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なるほどの対話 単行本 – 2002/4/25
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- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2002/4/25
- ISBN-104140053763
- ISBN-13978-4140053768
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2002/4/25)
- 発売日 : 2002/4/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 294ページ
- ISBN-10 : 4140053763
- ISBN-13 : 978-4140053768
- Amazon 売れ筋ランキング: - 105,105位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 122位論文集・講演集・対談集
- - 12,263位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
(1928-2007)兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。
日本のユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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吉本さんが自分と同年代ということもあってか、この対談はさらにそんな気を強くする。
20年くらいの前の対談だけれど、わたし自身が当時ひっかかっていたことも話題にあがっていて面白く読めた。
冒頭、吉本さんが「対談をするにあたって、実は何も準備してきていないんです。」と言っていて、彼女のボールは確かに配球は意識しない、でも、しっかりとしたストレートだった。
それを河合さんがさらっと見逃したり、軽いスイングで打ち返しつつ、時にキャッチャーになってガッチリ受け止めたりしている。
こういった本を読んでいると、いつもはある人と周りとの関係性のことを考えるのだが、今回は関係性の中の自分、というものに思いが及んだ。
お二人とも趣味がフルート演奏で、フルート演奏をしている/に向かう時の気持ちの話が面白かったからかな。
ここのところ、周りに合わせることに疲れていたけど、お二人の対話を読みながら、少し自分のことを考えることができた。
吉本ばななの執筆の動機や目的的なことも書かれており、とても興味深く読めました。
それから、あとがきで河合隼雄自身も言っていますが、彼が珍しくよくしゃべっています。
対談終盤につれて抽象的な内容になり、比較的難しかったです。(わかる人にはわかるような。"ばなな節"。) 読了後も何度か読み直したいと思えるような深い内容でした。
「日本的しがらみというのは何かの役に立っているんでしょうか」と吉本さんが聞く。
「やっぱり能力のない人を支えている強力な武器でしょうね」と河合先生が答える。
確かに、傷ついた仲間を見つけると総動員でおせっかいが始まる。
甘えてないで自分の足で立て!と、言うと総スカンに合う。
そして問うべき問題点を曖昧にする。
総動員から外れると、生きにくくなる。
「昔はよかったか、しがらみをきっちゃえか」と吉本さんは話す。
「その真ん中に、ちょうどいい線があるんだけど、
僕はそれをいうためにすごい苦労をしている」と河合先生が言う。
そうかぁ、「その真ん中」かぁ....
二者択一で考えちゃうから、「生きにくい」のかぁ。
けれど、重さがしっかりとある。
ナバホのお話も読めて、嬉しい。
ばななさんが少し、生徒のような印象で
初々しいです。
アムリタが読みたくなります。
読んで良かった本。
気軽に読め、写真も装丁も内容も、穏やかでほのぼのとしていて、癒されます。
しかし、この本によれば、ヒーリング(癒し)とは、リラックスのことで、真の癒し(治る、ということ)とは、心地よいだけではなく、
「痛い目に遭って、ぎりぎりのところで残ったものがヒーリング」(吉本ばななさん)ということをおっしゃってます。
一般に「自己実現」といわれていることは、実は「他己実現」のことだ、自分のしたいことをする、カッコイイことが自己実現ではない、(河合隼雄さん)というのも、おもしろい。
でも、今どきは「キャラ」が決まっていて、判りやすくて、誰もが認める成功 (これらが、河合隼雄さんのいう「他己実現」なのでしょうが)という方が、自分も他人も「生きやすく」はありませんでしょうか?
というところの、発想の転換というか、小説家と心理療法家の深いところなのかと思います。
河合隼雄さんのユーモア(笑い話)と、ご自身のエピソードで語られる実は深ーい文化論も楽しい。
虐待ではなくて、「無関心」(自分の子供に対する)、という話も今現在でも通じるものがあるような気がします。
「一生懸命なようで無関心」、「手を掛けずにお金を掛けて済む無関心」、「普通の良い家庭なのに無関心」、つまり、大人が大人でない、大人になれない大人、でも、大人の「基準」がもう社会にはなくなっているのでわかりづらい、という話。
そういう無関心な大人の家庭に育った子供は 「不可解なヘンなことをドカーンとやる場合が多い」、って、ドカーンが具体的には謎ですが、愛されない辛さ、とでもいうものを抱えた中高生がイメージされます。
題名の「なるほどの~」のいわれは、笑ってしまった。
小説じゃないので、ネタバレにはならないと思いますが、河合隼雄さんは奥さんに 「あなたは『なるほど』言うて、だいぶ金儲けしている」(関西弁!)といわれるそうです。
(おふたりとも、聞き役が多いそうです。河合隼雄さんは仕事で。ばななさんは書く方が得意!?)
素人がおしゃべりしただけでは、こんな一冊の本にはならないでしょう。
そういう意味でも、「なるほど」。
お二方とも、もう20年も前の一時期に何冊かを夢中で読みましたが、「河合先生」は亡くなってしまわれて、改めて懐かく、寂しく、いろいろ発見のある楽しい読書タイムになりました。
対談のセッティングされた、京都の「町屋」というのにも泊まってみたくなりました。
少しシビアな内容もユーモアで包むことですぅっと入ってきます。
ばななさんの小説家としての生き方や苦悩等とても切実に伝わってきました。
お二人の優しい会話がほのぼの幸せな気分になります⭐
そしてまさに、なるほどの対話ですね!