日本は、270年間の徳川時代の鎖国のあと、明治維新を経て急速に欧米列強と肩を並べるまでになりました。
その土壌は徳川時代に醸成され、脱亜入欧、富国強兵が驚異的な短期間に成し遂げられました。
江戸時代の、思想はいかなるものだったのか。
江戸時代全般をにらみつつ、包括的にコンパクトに思想の内容を紹介しています。
快速で、俯瞰するトリップ感にあふれています。
儒教、仏教、蘭学、国学、宗教など各分野に目配りされて、江戸時代の思想の豊饒さに圧倒されます。
取り上げられているのは内藤湖南、山鹿素行、大久保彦左衛門、山本常朝、鈴木正三、山崎闇斎、浅見絅斎、中江藤樹、熊沢蕃山、荻生徂徠、伊藤仁斎、貝原益軒、新井白石、二宮尊徳、安藤昌益、本居宣長、賀茂真淵、契沖、杉田玄白、富永仲基、司馬江漢、三浦梅園、海保清陵、本多利明、佐藤信淵、平田篤胤、大塩平八郎、会沢正志斎、佐藤一斎、佐久間象山、横井小楠、吉田松蔭、それに民衆宗教の如来教、天理教、金光教、富士講です。
いずれもその内容エッセンス、背景、影響が描かれています。
江戸思想史の、入門書として優れていると思います。
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江戸の思想史: 人物・方法・連環 (中公新書 2097) 新書 – 2011/2/25
田尻 祐一郎
(著)
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- ISBN-104121020979
- ISBN-13978-4121020970
- 出版社中央公論新社
- 発売日2011/2/25
- 言語日本語
- 寸法11 x 1.2 x 17.5 cm
- 本の長さ239ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2011/2/25)
- 発売日 : 2011/2/25
- 言語 : 日本語
- 新書 : 239ページ
- ISBN-10 : 4121020979
- ISBN-13 : 978-4121020970
- 寸法 : 11 x 1.2 x 17.5 cm
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このような本誰が読むのか?よくぞ出版してくれたと思います。
目的以外の収穫がありました。
目的以外の収穫がありました。
2015年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思想。
辞書を引くと、「人生や社会についての一つのまとまった考え・意見」とか「哲学で、考えることによって得られた、体系的にまとまっている意識の内容」などと出ている。
人間、多かれ少なかれ、誰もが思想というものを持っているが、それを理論的に説明できる人はあまりいない。
もしかしたら、思想家と呼ばれる人達ですら、難しいのかもしれない。
それでも何とかそれを体系的・理論的にまとめようとした人達が、社会に様々な影響、というよりも問題提起をしてきて、思想というのは脈々と繋がれてきたように感じる。
思想と哲学・宗教というものは密接に関係していると思う。
思想というものは、科学の進歩とは違い、技術的なものではない。
その時代・その社会において、人が生きるという過程の中で誰もが思いうる精神的な疑問に答えを出そうとすること。
そんな気がする。
はっきり言って、この本で述べられていることの半分も理解できていないが、一応思ったことを書いてみる。
江戸時代を通して、人々の規範となったのは儒教、その中でも特に朱子学。
朱子学は封建制、つまり身分制度(いわゆる士農工商)といったある種選民的・排他的思考を軸としている。
時代が進むとその朱子学を批判する国学というものが勃興。
朱子学はもともと中国で生まれたものだが、国学は日本古来からの伝統や言葉を大事にしようという考え方。
それが進むといわゆる「皇国」日本こそ、世界の頂点に立つべき国であるという考え方が生まれてくる。
また、同じころには蘭学が日本で盛んになる。
「解体新書」に始まる蘭学は、医学に留まらず、西洋の開明的な考え方を日本にもたらした。
