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埴谷雄高独白死霊の世界 単行本 – 1997/7/1

4.6 5つ星のうち4.6 4個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

未完の作品となった「死霊」で、作者は何を語ろうとしているのか。NHK・ETV特集のために、「死霊」の自己解説とともに、文学や哲学、戦争・政治・革命、人間存在と宇宙について熱烈に語った、埴谷雄高の「遺書」。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (1997/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1997/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 316ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4140052775
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4140052778
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 4個の評価

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埴谷 雄高
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2018年3月20日に日本でレビュー済み
未完の大作である戦後最大の問題作「死霊」
残念なことに全12章のうち9章で未完のまま終わっている。
主人公の三輪与志をはじめとする重要人物がこの作品には四人登場して、
それぞれが「無限大の苦悩」を抱え込み形而上的世界へと読者を誘なう日本文学史上における最高傑作と言えよう。
そんな、「死霊の世界」を作者たる埴谷雄高氏みずからが語るのだから、こんなに魅力的な書物はまたとなく貴重なものだと思う。

三輪与志の「虚体」三輪高志の「自分一人で成し遂げられなければならない革命」
そして矢場徹吾の語る「未出現宇宙」
それぞれがそれぞれ皆「無限」なるものに取り憑かれたかのごとく彷徨するさまは、
実に読者を無限大の思索へと誘い込む。

「自同律の不快」とか、結構難解な用語が登場するこの物語世界は実は「宗教哲学文学」であることに気がついた人は何人いるだろうか?

これは余談だが、もうひとりこの作品には重要人物が登場する。
それは三輪与志の高等学校時代からの友人であり、唯一の理解者である黒川健吉である。
彼もまた、「屋根裏部屋の思索者」として一見すると「何を考えているのか?わからない」
奇妙な青年だが、わたしは個人的に黒川の意外と友人思いで、孤独を愛するしかし同時に「やさしい人物像」が好きである。

さまざまな憶測が憶測を呼び、いまだに解決しないいくつかの問題を含みつつも、
やはり文学史上最大の傑作ということで、
それを作者が語るのだから、こんなに魅力的かつ貴重な書物はまたとない未来への遺産となるに違いない
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月22日に日本でレビュー済み
この本の中で、埴谷氏は自分自身について、釈尊の境地を到底理解できない、およばないというようなニュアンスで告白していますが、そうであれば何故死霊を書き出したのだろうかと、疑問を感じました。(書き出したら、手に余ってしまったのかな?)埴谷氏が理解できないものを書いた本(言いたいことがあるようでないような)を読む気にはなれなくなりました。そういう意味では、とても参考になった気がします。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前から欲しかったのですが、思い通りの商品で満足できる内容でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年10月12日に日本でレビュー済み
亡くなる少し前に死霊を中心にしてインタビューされた
NHKの番組を文章化したもの。
作家というのは得てして話しべたで
特に哲学者ともなるとそういう傾向が強い印象であるが、
埴谷は違う。
むしろ話言葉の方が感情にあふれていて
魅力があったりもする。
「くだらない死にたくないもあるけれど
とってもいい死にたくないもあるのです」
「死んだものに代わってその分まで
俺が考え抜いてやる」
数々の魅力的な言葉がそのまま耳にこびりついている。
そして眼からでる眼光、ただものではない。
できたらビデオをそのまま見る方をおすすめしたい。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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