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宗教人類学 単行本 – 1984/9/1

4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京大学出版会 (1984/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1984/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 339ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4130120174
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4130120173
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 2個の評価

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吉田 禎吾
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年1月27日に日本でレビュー済み
宗教という分野を人類学的に考察すると、どういうことになるか----。
本書はいわば、宗教分野に関する人類学の論考としては教科書的な存在であり、
構造、機能、構造-機能主義などの分析概念(ツール)で宗教概念を包絡したものでしょう。
文化人類学では、フィールド調査をもとにエスノグラフィ(民族誌)をかきますが、
その際に宗教現象も文化のコアとの関係上、相関的、並立的なかたちで検討・記載され、
文化から一定の制約を受けている、と考えるので、いきおい宗教と文化の関係を問い、
またその機能を考えることになりますが、近年の人類学の潮流に照らせば、
それはむしろ宗教的表象を象徴として捉え、その文化的意味を再考することにもなるでしょう。
アフリカのヌアー社会にしても同じことであり、トーテムとタブーの歴史もまた、
近交禁忌がなぜ起こったのかと問いつつ、宗教概念を包絡するでしょう。

因みに、他のいくつかの類書を参照すると、次のような宗教概念が浮上してきます。
即ち、基底的な制約力(フォース)と、マナなど根源的な解放力(リベル)。
一方、日常性の中の非日常性(狂気)として境界領域を反転させたり、常識をずらしたりする機能を担うとともに、
多様性の中の一様性として諸個人や集団にとっての統合契機となるなど、
個や社会の存立基盤たりえている点が窺えます。

そうした宗教の素顔というかあり方の中で、例えば農村における豊饒性の祭礼も、
都市における祝祭的な儀礼もまた同時に理解されてくると考えられ、
その意味で宗教は両義性や複眼思考の原理たりえているのだと思います。
この際、宗教人類学に関する著作を何冊かよまれたら、
ついでに山口昌男の『文化の詩学』(象徴人類学)や、
柳田国男の『都市と農村』(都市人類学)などもおすすめです。
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