朱子学・国学・蘭学が大きな思想的潮流になり、人々の思想を形成していく。
面白いことに、排他的なはずの朱子学者は、幕末になると西洋の考え方を受け入れる人が多く出てくる。
外国の良いところを取り入れてもいいじゃないという横井小楠や佐久間象山といった人がいい例。
国学は「皇国」日本が一番ですからそのようにはならない。
朱子学と国学が結びつくケースもあり、それがいわゆる水戸学、ひいては尊王攘夷思想になっていく。
でもこれまた面白いことに、開国派であった幕府が敗れ、もともと尊王攘夷派であった薩長他雄藩が勝利して明治維新が起こるが、明治政府は一転して開国・西洋文明の吸収という路線を取る。
現実的にはそうするしかなかったから。
その後も第2次世界大戦までは、朱子学的規範をもとに、蘭学的な現実的な進歩路線(富国強兵)を取りながら、国学的皇国思想を肥大させていく。
そして敗戦により一度全てがご破算となるわけだ。
しかし、今も江戸時代に発展した思想が無くなってしまったわけではない。
先祖を祭ったり、親孝行したりという儒教的感覚、神社に初詣に行き神様にお祈りしたり天皇陛下を敬うという国学的感覚、そして民主主義の形成という蘭学的感覚を僕らは持ち合わせている。
思想というのは元々、人と人の繋がり方を意識の根底に置いているように感じる。
人と人、個人間の繋がりをさらに大局的にしていくと社会生活になり、それが政治になり、国家という枠組みでの処し方に繋がる。
江戸時代でも人類皆平等、尊卑の差、身分の差などないと唱えた人も大勢いる。
これは、いつの時代も理想として語られる考え方なのですが、現実は(今も)そのような世界にはなっていない。
しかし、思想というものを人々が考えていくことは決して無駄ではないだろう。
辞書を引くと、「人生や社会についての一つのまとまった考え・意見」とか「哲学で、考えることによって得られた、体系的にまとまっている意識の内容」などと出ている。
人間、多かれ少なかれ、誰もが思想というものを持っているが、それを理論的に説明できる人はあまりいない。
もしかしたら、思想家と呼ばれる人達ですら、難しいのかもしれない。
それでも何とかそれを体系的・理論的にまとめようとした人達が、社会に様々な影響、というよりも問題提起をしてきて、思想というのは脈々と繋がれてきたように感じる。
思想と哲学・宗教というものは密接に関係していると思う。
思想というものは、科学の進歩とは違い、技術的なものではない。
その時代・その社会において、人が生きるという過程の中で誰もが思いうる精神的な疑問に答えを出そうとすること。
そんな気がする。
はっきり言って、この本で述べられていることの半分も理解できていないが、一応思ったことを書いてみる。
江戸時代を通して、人々の規範となったのは儒教、その中でも特に朱子学。
朱子学は封建制、つまり身分制度(いわゆる士農工商)といったある種選民的・排他的思考を軸としている。
時代が進むとその朱子学を批判する国学というものが勃興。
朱子学はもともと中国で生まれたものだが、国学は日本古来からの伝統や言葉を大事にしようという考え方。
それが進むといわゆる「皇国」日本こそ、世界の頂点に立つべき国であるという考え方が生まれてくる。
また、同じころには蘭学が日本で盛んになる。
「解体新書」に始まる蘭学は、医学に留まらず、西洋の開明的な考え方を日本にもたらした。
朱子学・国学・蘭学が大きな思想的潮流になり、人々の思想を形成していく。
面白いことに、排他的なはずの朱子学者は、幕末になると西洋の考え方を受け入れる人が多く出てくる。
外国の良いところを取り入れてもいいじゃないという横井小楠や佐久間象山といった人がいい例。
国学は「皇国」日本が一番ですからそのようにはならない。
朱子学と国学が結びつくケースもあり、それがいわゆる水戸学、ひいては尊王攘夷思想になっていく。
でもこれまた面白いことに、開国派であった幕府が敗れ、もともと尊王攘夷派であった薩長他雄藩が勝利して明治維新が起こるが、明治政府は一転して開国・西洋文明の吸収という路線を取る。
現実的にはそうするしかなかったから。
その後も第2次世界大戦までは、朱子学的規範をもとに、蘭学的な現実的な進歩路線(富国強兵)を取りながら、国学的皇国思想を肥大させていく。
そして敗戦により一度全てがご破算となるわけだ。
