題としては硬い話です.しかし,教科書ではありませんので,非常に身近な話題を例題とし,しかもユーモアを交えて書かれており楽しく読むことができます.
また,これまで金融工学を確立してきた先人たちを紹介し,金融工学の歴史と金融全般における位置づけを明確にしていることで,何のために金融工学なる学問が存在するのかというのがよく分かりました.