しかし、今も江戸時代に発展した思想が無くなってしまったわけではない。
先祖を祭ったり、親孝行したりという儒教的感覚、神社に初詣に行き神様にお祈りしたり天皇陛下を敬うという国学的感覚、そして民主主義の形成という蘭学的感覚を僕らは持ち合わせている。
思想というのは元々、人と人の繋がり方を意識の根底に置いているように感じる。
人と人、個人間の繋がりをさらに大局的にしていくと社会生活になり、それが政治になり、国家という枠組みでの処し方に繋がる。
江戸時代でも人類皆平等、尊卑の差、身分の差などないと唱えた人も大勢いる。
これは、いつの時代も理想として語られる考え方なのですが、現実は(今も)そのような世界にはなっていない。
しかし、思想というものを人々が考えていくことは決して無駄ではないだろう。
2020年12月20日に日本でレビュー済み
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大変分かり易い。
2020年8月21日に日本でレビュー済み
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多くの方が入門書として好評価をされていますので、購入。時代を大きく俯瞰し、その中で荻生徂徠を始めとする代表的な思想家について知りたかったのですが、そうはなっていません。多くの思想家を、分野ごとに束ねて概要を説明する形になっています。そのため新書という限られた分量もあって、時代評価がなされず、個々についても内容は薄いです。自分の動機には合いませんでした。事前のチェックが必要でしたね。
2016年1月26日に日本でレビュー済み
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根本的に探求している。哲学的な深さもあって面白い。日本人の様々な探究心が交錯する。医学、薬学、航海学、測量学、経済学、建築・土木学などが芽生えてくる。つまり、学問的な探究心が盛んになった時代である。武力や権力で押さえ込めば解決できたものから、合理的で理論的な解決策を模索している時代でもある。
2014年3月2日に日本でレビュー済み
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江戸時代全般をにらみつつ、思想家たちに寄り添いながらその思想の内容を、まさに彼らが悩んだ「問題」に即して叙述した本です。実際には江戸思想史といっても取り上げるべき人物は多くまた説明すれば多くの紙幅を必要としますので、新書一冊ではもちろん「さわり」を見るに過ぎません。しかし、ここに紹介される思想家や思想は実に興味深くまた一部は刺激的で、この本をきっかけにどんどんこの分野を勉強しようという気にさせてくれます。入門書として大変結構ではないでしょうか。若干例を挙げますと、伊東仁斎と荻生徂徠とに私は興味引かれます。本家中国における儒教の展開は朱子学の官学化によって硬直化・固定化してしまいますが、日本において本源的にそして深くもあり広くもある思索がなされていたのでありますねぇ。政治の場における経世済民ももとより、人間とはいかなる存在かという問題にも日本流に応えを出していたわけで、本家中国よりも遥かに柔軟で優れているのではないでしょうかねぇ。一種の感動をすら覚えた次第です。著者の叙述は大変に読みやすく、初学者にも理解しやすい、いい出来だと思います。たいへんためになりました。
2020年6月1日に日本でレビュー済み
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何といっても、簡して要を得ている記述であること。安藤昌益にしても、よくわかる説明であったし、思想家相互の関連を述べている点も引き付けられた。思想史というのは、大体がどこか抜けていて、相互の関連が分からず、羅列に終わることが多いと思うが、この本はそういう羅列ではない。欲を言えば、京都発祥の神道家賀茂則清(梅辻則清)を京都の石田梅岩と関連した記述が欲しかった。これは私が京都に住んでいるので、則清の新しい側面を考えているからなのだが、ことにコロナ以後の世界における思想的意味があるかもしれないと思うからなのである。